連続映画の構成にはマインドマップ

さてはて、もう何ヶ月も映画台本に関わっているんだけど、なかなかのかけませんな。
製作委員会の構成が変わったり、関係する芸能プロダクションが入れ替わったりで、出てもらう役者も大幅に変わってしまって、何度も作り直しになっています。

全部で6本作る映画、中身は12話構成

さて、そもそものプロジェクトですが3年間で6本の映画を作り、各作品は前編後編の2話構成。つまり、全部で12話の連続ドラマ形式です。

登場人物も30人くらいになるはずで、それを全部台本に作りこまなければならないというのが僕に与えられてたテーマなんです。

もともとポメラDM200のアウトラインプロセッサで書いてきたんですが、さすがに構成しきれません。そこで、おなじみのScrivenerに切り替えて書いているのですが、これでも全体像をつかむのが難しいのです。

そのくらい、入り組んじゃっているんですね。まとめ上げるにはScrivenerがいいんですけどね。

マインドマップを使うことに

さて、こういった複雑な構成の作品には、マインドマップが適しているというのをすっかり忘れていて、久しぶりにマインドマップを取り出しました。出資関係での必要事項(絶対に取り扱わないといけない名産品や人物)を書き出して、次に、それを12話にどう振り分けるか、なんとなく書き込んでおきます。

次に、登場人物の役割分担を書き出してみます。というか、職業分けです。
こうすることで、どこで誰が何をするかというのが、なんとなく見えてきます。

ストーリーには縦糸と横糸があって、横糸というのは名産品など必ず登場するもの、縦糸は主人公や相手役などのストーリーを進める役目です。

こうやって進めている

横糸になる必須事項の一覧と大まかな人間関係を作って、登場人物の一覧表を作っていきます。
こうすることで、全体像がなんとなくできてきました。

次に、映画6本分の題名を作ります。これは、僕の『実用本の書き方』と同じで、6本全部を1つの書籍と考えて、6章に分ける作業です。次に各章を2つの見出しに分けます。さらにそれを4〜5のテーマに分けます。

これで12話がだいだい出来上がります。

マインドマップで伏線を張る

さて、12話分が抱いたできたら、そこに登場する人々の大まかな目的を作ります。例えば『由紀23歳は年の離れた浜津(45歳)と結婚したいと思う』なんてことです。もうちょっと言うと、最終話で『2人が結婚する』とします。じゃあ、どこでこの2人は恋に落ちるのか、という通過点が必要となります。これが伏線になるわけです。

伏線を張るのは、まさにマインドマップの得意とするところで、遠く離れたストーリー間に線を引いていくことによって、どこに伏線を張るべきかみえてくるのです。

出来上がったマインドマップは、箇条書きでWordなどに書き出せますから、それをScrivenerで仕上げていけばいいということです。DM200で書いてもいいですね。

ラジオ番組収録のシステムを見直すぞ

福島エフエムのレギュラー番組「ふっくん布川の『光リアル道』」の収録のシステムを大幅に見直すことにしたんだ。

これまでは、ZOOMのF8nで録って、それをMacで編集していた。
映画撮影用に最適化しているマルチトラックレコーダーF8nは、様々なバックアップ機能があって、収録の失敗が最小限にすることができる一方で、直感的な操作が難しいのと、ラジオや音楽演奏を収録する時に必要な機能がほとんど搭載されていない。

ZOOM H6をオーディオインターフェースに

ZOOM社から、非常にコンパクトな4+2チャンネルのレコーダーが発売されている。H8nを使う前には、H6で映画の録音をしていた。

このH6はもともと音楽用に作られていて、音楽用のフィルターも入っている。操作は非常にシンプルで、録音技師でなくても使えるのが特徴だ。
ラジオ収録では、最大で6本のマイクを使うので、最低でも6チャンネルの入力が必要となるが、H6は4チャンネル+オプションで2チャンネルの合計6チャンネルの入力を備えている。
このH6をパソコンにつなぐと、パソコンに6チャンネルの音を送る(オーディオインターフェースにする)ことができて、音楽編集アプリで同時録音も可能だ。ただ、残念なことにパソコンのオーディオインターフェースにするとH6自体のSDカード収録はできない。

収録時の声量変化に応じるには?

