画家のダリは、眠くなると指先でコインを摘まんでいたといいます。
コインが墜ちたときが眠りに就く瞬間で、その時のインスピレーションで画を描いたんだってさ。
僕も実践しているんだ
僕も、これを知って、布団に入って一呼吸して眠気がやってくる前後のイメージで本を書くことようになったんだ。
だから、執筆はいつも真夜中過ぎの1時~4時くらい。
でも、素早く書かないと、イメージが消えていっちゃう。なので、枕元にはポメラ。
本当は一人暮らしなら、携帯で音声入力する方が良いかもしれない。
私の家系を50歳が過ぎてから徹底的に調べたんだ。
父方は会津藩士で禄は7石二人縁。いわゆる下級武士だが、長屋を与えられて城近くの武家屋敷に住んでいた。明治維新では五稜郭の戦争にも加わり終戦となった。私は、その直系長男である。 その後、札幌で暮らすが、水戸へ流れてくる。その経緯はよく分からないが、明治維新の後に静岡の大名家から奥さんをもらい、そこで長男として生まれたのが祖父である。
一方、母方は長州藩士で、歴史書にも名前が登場する重臣だ。元の家は40石の下級武士だが、幕末の天保の改革の頃に、実務家として頭角を表し、家老に次ぐ実務トップに上り詰める。 明治維新では、保守派のトップであったために反逆者として処刑されている。
人間社会も自然の一部であって、弱肉強食だ。悪であって強ければ、それが正義になる。ここで言う正義とは結果的に勝った者を指す。
父方の先祖は、明治維新の後に起こる戊辰戦争で国を追われるだけでなく、本当の名前を言えば会津藩士と分かり殺されてしまうために、名前を隠した。我が家の本当の姓は金澤である。
僕は今、福島のラジオのMCをしていて、そこでは金澤を名乗っている。親戚中が、それを喜んでくれている。そして今、僕は明治維新が如何に悪に染まっていたか、その後の日本を不幸にした出来事だったかを書き始めている。
母方の家も、反逆者と言われて、名前を変えている。というか、子供を他家へ養子に出し、中井という姓を名乗っている。
それだけでなく、つい最近まで、萩(長州)で、本当の名前を出すこと自体が、本当にタブーであった。最近は、どうなのだろう? 菩提寺の住職は、まだ名前を出すな、とおっしゃる。
会津と長州という宿敵の武家同士の結婚が、我が家である。父も母も、それを気にしたことはない。というか、歴史を本当の意味で知らないのだ。母方の祖父や叔父たちは、恐縮していた。ただ、母方の家は、自分たちが長州の(反逆者とされた)重臣の家柄だと言うことを知らなかった。もしくは、長兄であった叔父だけは知っていたのかも知れないが、誰にも言わなかったのかもしれない。 従兄弟に聞くと、4代前の家長(じいさま)は、何の仕事に就くこともなく、一月の何日かは萩へ行っていたという。それが何故かは、家族は誰も知らなかったというのだ。
そんな名前を出せなかった両家の間に長兄として生まれた私は、非常に浮世離れしていて、事実、食えない物書きを30年もやっている。映像や広告の仕事もしているが、それは食い扶持を稼ぐ手段であって、夢や目的ではない。 物書きも、初めはなんとなく始めた仕事だったが、人生で苦難に遭遇すると、必ずここに戻ってくるし、文字を書かない日はまったくない。 一日に平均すると3000字近くは書いていると思う。
そして、名前を言えない家の末裔として、私は金澤藤馬と名乗っている。金澤は「かねざわ」と読む。鎌倉の北条氏から派生する、金沢文庫を作った金澤家の末裔と思われる。菩提寺は江戸三田の徳玄寺。 今、本名としている渡辺の墓は、なぜか偶然なのだが、三田の荘厳寺で、徳玄寺の隣である。不思議なものだ。
藤馬は「とうま」と読む。これは母方のご先祖様から一字「藤」をもらっている。馬と付けたのは、母方のご先祖様に遠慮し、私は馬程度の存在だということだ。
私の人生は、非常に運が悪い。
なぜ、こんなに苦労するのか。
母方の叔父達は、いつも心配してくれている。
血のなせること、だそうだ。
家系として、やらなければならないことがあり、それが成されていないからだそうだ。
世の中をよくよく見てみると、全てが悪意から成り立っているように分析するのが正しい気がする。
フェアな関係などあるのだろうか?
