「ラジオ製作」カテゴリーアーカイブ

50歳超えたら10代に戻って音楽三昧

ラジオ番組の編集にも使うんだけど、自宅にスタジオ仕様のモニタースピーカーを設置。と言っても、こたつ机の上に高さ23cm、幅17cm、奥14cmのパワードスピーカー(アンプ内蔵)を置いただけ。
YAMAHAのMSP3というスピーカーで、パソコンのヘッドホン端子からXLR端子に変換すれば音が出る。まぁ、パソコンのヘッドホン端子はそれほど高音質じゃないけど、必要十分。

音質セッティングが重要

スピーカーの質も重要なんだけど、それよりもセッティングが大切よ。Macbook Pro 15″のヘッドホン出力は、この部屋と机の上だと、ちょっと低音が弱くて高音が出すぎている感じ。MSP3にはパラメトリックイコライザーが付いているので、低音をちょっと上げて高音を下げる。これでニュートラルな音になった気がする。
本当は測定器で全音域がフラットになるようにセッティングするべきなんだけど、まぁ、こんな感じだろう。

今まで聞いていた音楽をモニタースピーカーで聞け

僕らが10代の時に聞いていた音楽を、こうしてプロのスタジオ仕様の環境で聞いてみると、色々な発見があるんだ。
まず、当時の記憶や思い出が蘇ってくるんだけど、それはそれとして、当時のカセットコンポでは聞こえなかった音が聞こえてくる。色々な発見があって面白い。
さらに、音の仕事をしているので、レコーディングの技術やレベルも見えてくる。それは大工さんが昔のお城を見て当時の職人のことを思い浮かべるみたいな感じかな。
若い時に音楽をやっていた人は、モニタースピーカーで、演奏家のテクニックがよりリアルに感じられるんじゃないかな。

ポイントは気持ちいい音で聴くんじゃなくて、録音された時にミュージシャンや技術者が聞いていたのと同じ音で聴くということ。プロ用のモニタースピーカーを使うと、楽器や歌声が別々に聞き分けやすくなる。10代の時に聞こえなかったものが、聞こえる感動というのをぜひ皆さんにも味わってほしいなぁ。

湿疹が酷いがラジオ番組編集は終わった

非常に湿疹が酷い状態で、あまりに搔きむしりすぎて首の皮が全部剥けてその下の肌がむき出し状態だ。正確に言うと、カサブタのようになった肌を全部剥がしてしまったのだ。
というのも、このカサブタが、パリパリと割れて、うろこ状になって、そこに服などが当たるとチクチクと刺激されて痒くなる。さらに、それが剥がれ落ちると、卵の殻を砕いてそれをまぶしたような感じで、チクチクと肌に刺さる。さらに、ひび割れた肌から体液が滲み出て結晶のようになる。それがまるで肌からちいさなツノが生えたようで、チクチクと刺激する。それも剥がれ落ちると、服の中に入って、先ほどの鱗のようなカサブタと一緒に、身体中をチクチク刺激する。

それゆえに、うろこ状のカサブタも体液が固まったツノのような塊も、全部剥がしたくなる。そして一日中剥がしてはカサブタになり、はがしてはカサブタになりをを繰り返している。今は全部剥がしてしまった状態なので、ヒリヒリと痛みと痒みが交錯している。

そんな状態で集中できないのだが、やっとラジオ番組の編集は終えることができた。

つらい。

本日はラジオ編集&企業PR映像編集

本日は、編集オンリーでしたよ。
昨日は届いたばかりのOSMO Pocket用の外部音声入力ユニットのテストなどしていましたが、本日はレギュラーのラジオ番組を納品しなくちゃいけないので、お昼前からパソコン作業。

ふっくんのラジオ番組も、もう、3ヶ月を過ぎて、かなりの安定性と、惰性にならない面白さがありますね。若手出演者も、かなり慣れてきて、おっさん二人(ふっくんと僕)の会話に入ってこれるようになりました。
その編集の裏で、本日水曜日がオンエア日で、スマホから先週納品した番組が流れていました。

企業PR映像、他のディレクターが苦戦中らしい

先月から企業PR映像11連作の1つを担当して撮影、編集しています。他に2人のディレクターがいて、全部で11作品になります。

来週にはその映像がイベントで使われるのですが、僕の作品は一等賞でOK、納品となり一安心。映像的にいうとかなり難しい作品種で、他のディレクターが苦労するのはよくわかります。
取りまとめが文字屋さんなので、雑誌編集的な感性がないとダメだったということが撮影後にわかってきた感じですね。
僕の取材対象が簡単だったのか、もともと週刊誌や月刊誌連載が多かったからか、まぁ、なんとなく無難に収まっちゃった感じかなぁ。
映像的な手法としても、CMっぽいというか、フック(関心を引く部分)とボディー(伝えたい部分)がちゃんとあって、最後にフックと同じ映像で締めくくるという感じかな。

これから来週の撮影の準備

さて、来週はイメージDVDの撮影です。僕はお世話がかりで、技術はやりません。頑張ろう。

本日はラジオ編集、死ぬ!