ラジオ収録では、出演者が自由に喋るので、マイクワークが非常に困難になる。マイクワークというのは、しゃべり手の声量に応じてマイクの距離を調整する事だが、基本的には固定マイクなので、映画の録音のように録音技師がマイクを近づけたり話したりする事ができない。

声量はミキサー(H6やF8n)のボリュームで随時調整することになるのだが、これが非常に難しい。6人も同時に喋る場合には、調整が追いつかないこともしばしば。そこで、収録後の編集時に調整し直すことになるのだが、これが非常に時間のかかる作業となる。

実際にはコンプレッサというフィルターを使って自動調整するのだが、手間であることは事実だ。そういった後処理を極力減らすのが編集時間を節約する事になると同時に、音質を下げないためのポイントにもなる。

H6の入力コンプレッサが優秀

そこで、収録時にコンプレッサをかけてしまうのが、録音スタジオの当たり前なのだが、F8nにはコンプレッサが入っていないので、今回からH6を使ってコンプレッサを収録時にかけておくというのが、今回のシステムの見直しの目的だ。

H6には簡易のコンプレッサが入っていて、「普通」「ボーカル」「ドラム」の3種類のプリセットが用意されている。コンプレッサというのは、小さな音はボリュームを上げ、大きい音は上げるというのを自動的に行うものだ。その係具合が3種類よういされているのだ。

実験的に使ってみたところ「普通」にして収録すると、おそらくラジオでちょうど良い感じになると思われる。

明日が収録日で、ふっくんこと布川さんの番組を録音する。楽しみである。

USB電源アダプタはどれがいいか?

携帯できるUSB電源アダプタは、一体どれが良いのかって疑問になって電圧電流計を購入して比較しているんだ。

コンビニの2.4A仕様はここがダメ

最近はコンビニでもUSB電源アダプタが買えますな。
ぼくも、出先で困って買ったことがあるんだ。

USBが二個口のものが主流で、ここがポイント。
二個口で各2.4Aというのと、合計2.4Aというのがあって、後者はダメ。
これは1つだけ繋いだ時に2.4Aなのかと思ったら、各1.2Aしか出ないんだ。
実際には1A弱程度の充電しかできない。つまり、高速充電じゃない。つまり、僕がコンビニで買った2.4A仕様ってのは、ダメダメ充電器だったんだ。

二個口で各2.4A仕様を買おう

それに対して各2.4Aで合計4.8Aっていうのがあるんだ。これだと高速充電ができる。
ところが、実際に計測してみると、2.4A仕様でも流れる電流は1.5A〜1.64Aくらい。製品によって、最大で流量が違うぞ。つまり、充電時間が1割くらい差が出る。このあたりは、実はケーブルの良し悪しもかなり関わってくる。ダメなケーブルだと電流が小さくなっちゃう。

iPhone Xの充電で比べてみると、サイズ的に比較的優秀なのはANKERの『POWER PORT mini』で、コンスタントに1.5Aくらいで充電できる。
もっとも充電量が大きかったのが、同じくANKERの『24W 2-Port USB Charger』で1.64Aで充電できた。ただし、かなりでかい。

一個口なんだけど、AppleのiPad Pro 12.9に付いてきた電源アダプタも1.64Aで充電可能。

同じく一個口なんだけど、Appleの古いiPhone用の純正の小さなアダプタは1.3A程度で充電可能。定格は1Aなんだけど結構優秀だ。

どれを持ち歩く?