私の周りだけが悪意の塊なのだろうか?
人それぞれには望みがあって、それが必ず対立して、どちらかが勝ち、どちらかが負ける。
イギリスの研究だったと思うが、アスリートの被験者を集めて、片方は通常よりも40%多い練習をさせ、もう片方は適度な運動を2週間続けると、物事の判断や思考にどんな違いが出るかという研究がある。
それによると、40%多い運動、つまり、自分を追い込んだ過度な運動を続けると、物事を単純化して考える傾向が強くなり、目先の利益だけしか燃えなくなるだって。
つまり、危機的な状況にまで身体を追い込むと、総合的な判断力や計画的な考え方ができなくなるんだ。
この世の中は、いや日本は?、体育会的な組織構造が尊ばれていて、仕事の仕方もプレッシャーをかけて仕事を追い込むのがいいとされちゃう傾向が見える。 すると、目先の利益だけを追うようになって、儲かってるから正しい、というような思考の単純化が起こる。
その結果が今で、貧富の差が大きく、災害が起きても、短期的には支援しても、それっきり。
困っている人を減らすことが、実は全体の利益だったり、幸せを増やすのは、歴史的に当たり前なんだけど、そういう総合的な考え方ができなくなるのが、働き過ぎということだ。
つまり、世の中全体がよくなるために、自分の利益が減るのも惜しまないのが、結果的に自分の利益になるということなんだけど、そう思えないのは、働き過ぎってことなのかもしれないね。
愚痴ろう。
映像の仕事は年を取るにつれて落ち目になるなぁ。
やはり、もらい仕事というのは、相手の都合次第なので、こちらではベストを尽くしてもどうしようもないことが多い。
特に、若い演出のやる仕事は、こちらから見ると粗ばかりなんだけど、発注側もそれがわからないから、それでいいってなる。ついつい口を出してしまうのが老害って奴だな。 そして、仕事は減る一方。
さて、そういうのが社会なんだけど、それは仕方ないとして、Kindleの執筆は、まぁ、読者と自分だけの世界がメインなので、自分がやればそれだけ収入が増える。 このところ、新作を書いていないので月々の印税は減っちゃっているけど、横ばいのまま推移。無料キャンペーンをやると少しだが印税は上がるね。 KindleとDVDの印税は、5年間で800万円くらいかなぁ。最近はぐっと減って、お小遣い程度だけど、まぁ、ありがたい。
さて、新作をどんどん出せば、正比例で収入が上がる。完全に印税だけで暮らすには、月に2~3作品を出せば、おそらく半年後にはまともな暮らしになるはず。もちろん、同じ作品を出版社から出せば数百万円にはなるんだろうけど、長い目で見ると自転車操業になるので、つまり、印税が長続きしないで絶版になるから、月額は非常にすくないかもしれないけど電子書籍の方が収入が上がるはずだ。5年前に書いた本が未だにチャリンチャリンとお金になっているので、およそ、どのくらいのものを書けば、つまり、取材や検証にお金のかからない作品でいくらくらい儲かるかが解った気がするんだ。
などなど、愚痴っているが、なんとか、社会との仕事としての接点を減らして、純粋な興味と取材と人脈だけで、好きなことだけで暮らしたい。 そう、単なる我が儘な人生を送りたいだけなんだぜ。うん、それだけ。
このところポメラで執筆しています。
1日に1万字ペースですかね。
やはりポメラだと速いですね。
小説の場合、ルビと見出しが必須になるので、これをポメラで行うには青空文庫形式もタグを入れて、電子書籍化する時に専用のコンバーター(WEBサービス)でePUBにしてからKindleGENでMOBIファイルにするのがベターですね。
見出しを付けるのは結構面倒なので、仕上げの時に一気にやるしかないかな。というか、見出しはポメラのアウトラインを使って執筆しておいて、仕上げで青空文庫の見出し形式にするってことですね。