ふっくんのラジオを編集中。
ぜんぜん、終わらねぇ。
ゲストに小野寺丈くん、ふっくんと僕と同い年で、しゃべるしゃべる。
後ろのコーナーは『DJふっくんの80年代ミュージックコーナー』で、こちらはシャネルズの特集。これもふっくんがしゃべるしゃべる、止まらない。
ということで、2時間の素材を54分にするのに、なんと8時間もかかっちゃった。やっと全体が決まって、聞き直しとキューシート作り。

はぁ、湿疹がひどくて死にそうなのに。

ラジオ納品終了=楽しかった

ふっくんのラジオ番組を編集し終えて、放送局へ搬入したぞ。
いやぁ、今回も面白かった。バブルガム・ブラザーズさんとの思い出、エピソード、80年代の芸能界からスタートして、現在の業界へ繋がる話、さすがトップアイドルの布川さんだ。

ラジオ局への搬入手順は結構面倒だ

いわゆる地上波というか、全国ネットできる放送局への番組素材の納品には、様々なルールがある。まぁ、テレビの方が面倒でラジオはそれほどでもないんだけど、使う音楽の著作権情報をに関係する書類作りが結構煩雑なんだ。

まず、『キューシート』というのがある。これは、放送するにあたって、番組内容がどのようになっているかを伝える書類だ。これを元に放送の送出機器のセットを行ったりする。
例えば、スポンサーの提供『この番組は〜の提供です』というのが、何時何分になんという言葉で入っているか、SS(サウンドステッカー)やJINGLEが何時何分に入るか(CMの入れ方に影響する)、BGMは何時何分に何を入れるか、曲の頭は何時何分化、曲紹介は?、曲のお尻は? 最終的なナレーションのお尻はどこか、などを表にして提出するんだ。
次に、『楽曲シート』というのを作る。これは音楽の著作権関係の書類で、BGMとそのままかける曲のタイトルと歌い手(著作権者)を表にしてまとめる。使われ方で著作権料の支払い区分が変わるのだ。

実は、テレビはこの著作権利用の報告が非常に適当(だと思う)。僕が番組をたくさん作っていた10年ほど前だと、半年に一回、番組内で何という曲を使ったかを書いて出していた。
でも、ラジオは真面目だなぁ。全ての放送で使用曲の一覧『楽曲シート』を作って提出する。うん、これはいいことだ。

搬入はネット経由でOK

ラジオは柔軟になったというか、番組の素材(音声ファイル)をメールなどで放送局へ搬入できる。これは非常に助かる。テレビ番組だと、結構な手間で、搬入作業だけど1日から2日かかる。でも、ラジオは数時間で終わり。ああ、幸せ。

ラジオCMはオンライン化されているぞ

ちなみに、ラジオCMは、今は全国共通の登録システムがあって、そのメンバーに加入し、専用のWEBサイトに納品する。それを放送に載せるための手順もオンライン化していて、かなりかっこいい。
そのシステムに入るにはいくつかのユーザーランクがあって、CMを作るだけの制作会社、放送局と直接やり取りする代理店、そして放送局の3つのレベルがある。さらに、制作会社だけど代理店機能がある場合(弊社の場合)は、代理店+制作会社という上から2番目のランクに属することになる。
売り上げに応じて年会費と従量制料金がかかってくる。まぁ、弊社はほとんど売り上げがないので、一番下の料金ランクで、年間1万円+CM1本数百円だ。

ふっくんのラジオ、編集終了『感動で泣いちゃったよ』

レギュラー番組の『ふっくん布川の光リアル道』(毎週水曜夜9時、エフエム福島)の来週分の編集が終わった。
今回はDJふっくんが『バブルガムブラザーズ』さんの話をしてくれたんだ。
いやぁ、編集していて笑ったし、泣いちゃった。

あれ、今週の放送、さっき終わっちゃったぞ。あはは、編集していて聞き逃した。
今週はアンルイスさんの話だったのになぁ。あはは。

音のVRでラジオ番組を作りたいが、、、

いつも新しい技術でコンテンツを作ってきた桜風さんです。
かつて3D映像が流行った時にも、弊社で自作の3Dカメラを作って、DVDパッケージをたくさん作りました。
さて、今回は立体音響やバイノーラル音響でラジオ番組を作りたいなぁ、と思い始めています。