さて持ち歩きにどれを選ぶべきか。2つの機器を同時に充電するかどうかで違うんだけど、ANKERの『POWER PORT mini』がベター。

ちょっとでも充電時間を短くしたいとなると、でかいけどANKERの『24W 2-Port USB Charger』があれば安心。おそらく、僕の手持ちのアダプタの中では最も高速充電になる。

一方で、モバイルバッテリーを携行していて、移動中にはモバイルバッテリーで充電するという人もいるんじゃないかしら。そうなると、コンセントから充電するのはモバイルバッテリーだけという人もいるかも。そんな場合には、サイズ優先でApple純正の小さな充電器ってのも選択肢に入ってくるかも。

さて、1.64Aと1.5Aでほとんど一緒じゃん、とお思いの方がいるかもしれません。ところが容量が大きいモバイルバッテリー、例えば24000mAhとかiPad Pro 12.9″だと充電時間が20分以上も違って来ます。なんちゃって2.4A充電器の場合には1時間以上の差が出ちゃう。

ということで、ちゃんとした充電器を使いましょうってことでした!

追記

電流量ですが、iPadのバッテリーが空の状態から充電すると、コンビニの充電器を含めて(古いiPhone用を除く)、全機種で2.3Aが流れました。ただ、途中からは上記の結果となります。

中華製FFヒーターと断熱の関係

昨日は関東でも雪が積もり、自宅の千葉でも氷点下を記録。
その寒さで、ご自宅駐車場で車中泊してみました。

断熱がポイント

さすが5kWのヒーターなので、熱量は十分。熱気ムンムンなんです。
でも、どこからか凍った空気が流れてきます。
運転席の窓。

ああ、FFヒーターがどれだけ大きな出力で、これじゃダメ。
と言いつつ、そちらを塞いで断熱するも、今度は暑過ぎてゆだっちゃう。

結局、スライドドアをちょっと開けて外気を取り入れてちょうどいい感じ。
難しいですねぇ、暖房は。

熱風は温度が高く量も多い。ということで、床暖房みたいに、どこかを温めてから室内へ流す方がいいだろうなぁ。

台本が進まないのでScrivenerで書いてみよう

難産の映画台本が進まないので、執筆ツールを変えてみよう。
今回は複雑な多数の人間が出る映画なので、人物辞典みたいなものを作っておかないと誰がなにをしているのか、作家側でも混乱を極めんだ。しかも、そこに役者が先に決まって来るので、ある程度は当て書きをしないといけない。作家としては最上級の面倒くさい仕事なんだ。

Scrivenerは、こういった作品に最適だ

このブログでもScrivenerの素晴らしさは何度も取り上げている。特にパソコン版のScrivenerだと、登場人物の一覧を表示したまま執筆することができるので、非常に効率が良くなるんだ。さらに、登場人物の写真なども入れておけるので、イメージを組み立てるのにも役立つんだ。

その他、ロケ場所の資料、歴史資料などもファイルリングすることができる。

もちろんアウトライン編集は大得意

Scrivenerは、柔軟なアウトライン編集機能が搭載されているのが特徴なんだけど、まぁ、ポメラのDM200などのテキストベースのアウトラインプロセッサに比べると機能が多すぎてマスターするのが難しいのだ。

台本では、シーンの入れ替えが非常に重要になる。さらに、1つのシチュエーション(シーン)を割って、その間に別のシーンを割り込ませる『カットバック』もよく行われる。
普通の執筆ツールだと、カットバックさせながら書き進める事が多いのだが、Scrivenerなら1つのシチュエーション(シーン)を書き上げてから、途中を分割するのが非常に簡単で、そこに別のシーンを割り込ませるのもドラッグ&ドロップでできる。思考を分断されないので勢いのあるシーンが書けるのだ。

さて、台本を書き進めるために

Scrivenerを効率よく使うためには、人物表を作って、さらにシノプシス(あらすじ・プロット)を作る。それが設計図になって、台本を書いていくことになるんだ。

ということで、今書いているテキストベースの台本をScrivenerに落とし込む作業が必要になる。

さて、落とし込みを始めよう!

iQOS 3 MULTI 買ってみた (iQOS vs glo)

