夕方、放送大学で「伊勢物語」の講義があった。
物書きなんだけど、実は国語がまるっきりダメ。
古文なんて、ぜんぜん分からないのですよ。
まだ中国語の方が分かる。英語の方がもっとわかる。
でも、お勉強ですので、放送をちゃんと見ました。
ああ、なるほど、「本歌取り」というのがあって、つまり、元の和歌に対して後世に、その歌をベースにした歌を作るっていう文化なのね、日本は!
これって、意外にポイント。日本人は大きく変化するより、昔のことを織り交ぜながら進化していく文化なんだなぁ、なんて思ったのだ。
小説にも、これは必要な手順というか、テクニックかもしれない。
映画じゃ、シーンのオマージュはよくある。
ふーむ、全世界とも、そういうことが芸術の進化なのかしら?
いろいろ雑用だの、昼寝だのしていたら、こんな時間。
7Gバイトほどの映像をネットで送信し終えたら、本日の業務は終了かな。
お三味線のお稽古もしたし、いや、もっとしよう。
執筆もエンジンをかけて、以下の本を完成へと!
1:「魅力的な文章の書き方」
2:SF「ハコとハル」(全ては冷たい月の光の中に)
3:「酒を飲む酒・3」
もっと、書きかけは話はある気がするなぁ、ああ、時代劇もあったし、猟奇的な探偵小説もあった。早く書かないと!
大学同期の紹介で、出版関連のご夫婦と飲み会。
奥様は、作家で、ちょー文学少女で、読書大好き人間だそうです。
もちろん、ベテランの作家さんで、コンスタントに作品を出している。
旦那さんは、療養中の編集者で、なんと、栗本薫さんの担当編集だったとのこと。
しかも、僕の大学同期の部下だったとのことで、世間は狭い。
グインサーガの話になり、楽しいひととき。
共通の友人が何人も発覚、楽しいひととき。
編集者どのは、ライトノベルの担当をながくやっているとのことで、いろいろ話を聞けた。
ちょっと刺激を得て、さらに執筆しましょう。
テレビ番組の撮影終了して、次へ行きます。
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放送大学の授業が面白いなぁ。
たまたま見ていたのが、「記号論理学」と「行列計算(線形数学)」の授業が面白かった。
特に、「記号論理学」は面白い。
大学の時には「論理学」を取ったんだけど、これは今でも非常に役立っている。
統計の嘘を見抜くには、論理学が欠かせない。
そんでもって「記号論理学」というのは、言葉による論理の積み重ねによる誤差(既成概念の影響などね)をなくすため、物事を記号化して計算しちゃうという学問。
「たとえば」
1:人間は水を飲む。
2:ぼくは今日、水を飲んでいない。
3:ゆえに、僕は今日、人間じゃない。
これは、言葉として正しそうなんだけど、数式にすると、その間違いがすぐに分かる。そんな学問。
行列も面白い。
連立方程式を行列に置き換えて、パズルのように解を求めるのだ。
というように、桜風さんは、数学オタクなんだな。
先日、沈没の原因は過積載で、燃料が減って重心が高くなり、通常の操舵でも船が大きく傾いて、荷崩れが発生。傾いた船は、自動車のスピンと同じように舵とは関係なく大きく旋回してしまうということを書きました(商船大学の先生の推理より)。
テレビでは、船の専門家なるひとが何人もコメントしている。
その多くが、何かを避けようと舵を一杯に切ったのではないかと言っている。
しかし、これは信じがたい。
漁船の衝突などでも舵を一杯に切ることがあるが、それで転覆するなど、ほとんど聞いたことがない。さらに、何かを避けようとしたなら、航海士も操舵士も、そう証言するはずだ。緊急事態で回避行動をしたなら、それは操舵ミスでもなんでもないのだから、真っ先にそう言うはずだ。
しかし、今回は、両名とも通常の操舵だったと言っている。
それで船が急旋回する理由を考えれば、
1:積み荷が重すぎた
2:簡単に崩れた
3:重心が高く、大きく揺れた(傾いた)
4:傾き量に応じた旋回をした
5:あとは海流に乗って流されながら沈没
ほとんどが逃げられないほどの急速な傾き方をしているので、過積載こそが一番原因だと推論する。
この場合、船長と船会社の責任が一番問われるべきで、航海士・操舵士の責任はその下になる。
Kindle本「魅力的な文章の書き方」の頭の差し替え
すでに7割くらい書き終わっているんだけど、冒頭の買い出しを替えたくなった。
文章は、実は誰にでも書けるんだけど、なぜか「書けると思っていない人」が多い。
それは、おそらく具体的な「書ける」イメージがないんだと思う。
事実、本のような文章を書こうと思っても、確かに難しい。
こういった場合、ノウハウが不足しているということだけが問題だ。
そのノウハウって何か? 単なる作例を並べても、辞書のように単語や用例を並べても、それだけでは文章になることはない。つまり、情報はノウハウじゃない。
そこで考えてみた。
ノウハウって何なのか?
これは「やったことがある人しか分からない事」。
「やったことがある人にしか分からないというのは何か?」
これは経験を通して「気付いたこと」だろう。
その「気づき」を積み重ねた上で、精査して残ったものがノウハなのだ。
だから、ノウハウは貴重であり、価値がある。
情報に比べて、その数倍も価値があるはずだ。
ところが、今の社会は、このノウハウを持った人間の価値をあまり高く見ていない。
企業の理屈でいえば、「買ってくればいい」と言う話になる。
ところが、買ってきた「ノウハウ」は、情報でしかないことに気付かないとだめだ。
なんて、考えている。
なんとなく書き上がってきたんだけど、また悪い癖で、大幅に書き直したくなってしまった。具体例満載にしたい。
まず、言葉のスケッチなんだけど、いい方法を思いついたんだ。
見たもの、感じたものを言葉でスケッチするんだけど、実際にやると、後で使い難いスケッチになっていることが多い。そこで、スケッチのコツを考えたんだ。
「寒いと、体がこわばる」
「寒いと、トイレが近くなる」
「寒いと、トイレに行きたいけど、行きたくない」
こんな感じで、書き出しを決めてしまうと、後で使いやすのだ。
などなど、スケッチをして、それを魅力的な文章、魅力的なストーリーへ展開する方法を伝授するのだ! のだのだ!
「釣り紀行 私の釣魚大全」(開高健)を読んでいます。
高度成長期あたりの時節であり、公害問題もあって、しかし、その反面、釣りがブームだった時代です。日本各地の釣り狂とのインタビューの連載記事をまとめたものですが、面白いなぁ。僕も取材記者が長かったので、取材風景が目に浮かびます。
「釣魚大全」は17世紀に書かれたイギリスの名書で、それにぶつけて「私の釣魚大全」なんですね。
僕も書きます。
仕事で新大久保に来ています。空き時間ができたので、ゆっくり昼食、そして街を見ています。
面白いなぁ。コリアンタウンであることは有名ですが、タイのお店も多いですね。そもそもお店でかかっているBGMが何語かわかんない。
数人の女性が観光しているのが、また、面白い。
目当てのお店があるらしく、キョロキョロしながら探索していますな。
とにかく、女性が多い。
タイ・レストランに入ると、お客さんはみんな女性。
在日の人たちに講義デモをする人がいる一方で、LOVEな感じで散策する女性たち。
日本人は多用というか、不思議です。
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物書き歴30年、ストーリー・本の書き方・キャンピングカーのことを書いてます。