音のVRでラジオ番組を作りたいが、、、

いつも新しい技術でコンテンツを作ってきた桜風さんです。
かつて3D映像が流行った時にも、弊社で自作の3Dカメラを作って、DVDパッケージをたくさん作りました。
さて、今回は立体音響やバイノーラル音響でラジオ番組を作りたいなぁ、と思い始めています。

ZOOMのマイクH3-VRが気になるゾォ

このマイクが画期的で、簡単にVR音響や5.1chやバイノーラルが収録できちゃう。いわゆるRAWで録音しておいて、後で必要な形式に変換したり、360度VR音響から必要な位置の音を取り出せたりします。

ふっくんのラジオ番組で立体音響放送をやってみたいのだ

さて、このマイクを使ってラジオ番組を作りたいと思い始めてしまったんです。スタジオを飛び出して、喫茶店などで出演者数名でまったりした会話を番組にしたいのですね。
バイノーラルモード(人の耳で聞いた感じ)にして、ふっくんに耳元で囁いてもらうコーナーとかね。

技術的に言うと1マイクで複数出演者に対応

技術的なことを書いておくと、このマイクの周りに出演者が集まって喋るだけ。喫茶店の丸テーブルの真ん中に置いて喋ればいいと言う感じです。
普通のラジオ収録では、出演者ごとにマイクを用意して、それぞれの声を録音してミックスします。このマイク(H3-VR)は周囲360度(上下左右)の音を全部録って、4つの音声ファイルにします。その4つのファイルをデジタル処理してVR用にしたり、ステレオにしたりバイノーラル(ヘッドホンで聴く立体音響)にしたりすることができます。

もしこのマイク一本で収録できちゃうと、面白いなぁ。
ただし、出演者のマイクワークというか、声の出し方がちゃんとしていないと、一人だけ聞きにくかったりしちゃうので、その辺りがどうなるのか、編集してみないとわからないですね。
さらに、周囲の雑音(喫茶店の周囲の人の会話など)とのバランスがどうなるかも問題ですね。もちろん、スタジオ内で録れば雑音は入らないので、それでもいいんですけどね。

ふっくんが目の前でしゃべっているぞ

さて、立体音響と普通のステレオとで何が違うでしょうか?
簡単に言えば臨場感が違います。ステレオでも臨場感がありますが、立体音響にすると、距離感までわかります。

と言いつつ、だから何、というわけですが、もっと簡単に言うと、ふっくんが目の前にいるんじゃないかなぁ、と言う錯覚に陥る感じに聞こえます。
と言うことで、好きなタレントさんが目の前でしゃべっている感じの放送って、面白いんじゃないかなぁ、と思うのですよ。

もろもろも締め切りの合間には、これ

いろいろやっている仕事の納品締め切りの合間です。
制作作業はあるのですが、ちょっと余裕があるので機材の確認と整備をしています。

充電池のチェック中

まずは50本以上ある充電単三電池の劣化のチェックを兼ねて充放電。ハイテク充電器でチェックと充電を行なっています。
数が多くて、放電時間も10時間くらいかかるので、一度始めると数日かかります。
そのほか、カメラ用のバッテリー(ソニー、パナソニック、DJI)の確認と充電。
最近はモバイルバッテリー(USB5V)を12Vに変換してミキサーなどを動かしているので、モバイルバッテリー3つもチェック。

音声ケーブルの掃除とチェック

音声ケーブルも沢山あって、掃除しないと汚くなっちゃう。地面を這わせることが多いから。
コネクターも結構劣化するので、端子を含めてチェック。ダメなものを交換作業ね。

ミキサー等のお掃除

ミキサーにはたくさんのツマミがあって、これもお掃除が必要。昔のアナログミキサーだとボリュームツマミに『ガリ』が生じたけど、今はデジタルなのでその心配がないのはいいぞ。

iPadでラジオ収録するかどうか悩んだ末に、、、

シブがき隊のふっくん出演のラジオ番組『ふっくん布川の光リアル道』(エフエム福島:毎週水曜日夜9時の55分番組)は、ほぼ映画機材で収録しているんだ。ZOOMのフィールドレコーダーF8nがメインのレコーダー&ミキサーだ。ただ、映画用のフィールドレコーダーは、原音をそのまま録音することに特化していて、スタジオにあるミキサーのようなイコライザーやコンプレッサーは内蔵していない。
なので、収録音源をDAW(音楽編集アプリ)に入れて、後からコンプレッサー等を施して聞こえ方を調整しているんだ。

パソコン収録、iPad収録なら録音スタジオと同じことができるんだ

さて、もともと映画の録音部なので、上記のような収録が安全かつベターな品質で収録できる。しかし、編集時にさらにコンプレッサー等をかけることになるので、手間がかかる。
そこで、F8nをパソコンのオーディオインターフェースにするモードで使うと、パソコン上のDAWにダイレクトに収録することができる。DAWはリアルタイムにコンプレッサー等をかけられるので、仕上がりに近い音を現場で聴きながらの収録となり、効率が上がるしかもF8nはオーディオインターフェースモードでレコーダーとして動作するので、コンプレッサーを通さない原音もバックアップとして保存できる。

