H3-VRレビュー(2)喫茶店で環境音を録る

千葉の中途半端な田舎町の駅前ですが、SEIKODOという喫茶店があり、ここのコーヒーが非常に美味しいのですよ。もちろん自家焙煎、店主の気合が伺える。ここでH3-VRのテスト中なんだ。

H3-VRを持ち出して遊び中

店中、焙煎機の音であふれている。BGMは小さめ。
ここで環境音の録音テストをしている。
どのくらいのゲイン(マイクボリューム)がいいのか、キーボードを叩く音とのバランスなど、映画の録音を想定して実験中。

H3-VRは机の上に置いて録音しても気にならないね

さて、実際に録音を始めているけど、なんとも言えない可愛いボディーなので、みんな気にならないみたい。アロマポットみたいに見えるなぁ。
これまで、いろいろなマイクを使ってきたけど、これほど環境に馴染むマイクも珍しいですね。
普通のマイクは、棒状なので、録る向きが気になるというか、マイクを向けられている方向が分かっちゃうので、それが場の空気を緊張させるんだけど、H3-VRは全然大丈夫だなぁ。これもマイクとしては面白いと思いますね。

H3-VRは本当に人間の耳で聞いているのに近いぞ

さて、環境音をいろいろ録ってみて感じているのは、人間の耳で聞いているのに本当に近いということ(バイノーラル再生)。おそらく、ノイズレスだからだと思います。
マイクゲイン(マイクボリューム)をどのくらいにするかが、録音の最重要なポイントなのですが、ノイズが少ないので、環境に応じた好きなゲインにできるのが嬉しいですね。
他のZOOM製品のマイクゲインは、ボリュームのメモリで6〜7割くらいが美味しいのですが、たぶん、このマイクもマイクゲインで60〜70がいいのでしょうねぇ。60だと環境ノイズが-36dB以下になるので、編集時に取り除くのが楽です。この状態でマイクから50cmでの人の会話がピーク-6dBくらいになるので、ちょうどいい感じです。
上の写真はゲイン80と相当大きなボリュームになっていますが、自然な感じで録れています。

H3-VRは自立するのがいい

さて、実施に街中で使っていて一番良いと思ったのは、マイク自体が自立しているということです。普通のバイクだとスタンドが必要だし、マイク付きレコーダーでもやはりスタンドが必要です。これが意外に人の目を引くのと、録音の妨げになります。先ほども書きましたが、マイクの方向が録音には重要になるので、何を録るのかをはっきりさせないといい音が録れません。しかし、H3-VRの場合には、ただ机の上に置いておくだけでなんでも綺麗に録れます。狙いは後(編集)で決めればいいのです。これは非常に有難い!

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