ポメラのアウトライン機能で効率よく執筆するコツを考えています。
基本的には自動記述テンプレートを使うべきなのですが、ポメラだとちょっとつらいっすね。
ポメラのDM200とDM30に搭載されているのがテキストベースのアウトラインプロセッサです。DOSの時代には色々なテキストベースのアウトラインプロセッサがあったのですが、現在はWindowsで動くTOMBOくらいが生き残りかなぁ。
テキストベースというのは、文字修飾機能のない、アスキー文字だけで構成できるアウトラインプロセッサです。表計算ソフトのCSVファイルみたいなものですね。 まぁ、アウトラインプロセッサの説明は長くなるのでこのくらいにします。
アウトラインプロセッサでの執筆のコツは?
アウトラインプロセッサは、章・節・項などの階層構造で文章を書くためのツールです。でも、項目ごとに文章を分類する簡易データベースとしても使えます。 つまり、本文も階層で書けるし、メモや調べた情報を項目ごとに貯めておくことも出来るわけです。
台割を作って書くのがベターだけど
自動記述テンプレートは、思いついたことを章ごとにまとめていって、最後に肉付けする手順で執筆します。これは最終形を頭に置きながらゴールに向かって執筆するプロ御用達の執筆方法です。詳しく書けば、雑誌などを作り上げるのは台割という目次を詳しくした設計図を先に作ります。どの章が何ページ分でその中にどんな節(中味)を持ってくるかということを先に決めるのです。そうすることで、途中で書くことにもよっても前後のつながりから脇道にそれずに書けるわけです。
※自動記述テンプレートは、僕の「超入門・実用本の書き方・入門」に使い方などが書いてありますよ。
書籍本文と気付いたメモを並列に書こう
一方、もっと自由に散文的に書くことも出来ます。散文調に適当に書いていって、後で順序を入れ替えてまとめる書き方です。失敗の多い書き方でもありますが、自由に書けるので執筆は楽かも知れません。
そこで登場するのがアウトラインプロセッサです。
散文調に書いても、その順序を簡単に入れ替えることができるのです。自動記述テンプレートの場合は、文章の順序を入れ替えるのがちょっと面倒で、融通が利かないっすよね。でも、アウトラインプロセッサなら入れ替えは簡単です。
アウトラインプロセッサを使った書籍の書き方は簡単です。
とにかく思いついたことを「行頭記号」を付けて書くだけです。行頭記号というのはポメラの場合には「.」か「#」です。僕は#を使っています。プロの編集現場も#を使うので、そのまま入稿できます。#の個数で階層が決められます。#の数が増えると階層が深くなるのです。具体的に言えば#で章、##で節、###項というようになります。
まずは適当にメモ書き
アウトラインプロセッサに決まった使い方というのはないと言うべきなんですが、僕はまず、「#アイデア」という章を作って、その後ろに思いつくだけアイデアのメモを書きます。そのうちに、「##人物」とか「##出来事」のように分類できるようになるはずです。 分類が増えてくると、こんどは、その分類で似たものを集めていきます。
すると、なんとなく本の構造が見えてきます。というか、本にするべき事が何かが見えてくるのです。
分類が出来たら章立て
分類が進むと、章立てができると思います。ここからは「実用本の書き方」にあるように、5つの章に分けていきます。本書をお読みになった人はお分かりかと思いますが、4章+1章ですよね。 章立てができたら、次は節立てです。
ということで、最終的には5章5節5項を目指して書き込みをすればいいのですね。
ポメラの高速アウトラインプロセッサを多用しよう
ポメラのアウトラインプロセッサは非常に高速です。パソコンを使いたくなくなるほど高速です。
ですから、これを使わないのはもったいない。
アイデアをどんどん文字にして、並べ直す作業を繰り返すと、それだけで本が書けると思います。
さて、書きますか。
僕は若い時にはアウトラインプロセッサで原稿執筆をしていました。
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