ZOOMのマイクH3-VRが気になるゾォ

このマイクが画期的で、簡単にVR音響や5.1chやバイノーラルが収録できちゃう。いわゆるRAWで録音しておいて、後で必要な形式に変換したり、360度VR音響から必要な位置の音を取り出せたりします。

ふっくんのラジオ番組で立体音響放送をやってみたいのだ

さて、このマイクを使ってラジオ番組を作りたいと思い始めてしまったんです。スタジオを飛び出して、喫茶店などで出演者数名でまったりした会話を番組にしたいのですね。
バイノーラルモード(人の耳で聞いた感じ)にして、ふっくんに耳元で囁いてもらうコーナーとかね。

技術的に言うと1マイクで複数出演者に対応

技術的なことを書いておくと、このマイクの周りに出演者が集まって喋るだけ。喫茶店の丸テーブルの真ん中に置いて喋ればいいと言う感じです。
普通のラジオ収録では、出演者ごとにマイクを用意して、それぞれの声を録音してミックスします。このマイク(H3-VR)は周囲360度(上下左右)の音を全部録って、4つの音声ファイルにします。その4つのファイルをデジタル処理してVR用にしたり、ステレオにしたりバイノーラル(ヘッドホンで聴く立体音響)にしたりすることができます。

もしこのマイク一本で収録できちゃうと、面白いなぁ。
ただし、出演者のマイクワークというか、声の出し方がちゃんとしていないと、一人だけ聞きにくかったりしちゃうので、その辺りがどうなるのか、編集してみないとわからないですね。
さらに、周囲の雑音(喫茶店の周囲の人の会話など)とのバランスがどうなるかも問題ですね。もちろん、スタジオ内で録れば雑音は入らないので、それでもいいんですけどね。

ふっくんが目の前でしゃべっているぞ

さて、立体音響と普通のステレオとで何が違うでしょうか?
簡単に言えば臨場感が違います。ステレオでも臨場感がありますが、立体音響にすると、距離感までわかります。

と言いつつ、だから何、というわけですが、もっと簡単に言うと、ふっくんが目の前にいるんじゃないかなぁ、と言う錯覚に陥る感じに聞こえます。
と言うことで、好きなタレントさんが目の前でしゃべっている感じの放送って、面白いんじゃないかなぁ、と思うのですよ。

ドグラマグラのオーディオブックが21時間もあるので、、、

ふっくんとのラジオ番組(出演・制作)で、改めて音コンテンツ好きを自覚している桜風涼さんです。
本が読めない発達障害なので、音を聞いて何でも理解し覚えてきたのです。
音コンテンツの制作は、今から25年くらい前に、So-net創立時に契約ディレクターで作った、岸田今日子さんとやなせたかしさんのWEB絵本。岸田さんにいろいろ教えてもらって(叱られて)、声のコンテンツの何たるかが身に染みたのが懐かしいのでございます。

オーディオブックが大好きなんです

本がほとんど読めないので、オーディオブックとラジオ番組が桜風涼さんの大きな情報源なんですが、書籍版のドグラマグラに挫折した経験があって、お、オーディオブックにドグラマグラがあるじゃん、ということで購入。なんと21時間という恐ろしい長さのコンテンツですな。
普通の長編は10時間くらいなので、倍ですね。
聴き始めたのですが、ああ、集中できない。
通常、オーディオブックは、車の長旅で聴くのが定番です。でも、このところ、車中泊するような長旅に出ていないので、家で聞くのですが、21時間も、なかなか、時間が取れないよ。

弊社でも作ってみようかなぁ

オーディオブックコンテンツを作ろうという気持ちはあるんですけどねぇ、ドグラマグラの完成尺で21時間ということは、制作時間はその10倍くらいかなぁ、収録に40時間、編集に160時間、きょええええ、普通の制作方法じゃ倒産しちゃうなぁ。収録しながら編集という一発録り的な作り方なら、40時間くらいでなんとかなるかなぁ。問題は校閲というか、確認作業かなぁ。
そうか、収録後に音声入力の文字変換にかけて、元の文章と比較するか? でもなぁ、同音異義語が多い日本語じゃ、むしろ手間がかかるような気がする。21人に1時間ずつ検証してもらうと、時給2000円で4万2千円で校正できるか、それもいいなぁ。これは現実的。
21時間の読みが42時間かかるとして、1日6時間作業で7日間、ナレーターと録音技師兼ディレクターの2人で作ると、ああ、なるほど、そのくらいの予算か。