キャンピングカーの展示会でiQOSの出店があって、最新のiQOS 3の体験ができた。そんでもってその場で最新のiQOS 3 MULTI(連続吸いができるモデル)が買えたので、ちょいとレポート。

iQOS 3 MULTIはgloっぽく吸えるぞ

iQOSの最大の欠点は連続吸いが出来ないことだよね。でも、新登場のMULTIは充電しないで連続10回吸える。実際に吸ってみると、ああ、快適。

さて、連続吸いといえばgloなんだけど、吸い比べると、味はiQOSの方が好み、というかニコチンガッツリで美味い。
ところが、gloに比べると、吸い方の問題もあるんだけど、あっという間に終わっちゃう。スパ!を14回か、6分間かどちらかで電源が切れちゃう。しかも、再電源(加熱)で吸っても、もう煙もほとんど出ないんだ。でも、実際には煙が濃いので短時間でもガッツリ効いて来るぞ。

gloは葉巻っぽくて、3分半くらい加熱するんだけど、その間、何十回スパスパしても煙が出続ける。僕の吸い方としては、葉巻に慣れているせいもあって、こちらが吸いやすいし、楽しめるんだ。

つまり、味とニコチンガッツリはiQOS、吸っている時間を楽しむならgloだなぁ。

手入れがめんどうくさいiQOS

それにしてもiQOSは吸うたびに手入れするというか、カスが本体に残るので、まぁ面倒。カスが残って汚れて来ると味が落ちるし、吸い切ってないのに終わっちゃりする。手入れ自体は簡単で、パイプ愛好者の僕としては、まぁ、手入れも楽しみの一つと思えるけど、細かいカスが出るので、部屋が汚れるなぁ。

それに比べると、gloはほぼメンテナンスフリーというか、ひと月に一回くらいブラシで掃除すれば十分ね。

iQOS、bluetoothで繋がらないぞ

iQOS3の売りにbluetooth接続で本体の状態がわかるってのがあるんだけど、全然繋がらない。接続するためにはLINEアプリを使ってメーカーのデータベースに問い合わせをする必要があるんだけど、ぜんぜん応答しない。登録した情報を取得中となって、そのまま先へ進まない。
ぜんぜん、面白くないぞ。

ということで、不満不満の状態です。

ポメラDM200の次に来るもの?

執筆用マシンとしては、ポメラDM200が今のところ最高なのですが、不満がないわけではありません。DM30のコンパクトさも非常に魅力的です。また、DM200の起動の遅さも不満です。

次期マシンに臨むことは?

画面は電子ペーパー+αで

画面ですが、電子ペーパーは非常に魅力的で、長時間の執筆をしている桜風さんとしましては、やはり電子ペーパー画面は使いたいなぁ。残像はほとんど気になりません。描画の遅さはちょっと気になります。カーソル移動は飛び飛びになるので、ちょっと戸惑います。でも、これについては打開策があって、DOS時代にはカーソル移動にクリック音があるのが当たり前で、つまりキーリピートの回数だけクリック音が出て、僕らはその回数(長さ)を聞いて次にカーソルが何処に出るかを把握できました。電子ペーパーの描画が遅くても、音でなんとかできるということです。

バッテリーは内蔵でOK

ポメラと言えば乾電池動作が魅力的なのですが、まぁ、このご時世、USBで充電するのはどこでもOKなので、DM200の充電式で納得というか、DM30の糞遅さを見れば、優先するべきはスピードであって、何処でも安心の乾電池じゃなくていいです。

折り畳みキーボードはいいなぁ

DM200の嫌いな点はサイズです。薄さは合格というか丁度いいのですが、幅が長すぎて鞄を選びます。そう言う意味ではDM30のサイズが非常に使いやすかったです。
折り畳み式キーボードも打ちやすくていいです。ただし、DM30のキーボードは非常にうるさい。静かな喫茶店などで使っているとかなり恥ずかしいし迷惑でした。キーボードの音と言うことではDM200が静かで打ちやすいっす。

通信機能は?