ルビは《》で囲えば、直前の漢字にふりがなが付きます。
詳しくは青空文庫の組版のサイトをご覧くださいね。
あと、ポメラの文字コードはShiftJISにしないと青空文庫の変換が使えません。仕上げ時に変えてもいいですけどね。
iPhoneで執筆するのは快適です。ただし、誤字脱字というかタイプミスや変換ミスが非常に多くて、個人出版では致命的になる可能性が大きいのが問題です。
そこで、久しぶりにポメラDM200とDM30を使って執筆をしてみましたよ。
ああ、快適。
DM30とiOSの連携はちょっと問題ありですね。文字コードがShiftJISしか使えないからです。今の時代、これは致命的だなぁ。
一方、dm200はUTF-8が使えるので文字コード問題(文字化け)はしないですね。
さてはて、いい文章を書くにはやはりポメラくらいの文字入力のパワーが必要ですね、iOSでは、ちょっとストレスが多くてダメだなぁ。
映像の仕事とKindleでの印税の二本立てで食べている金沢さんです。
このところ、映像業界の不況が激しいですね。仕事のギャラが下がっているのと、さらに、支払いが遅れるケースが多発しています。
ということで、はやり、もともと物書きなので、印税だけで家族を食わせる方が生活が安定しそうな気がしてきています。
印税のいいところは、作品数さえあれば、1冊1冊の金額が低くても、全体としては安定した収入になることとです。
いわゆるロングテールと言いますか、ノウハウ本や短編小説はリリースしてから5年以上経っても0円になる事はなく、月額で数百円から数千円をキープしてくれます。
ポイントは、大当たりする一冊よりも、地道に売れる小さな本だということになります。
個人出版の場合、Kindle以外の電子書籍は有り得ない。というのが僕の結論です。Koboなんて全然売れませんし、Audiobookもダメです。
Kindleだけにするのは、ちょっと危険性はあるのですが、他が全然売れないので選択肢はKindleだけです。
月額で20万円を目指すとすると、毎月1冊を出し続ければ半年くらいで実現するんじゃないかなぁ、と直感的に思います。たまに大当たりの本がでれば月額数十万円になるでしょう。
でも、大当たりを狙うよりも、素早く力を入れずに出版できる方が、結果的に収入が上がると思います。つまり、考えすぎて書いてもあまりいい結果にならないみたいです、僕の場合には。
さて、Kindleの場合、普通の販売と読み放題による印税の二種類があります。僕の場合、普通の販売と読み放題の印税(読者が読んだページ数による印税)では、1:2で読み放題の印税の方が多いですね。新作が出る数ヶ月はとそれは逆転します。新作が出ない場合には読み放題が稼いでくれます。
僕の場合、ノウハウ本の売り上げが9、小説類が1という割合です。ブログをたくさん書くと小説が売れます。
さて、先ほど読み放題の印税が大きいとお話ししましたが、ということはですね、よみほうだいで読まれやすい(ダウンロードされやすい)、そしてページをめくってもらいやすい書き方というのを研究しなければならないということにもなります。
このあたりは、なんとなく頭の中にあるのですが、まだエビデンスが出ていないのでなんとなくのヒントですが、ダウンロードされやすいのは、何かの関連本のような見出しかなぁ、そしてページがめくられやすいというのは、見出し間隔が適当かどうかというところじゃないかと思っています。つまり、見出しだけで読み進められるような書き方だと思います。
ということで、映像仕事は少なめに、執筆活動に注力していきます。
電子書籍の売り上げが上がってきました。
皆様のお陰です。
ありがとうございます。