さて、このパソコン上DAWでの収録は、実はiPadでも可能だ。ただし、らじお収録はファイルサイズが30GB以上になるので、空き容量に余裕があるiPadでないと危うい。

iPad ProとF8nをつないでテスト中

ひとまず、現場でぶっつけ本番というわけにはいかないので、まずはテストを繰り返して、安定性がどのくらいあるのか検証しているんだ。もし、安定動作してくれるのであれば、F8nより小さなH6というレコーダーでも性能的には十分だ。H6で済むなら荷物が減るのでありがたい。
ただし、H6はオーディオインターフェースモードではSDに録音することができないので、もし何か不具合が出たら、大切なデータが全部吹っ飛んでしまうわけだから、プロの仕事としてはちょっと危うい。

激安なのにプロ仕様のヘッドホンを発見1200円弱

出先でも収録できる、簡易ラジオ収録機材を検討しています。
そこで発見したのが、

パナソニック スタジオモニター用ヘッドホン RP−HT24−H (グレー)

ヨドバシカメラで1200円、もっと安い店ではウェブ上で1200円弱で売っています。
ラジオ出演したように、簡易で聞ければいい位のつもりで買ったのですが、なんとなんと、20,000円近いプロ用のスタジオモニターと同じ位の音質です。イヤーパッドがちょっと小さめですが、音質は非常に良く、これでたいていの仕事ができてしまうと思います。
非常にお買い得だと思いますよ。

iQOSの吸い方は、これか!

どうも、iQOSの吸い方が分からなくて、あっという間に吸い終わっちゃう気がする。
それでいて、ニコチン酔いが強烈。
つまり、強く吸いすぎているんだけど、葉巻みたいな吸い方じゃダメなのね。

このサイトでやっと分かってきた

ネットで色々検索して、やっといいサイトが見つかった。

『アイコスのトリセツ

なるほどねぇ。吸い方よりも、吸う間隔の方が重要なのか。
僕は葉巻・パイプマニアなので、如何にゆっくり長く吸うかという意識で吸っていたんだ。
タバコを刺すのも、ザックリ刺さる向きを見つけるべきなんだね。
やってみると、味がよくなったなぁ。でも、途中で止まったっちゃう気がする。二度目のスイッチで、完全に吸い切る感じがするなぁ。まぁ、もっと研究しよう。

有料PodCastがすごく役立っているんだ

『桜風涼さんに何を聞いても、絶対に答えてくれますよね』
と、いろいろなところで言われるんだ。特技かもしれない。
まぁ、フォローしていないジャンルもあるんだけど、科学・医療分野はかなり細かく勉強しているんだ。

じゃあ、何で勉強しているの? となるんだけど、ほとんどが有料PodCastなのだ。
前回も書いたけど、本を読む能力が著しく低いので、音で勉強するのが効率がいいのだ。

科学:『ヴォイニッチの科学書』がメイン情報源

知る人ぞ知る、最先端科学を解説してくれるのが『ヴォイニッチの科学書』、非常に良質で、まぁ、多分、理系じゃないとちょっと付いて来られないかもしれないんだけど、MCは科学者、相手役はDJで、つまり、科学者が普通の人に解説しているというのがミソ。

科学ネタを2倍速で聴きながら他の作業をしているんだ

さて、この『ヴォイニッチの科学書』を、小生は2倍速で聴いている。
このブログも裏でヴォイニッチを聴きながら書いているのですよ。

ちなみに「表情をAIで読み取るエッグマンの理論」という話題だ。欧米人の感情表現の表情をAIで判定する理論があって、それを京都大学が日本人で実験したところ、喜んだ顔と怒った顔以外の感情は全然判定できなかった、ってことらしい。それから、アンドロメダ銀河が45億年後に我々の銀河とぶつかるんだって。

視力が落ちると耳が良くなるぞ

さて、ポイントはヴォイニッチの話じゃなくて、桜風涼さんが2倍速で聴いているってこと。
実は中学2年生から高校1年生の夏休みまで、小生は目が見えなかったんだ。いやいや、盲目ってことじゃなくて、眼鏡を買ってもらうのを言い出せなくて、視力が0.1以下のまま数年間過ごしていたんだ。すると、勘が良くなるというか、特に耳が視力を補完してくれるんだ。これは本当に目が見えない人にも現れることで、彼らは2倍速どころか4倍速以上でも聞き分けられるんだって。そこで録音された議事録の書き起こしの仕事をしているなんて人も多いらしいよ。