通信機能はあった方がいいです。DM200の『アップロード』は非常に柔軟で、Gmailを経由することで様々なことができます。ちょっと動作が遅いのは仕方ないかなぁ。もうちょっと速くすることはできないのかなぁ。携帯電話の技術が使えればもっとなんとかなるんでしょうねぇ。

ファイル形式の多様性は必要か

DM200は保存するファイルの文字形式を選べます。DM30はShift-JISだけですが、DM200はUTF-8が選べます。でも、ちょっと中途半端な対応なので、まぁ、どいうでもいいかなぁ。

アウトライン機能は必須

DM30にもDM200にもアウトライン編集機能が搭載されています。テキストベースのアウトラインプロセッサなので、汎用性が高くて便利です。
ただし、DM30ではマシンパワーが足りないので、非常に動作が遅いです。書くだけなら問題ないのですが、アウトラインで編集(章の入れ替えなど)を行うと、まぁ、遅い。使い物になりません。やはりDM200くらいのマシンパワーが必須です。

表作成機能は必要?

DM30には表作成機能があります。ただし、表計算はできません。単に、CSV形式のファイルの表形式で表示するだけです。名簿管理くらいには重宝しそうです。 DM200くらいのパワーがあれば、簡単な計算機能は搭載できたんじゃないかなぁ。
僕はあまり表表示は必要ないので、深く考えていませんが、ビジネス用途では役立つんでしょうねぇ。

ATOKはDM200レベルじゃないと駄目

漢字変換はDM200に搭載されているATOKを使ってしまうとDM30はつらいです。僕はプロの物書きなので、あまり長い連文節変換は行わず、ほぼ単文節変換です。それでもDM30のATOKではつらい。

辞典の搭載は?

DM200には国語辞典・英和辞典・和英辞典・類語辞典の4つが載っています。類語辞典が意外に役に立っています。DM30には搭載されていないのでがっかり。

結論

時期ポメラに期待するのは、DM30の筐体にDM200のパワーと機能を載せて欲しいっす。
まぁ、当たり前か。

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ポメラDM30 vs DM200の結論が出た!

ポメラのDM200とDM30の両方を使っている桜風さんです。
DM200とDM30のどちらを使うのか、結論を出しました。

DM200しか使えない

色々使ってきたのですが、結論を言えば、DM200を使ってしまうとDM30では仕事にならないという結論に達しました。

1:ATOKの効率がDM200レベルでないとストレスになる
2:アウトラインの動作がDM30は使い物にならない遅さ
3:スクロール等がDM30の速度では仕事に支障が出る

以上の3点で僕はDM200だけしか使わなくなりました。
キーボードや画面はDM30も非常に魅力的なんですが、なにせ動作が遅い。執筆しているだけならDM30でもいいのですが、アウトライン化して構成作業をするにはDM30では遅すぎて思考が止まっちゃいます。

ということで、これから買う人にはDM200を薦めます。
ただし旅行や出張のお供となるとDM30を使うかも知れません。
つまり、メモ程度の使い方であればDM30は非常に役立ちます。小さいですし。

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桜風さんのマイク沼(1)・SM63編

映画録音部の桜風さんですが、最近はすっかりFMラジオのディレクターとしてご満悦。
音の世界は非常に広く深く、写真の世界のように機材のバリエーションが豊富です。いや、カメラやレンズよりも種類が多いかもしれません。例えばバイオリン用マイクがあったり、人の声に特化したものがあったり、などなど。

インタビューマイクSHURE SM63(L/LB)

テレビでレポーターが握っている細長いマイクが、このSHURE SM63。実は3種類あって、レポーターが使っているのがロングタイプのSM63L(シャンパンゴールド色)かSM63LB(ブラック色)。普段は見かけないけど、短いタイプのSM63です。

こういうタイプのマイクを『ハンドマイク』って呼びます。カラオケ用マイクもハンドマイクです。手で握って使うタイプですね。実は、この『手で握る』というのが非常に高度な技術なんです。
マイクというのは、近くにある全ての音を拾います。ということは、手で握る音も拾います。こういうノイズを『ハンドノイズ』『ハンドリングノイズ』『握り音』と言います。もうお分かりだと思いますが、インタビューやボーカルが歌うときに使うマイクというのは、この握った時のハンドノイズが出ない構造になっています。実は、これがかなり高度です。

