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小説『酒を飲む酒』が売れているなぁ

2013年1月3日に出版した『酒を飲む酒1』がジワジワと売れている。ありがたいことですな。
賛否両論の分かれる作品で、ハマる人はハマるという感じですかね。
7年経って、今一度見直そうかな。
万人うけするようなすっきり感がないという自覚があって、その部分をもうちょっとテクニックを入れた方がいいと思い始めているんだ。

まぁ、新しい作品として書き直すのも面白いかな。


この辺りが電子書籍のいいところというか、いわゆる初版から版を重ねて中身が変わるというのが簡単にできるわけですな。

テクニック的には、主人公の背景をもう少し書き込んで、ラストシーンへの仕込みをもう少しわかりやすくした方がいいかしらん。

不倫文学を思考中

2chやそれをまとめたYouTubeに、不倫をテーマにしたものがたくさんある。いわゆる住人たちが、不倫された投稿者にアドバイスをしたり、悩みを聞いたりして、不倫した相手やそのパートナーに復讐を遂げるというようなものだ。

キーワード『徹底的に制裁』

一番多いのが、『不倫している妻』と『間男』で、真面目な夫がある日、貞淑な妻の不倫に気づくというもの。不倫現場を見てしまう、自宅で妻が間男とやっているのに遭遇というのが人気のテーマだ。
探偵を使って証拠を集めて、不倫妻と間男から多額の慰謝料を取り、それに留まらず、間男の会社や家族に証拠を見せて、社会的に抹殺するまで制裁の手を緩めない。
かつての経験者たちが、具体的な行動を指示し、法的な問題もどんどんクリアしていき、最終的には不倫妻と間男を借金地獄へ叩き込むというのが人気であり、定番になっている。

それらを読んでいると、確かに痛快だし、不倫されることがその人間の人生を大きく狂わせることもわかる。
しかし、どこか中二病のように見える。不倫された男たちの情けないまでの動揺、落胆、恨み。どう見ても恋愛初心者の陥る『失恋』なのだ。大人の恋愛ではない。
2chと童貞の親和性が高いことはよく知られている。
その延長線上に『(不倫)サレ夫』が見え隠れする。

つまり、僕の周りで見聞きする『不倫』とはどうも違う。
ほとんどの不倫が、相手を殺すことを考えるほど深刻ではないし、シタ、サレタというのが、ありふれていて、まぁ、どうでもいいくらいの話が多いのだ。

しかし、不倫のイザコザは面白い。
もっと研究を進めていきたい。