FFヒーターの取り付けと気密性

このブログも、FFヒーターの話題でアクセスがどんどん上がっていますよ。自作でFFヒーターを取り付ける人が増えているんですね。良いことだと思うのだぁ!

排気管付近の気密性に神経を尖らせるな!

Facebookなどのキャンピングカーのグループへの投稿を見ていると、自作する人に排気管の気密性にこだっている人が散見されますな。

しかし、ベバスト本家の取り付けマニュアルには、本体の台座のゴムパッキンだけで十分で、コーキングは不要と書かれているんだ。
実際問題として、本体台座付近の気密性をコーキング材で高めたとしても、自動車ってのは室内の空気を外へ出す穴がたくさん開いているので、そっちからの流入が大きくなるので、FFヒーター本体をコーキングしてもあまり意味がない。また、FFヒーターの排気ガスの圧力は低いので、ゴムパッキンを超えて入ってくるわけがない。
むしろ、コーキング剤でパッキンが劣化することの方が怖いかもしれない。マニュアルでは、パッキンは二年くらいで交換せよ、と書かれているので、コーキングしてしまって外しにくい状態にするよりは、シーズン前に目測で点検できるようにしておいた方がいいのだ。

そんでもって、本体の気密性よりも、ここで何度も書いているけど排気管の取り回しの方が重要だ。本家のマニュアルにも、機密性に関しては1行程度の解説で、排気管の取り回しについては数ページ渡って厳しく基準が書かれている。

最も危ないのは結露による排気効率の低下だ。

皆さん、注意してね。

キャンピングカー用FFヒーターを点検しましょ

寒いですね、大雪で大変なことになっていますね。
中華製FFヒーター、3年目ですがノントラブルです。
非常に暖かく快適ですよ。

トラブルの原因は、排気管の取り回しが一番多いと思います。
雪が降ると、排気管には簡単に水が溜まります。長いほど、一瞬で結露して排気効率を下げてしまい、不完全燃焼を起こします。
ビルダーで取り付けてもらっている人ご自分の目で排気管の取り回しを確認した方がいいですよ。

排気管は緩やかな傾斜が必要です

FFヒーターの排気には、それほど勢いがないので、排気圧で結露した水を排出することができません。ですから、排気管は出口へ向かって緩やかな傾斜が必要です。こういう施工をしてない業者ばかりなので注意が必要です。
ベバストの認定技術者がどうのこうのって日本代理店が言っていますが、熱配管の知識を教えていないようです。なので、認定された技術があるビルダーで取り付けたFFヒーターでも煤が溜まる故障が多く見受けられます。

認定技術者なんて、そんな謳い文句はどうでもいいので、とにかく排気管から結露した水が楽に排出される施工ができているかが重要です。結露した水さえ排出できれば、FFヒーターがトラブルを起こすことなど、まずないと思います。だって、構造が簡単なんだもん。

時代の流れと映像作品

どうも、世の中の流れが映像へ向かって流れているようだなぁ。
まぁ、物書きとして文字文化は重要だと思うんだけど、文章にしても、その骨格となるストーリーや構成という、始まりから完結までの流れと、その中の納得や感心や驚き、満足という要素の積み重ねだ。
それを映像に置き換えても、骨格は同じだ。文体が出演者のキャラクターになるし、何を伝えるかという部分は文章も映像も同じだ。

そんでもって、誰でも簡単に映像が撮れて編集できる時代なのだから、文字にこだわる必要はない。
ただ、映像には文字にはない「装飾」があって、これはお金がかかることだ。出演者の服装だったり、背景(部屋など)だったり。

40年来の友人である作家の今一生くんが、YouTubeでかなり稼いでいる。彼は僕よりも文章の人間だし、売れる本を書いている。
僕はどちらかというと、元々テクニカルな物書きだし、誰かに技術や情報を伝えて、それをベースに人生を面白く展開してもらいたいという人間だ。

そこでYouTubeなどの映像を見直してみると、実は雑誌にCDやDVDが付録になり始めた頃に、その中に映像作品をかなり提供していた。
テレビ番組もたくさん作ってきたし、僕自身が出演する作品も多数ある。しゃべりに関しても技術も経験も豊富だ。

にもかかわらず、自分を主役にした作品というのは、あまり触手が伸びない。でも、そろそろやらないとダメな時代な気がする。

他社が作るコンテンツでは、講師としてセミナーを行うなど、たくさんやっているのにね。自分だけやろうと思うと、なんだか気恥ずかしいんだよね。