SM63は、細長いボディーの中に集音装置が宙づりになっていて、ボディーからの音を排除しているのです。ちなみに、カメラの上につけるマイクを握って使うと、ボソボソというハンドノイズが大きく入ります。でも、SM63はマイクの使い方を知らない人が使っても、ほとんどノイズが出ません。すごいですね。

そして、もう1つの特徴が、非常に頑丈だということです。他のメーカーのマイクの先っぽの網は金属製ですが、SM63は樹脂製です。ぶつけても落としても、普通はびくともしません。仕様では2mの高さから落としても壊れないそうです。このタフさが、プロの現場で選ばれる理由の1つでもあります。

音質はクリアで聞きやすい

SM63は、テレビやラジオのロケでは定番のマイクです。シェアは8割くらいあるんじゃないかなぁ。
人の声を明瞭に収録することを目的に作られているのも、このマイクの特徴です。どういうことかというと、マイクというのは、収録したい音源に応じて大きさや形状が異なります。例えばドラムの音を録るマイクで人の声は録りにくいということです。

  • SM63には、人の声を綺麗に録るための仕組みが多数入っています。
  • 人の声の周波数を明瞭に録る集音部
  • マイクに息がかかった時の『吹かれノイズ・ポップノイズ』を軽減する構造
  • 風切り音の軽減機能
  • 電気ノイズからの防御機能
  • これらが搭載されています。

さて、肝心の音質ですが、本当に人の声がクリアで聞き心地がいいです。歌手のためのボーカルマイクに比べると軽い感じです。軽いというのは、そうだなぁ、AMラジオの音は軽め、FMラジオの音は重厚って感じですかねぇ。本当はそんなに簡単じゃないですけどね。

SM63Lで収録した屋外のインタビューの声。録音機材はTASCAM DR-10X。

これが屋外の雑踏の中で収録したラジオ用の音源です。音質はマイクとの距離で変わります。男性(僕)の声はマイクに近いので、ちょっとモコモコしています。女性の声はやや離れているので、自然な声ですね。ちょっと全体に変なモコモコの圧縮音になっているのは、DR-10Xのリミッターの影響だと思います。
通常は、低音部を切って収録(ローカット)するのですが、FMラジオ用の音源なので、あえてローカットせずに収録しています。ローカットするとテレビやラジオの音に近づきます。

聞きどころはもう1点、周囲の音がほとんど入っていないことです。初詣で賑わう会津若松の鶴ヶ城なので、周りには人がたくさんいるのと、冒頭にもちょっとだけ聞こえますが、アイスバーンになっている地面の足音が結構大きいのです。でも、このマイクは向けた人の声だけをクリアに拾っています。
人の声だけを自然に拾うのは、実は結構難しくて、映画の録音部が一番苦労することです。このマイクは、その難しいことが非常に楽にできます。ただし、映画ではマイクの写り込みができないので、このマイクで映画の音(声)を録ることはほとんどありません。そう、このマイクは画面に映り込む位置で使うことで、最適な声が録れるのです。

他のマイクとの違いは?

このSM63はダイナミックマイクという種類です。磁石とコイルでできているマイクです。マイクには、このダイナミックの他に、コンデンサーマイクというのがあります(本当はもっと種類があります)。コンデンサーマイクというのは、電源が必要なマイクで、高感度で自然の音や楽器の音を録るのに使われます。つまり、録音できる音域が広買ったり、小さな音を録ることができたります。でも、コンデンサーマイクというのは録音技師が常に調整することが求められるマイクです。マイクと口の距離や声の大きさ、声質に応じてボリューム調整をします。
でも、SM63は、そういった調整をせずとも、上のサンプルのようにクリアな声が録れます。実は、このサンプルはヘッドホンもせずに、つまり、観測せずに録音しています。マイク任せでこのくらい録れちゃうマイクなのです。