そりゃ、一コンテンツの定価が数千円になるのは仕方ないよなぁ。

ラジオ番組の編集をPro Toolsでやってみた

音の編集アプリは様々あるのですが、その王様がAvidのPro Tools。音の関わる人で知らない者はいないはず。

小生は、エフエム福島で、レギュラー番組『ふっくん布川の光リアル道』という番組の作家&演出&出演&編集納品をやっているんだが、これまではAdobeのAuditionというアプリで行ってきた。このアプリは映像編集ソフトとの相性がいいので使ってきたのだ。

Pro Toolsは快適だったがここが惜しい

ラジオの収録システム(録音機材)を見直して、ダイレクトにパソコンで収録することにするのだが、その機材のコントロールを含めて考えた場合にPro Toolsが急浮上となったんだ。

そこで無料版のPro Tools(ラジオ編集はこれで十分)を導入して1話分を編集して納品してみた。もともとAvid製品の癖というか操作思想はなんでもショートカットキー(つまりキー操作)でやるというもの。Avidの映像編集アプリは使っていたので、そのあたりのお行儀は分かっていて、Pro Toolsを触ってすぐに使えたのはラッキーでしたよ。
そんでもって、音のレベル調整やコンプレッサーの使い心地が非常に良くて、人生で初めてコンプレッサーの概念がよく分かったのが収穫でしたね。

さて、実際にプロとしてラジオ番組を編集して納品までやってみると、いくつかの惜しい箇所が見つかりました。
1つは、やはり音楽編集のために突き詰められていて、ラジオのような長尺用にはあまり練られていない。無料でオンラインストレージが用意されているんだけど容量は1GB。1時間番組を素材を入れた瞬間に溢れてしまってアウト。単にアプリの動作を遅くする要因にしかなっていないのよ、とほほ。しかも、オンラインストレージとの同期をオフにする方法が見つけられないぞ。

さらに、ラジオ編集では、何分何秒になんという楽曲を流したか、コーナーの頭はどこか、などを放送局に登録するための『キューシート』というのが必要になるんだけど、AdobeのAuditionには、それを助ける機能が付いていて、マーカーに『曲紹介』などと入れておくと、それがCSVファイルとして出力できて、それをちょっと加工すれば放送局に出せる形式になるのだ。さらに、このマーカーポイントはWAVファイルにも書き込まれているので、放送局側でWAVファイルから情報を取り出すこともできるのだ。

Pro Toolsのフィルター類は魅力的だが落とし穴も

これがPro Toolsのコンプレッサー画面だが、フィルターのかかり具合がグラフ上で確認できる。これが非常に便利というか直感的で、音質を壊さずに適切な音圧にすることが可能だ。ただ、これも音楽用なので、放送用の『放送レベル』に合わせるための機能じゃないので、設定値の最適化はなかなか難しかった。同様の機能はAuditionにもあるが、数値のみで設定するので結構難しい一方で、放送用の設定値があったりして、意外に楽にできる。

一方で、Pro Toolsのフィルター(エフェクト)は独自路線で、他のアプリと共有しにくい。その点、Auditionのエフェクトは世界標準の規格になっているので、映像編集のFinal Cut Pro XやAdobe Premiere、AfterEffectsなどで同じエフェクトを使える。つまり、映像編集から音編集への引き渡しが楽なのだ。映像編集で音を加工する場合に、いちいちAuditionを開かなくても、ほぼ同じことができるのだ。そして映像編集で手に負えない音編集になればAuditionを立ち上げればいいということになる。

結論はPro Toolsは使わない、理由はここ

さて、結論はPro Toolsは使わないというのが結論だ。音楽編集であれば使うべきかもしれない。外部機器との接続でPro Toolsはバージョンの制約が大きい。立体音響まで作ろうとすれば、使用料が年間10万円コースになってしまう。低いバージョンでは音声入力のチャンネル数も限られてしまう。それでいてオンラインストレージはどのバージョンでも1GBしかなく、ラジオ編集には全く寄与しない。

その点、Auditionは無料版はないが(期間限定試用はできる)、音編集に関しては最先端のVRコンテンツにも対応している。音楽編集としては使いやすいかどうかは僕にはわからないけど、映像編集の音、ラジオ編集にはAuditionが最適だと、今のところは考えている。

もちろん、Logicなど有名DAWアプリ(音編集アプリ)を使ってみないと、何が最高かはわからないけど、ラジオ編集においてはAuditionがプロのやりたいことが全部入っていると結論することができる。