そんでもって、桜風涼さんは、今はかなり耳が悪くなったというか、聞き分けが下手になったんだけど、2倍速再生の難しい科学をフムフムと理解しながら、このブログくらいの文章を書くことが出来る。もちろん、裏で聴いている内容について深く考えると手は止まるけど、聴きながら書くのは、週刊誌記者は当たり前だし、インタビューでは、聴きながら理解しながら次のことを考えつつメモを取るという3つの作業を並行して行うので、それよりは簡単なんですな。

ということで、桜風涼さんが物知りなのは2倍速で情報を得ながら、他の作業をしているからだったのです、ぎゃはは。

オーディオブックが聴きにくい件、ああ、そうね。

今まで50タイトル以上のオーディオブックを聞いているんだけど、かなり、聴きやすさに差があるんですよ。
ナレーターの出来不出来もあるんだけど、そもそも音読するのに適した作品かどうかも大きいっすね。一番失敗した作品はハリーポッターの出てくる用語辞典、まったくもって音声はダメですね。そもそも、これをオーディオブックにしたのも意味不明だし。

藤沢周平作品はどれも素晴らしい

藤沢周平さんの作品は、朗読しても素晴らしいですね。ポイントは情景描写の句読点数かな。読書好きの本には、あまり句読点のない作品もあって、これはそもそも朗読に向かないっすね。しかも、漢字の意味(見え方)や古い言葉で様々なものを表現する文体も、朗読すると意味不明。書家の書みたいなのは、ダメってことです。例えば、時代劇は専門用語が多いので、それをきちんと解説してくれる作品でないと、朗読に適さない。つまり、専門用語が漢字で書かれていると、文字作品ならなんとなく意味がわかるけど、朗読作品では全然ダメということです。

その点、藤沢周平さんは、非常にバランスがいいのですね。しかも、専門用語がさり気なく説明されている。書き手とてしては、このような気遣いが欲しいものですよ。

朗読を前提とした作品は、今まであったのかなぁ?

朗読するために書き下ろされた名作ってあるのかなぁ? 戯曲は演劇のための作品ですな。
あ、そうか、長唄などが、歌詞なんだけど、ある意味で朗読か。
ということで、自分の作品を朗読用に見直してみよう。

ラジオドラマも朗読の延長か

昭和の前半戦には、ラジオドラマがたくさん作られていて、そのクオリティーは非常に高かったっすね。岸田今日子さんもその時代の女優さんで、声で情景まで表現できた人でした。
ラジオドラマは、今でもNHKラジオやTBSラジオでも放送されているし、朗読劇も放送されています。もっとみんなに聞いてもらいたいけど、接触チャンスがないのかなぁ。

いずれにせよ、朗読用の作品を書いてみようと思うのです。
よろしくね。

ドグラマグラのオーディオブックが21時間もあるので、、、

ふっくんとのラジオ番組(出演・制作)で、改めて音コンテンツ好きを自覚している桜風涼さんです。
本が読めない発達障害なので、音を聞いて何でも理解し覚えてきたのです。
音コンテンツの制作は、今から25年くらい前に、So-net創立時に契約ディレクターで作った、岸田今日子さんとやなせたかしさんのWEB絵本。岸田さんにいろいろ教えてもらって(叱られて)、声のコンテンツの何たるかが身に染みたのが懐かしいのでございます。

オーディオブックが大好きなんです

本がほとんど読めないので、オーディオブックとラジオ番組が桜風涼さんの大きな情報源なんですが、書籍版のドグラマグラに挫折した経験があって、お、オーディオブックにドグラマグラがあるじゃん、ということで購入。なんと21時間という恐ろしい長さのコンテンツですな。
普通の長編は10時間くらいなので、倍ですね。
聴き始めたのですが、ああ、集中できない。
通常、オーディオブックは、車の長旅で聴くのが定番です。でも、このところ、車中泊するような長旅に出ていないので、家で聞くのですが、21時間も、なかなか、時間が取れないよ。

弊社でも作ってみようかなぁ

オーディオブックコンテンツを作ろうという気持ちはあるんですけどねぇ、ドグラマグラの完成尺で21時間ということは、制作時間はその10倍くらいかなぁ、収録に40時間、編集に160時間、きょええええ、普通の制作方法じゃ倒産しちゃうなぁ。収録しながら編集という一発録り的な作り方なら、40時間くらいでなんとかなるかなぁ。問題は校閲というか、確認作業かなぁ。
そうか、収録後に音声入力の文字変換にかけて、元の文章と比較するか? でもなぁ、同音異義語が多い日本語じゃ、むしろ手間がかかるような気がする。21人に1時間ずつ検証してもらうと、時給2000円で4万2千円で校正できるか、それもいいなぁ。これは現実的。
21時間の読みが42時間かかるとして、1日6時間作業で7日間、ナレーターと録音技師兼ディレクターの2人で作ると、ああ、なるほど、そのくらいの予算か。

そりゃ、一コンテンツの定価が数千円になるのは仕方ないよなぁ。