もし、これをコンデンサーマイクで同じように使うとしたら、オートゲイン機能(ボリュームの自動調整)で録ることになります。コンデンサーマイクは音域(周波数)が広いのですが、音量変化に弱く、急に大きな音が入ると割れてしまいます。そこで、ボリューム調整で一定の音圧(音の大きさ)にするのですが、それを自動で行うのがオートゲインです。でも、オートゲインを使うと、しゃべっていない時にボリュームが上がって周囲の音が大きく入ってきます。喋り出すとボリュームが絞られて周囲の音が小さくなります。これは良し悪しです。ラジオやテレビでは、周囲の音を聴かせる意図がなければ、雑音として手作業で消します。オートゲインだと、その作業が非常に面倒になります。
ですから、SM63が好まれるのは、実はボリューム固定でも、上のサンプルのように一定の音圧の声になるからです。

いつも持って歩くのがSM63だ

僕はカバンの中にいつもSM63が入れてあります。急にインタビューする時に使うのです。ロングタイプで124g、短いタイプで98gと非常に軽量です。ロングタイプは23.3cm、短いタイプは14.4cmです。

雪国と中華製FFヒーター

氷点下で雪が降っている中で、中華製FFヒーター搭載の軽キャンピングカーで車中泊をしてきました。
会津若松の夜は寒かったなぁ。

ヒーターも重要だけど断熱もね

自分で取り付けたヒーターは非常に安定してよく動いています。
それでも初日は寒かった。
理由は断熱の悪さでした。それとサーキュレーター。

つまり、ヒーターで温めても、冷気が流れ込んで、床付近が死ぬほど寒くて、天井付近は30度近いという2層に分かれちゃいました。

そこで、天井付近に電動ファンを固定して、運転席と居室(キャビン)を断熱シートで分離。
たった、これだけで快適さが段違いです。

2泊3日で7Lくらいの灯油消費

さて、初日の断熱に失敗したことで、かなり灯油を消費しちゃいました。2日目は会津でしたが、断熱を向上させたのでそれほど灯油を消費しなくなったのですが、元旦でどこに行くでもないので、道の駅に昼過ぎまでダラダラ、ヒーターも付けっ放し。
その後も千葉へ帰るのに、途中のPAで6時間くらいダラダラ。

やはり真冬は灯油を使いますなぁ。

バベスト FFヒーターの不具合をよく耳にする

さて、中華製FFヒーターはトラブルは全くなく、安定して動作しています。ネットなどでは取り付けたばかりのバベスト社のFFヒーターがエラー停止で動かないなどの書き込みを目にします。
経験者も多くて、大丈夫かいバベストは?、と思っちゃたりします。
バベストヒーターは、エラーが起こると、それがひどいと再起動しないようにロックされて技術者にチェックさせる仕様のようです。まぁ、確かに、これくらいのセーフティーは必要だと言えますが、これが少なからず起こるというので、これが旅行先だと悲劇ですね。

さて、車中で火を燃やすわけですから、確かに安全面は重要なんですけどね、なぜ、ネットで目立つほどの不具合が出ているのでしょうか?

このブログでも、バベスト認定の技術者が設置しているヒーターの取り付け方法が、実はバベストの取り付け仕様書に沿っていないと書きました。特に排気管の取り回しがデタラメ。
排気管に水がたまるたるみがあると、排気効率が下がってヒーターが止まってしまうのですが、いろいろな取り付け写真をネットで見かけるのですが、どれもアウトな付け方ばかり。

つまり、業者に取り付けてもらったのに、使い始めてすぐにエラー停止するのは、多分、排気管の結露じゃないかと思うのです。特に、排気管が車体の外を這っている場合には、断熱材で包むことを推奨されているのに、そんな施工をしている写真を見たことがない。

もし、施工じゃないとしたら、バベストヒーター自体の設計が悪いんじゃないかなぁ、とまで勘ぐっちゃう。そのくらい中華製FFヒーターは安定しているって気がします。

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