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お化け発見器 made in USA

先般、注文していたお化け発見器 P-SB7 EVP Spirit Box +ダウジングロッド(L字)が届いた。暴け発見器は、非常に感度のいいAM/FMラジオで、まぁ、今の所、お化けは発見できず。
ただ、ラジオ番組の編集をしていたら、奇妙な声は入っていたけどね。
何れにせよ、ただのラジオのチャンネル(周波数)スキャンの機能を活用した、磁気の乱れを音声にする装置なんだ。ラジオとしては、アメリカの周波数帯なので日本とちょっとずれていて、日本のラジオ局はAMは聞こえるけど、FMはワイドFMしか聞けないのだ。まぁ、ラジオ局を聞くための装置じゃないけどね。
もうちょっと言えば、原価数百円だろうラジオに、ゴーストハンターの刻印をしてあるってのが真実なんだけど、それとは別に、僕は映画の録音の時に、プロ用マイクとレコーダーでお化けの音がよく聞こえるので、ラジオで聞こえるってのも、別に否定しないし、そう聞こえちゃう錯覚だとしても、その錯覚が頻繁に起これば、それはそれで面白いと思うんだ。

ダウジングロッドも難しいなぁ

ダウジングロッドも「おまけ」なので、まぁ、簡素なもので、配管用の直径8mmくらいの銅のパイプをグリップにして、その中にL字の銅の3mm針金が通してあるだけ。
でも、これが非常によく動くというか、バランス良くできていて、練習すればダウジングができるんじゃないかと思うんだ。

さて、そんな非科学的なことなんだけど、映画の録音では、お化けの声が聞こえちゃうんだから、もっと効率よく聞こえるような工夫が欲しいってことなんですな。

映画録音には必ずお化けが出るのココロだ

映画やレコーディングでは、よく変な音が紛れ込むんだ。そう、お化けのささやきだ。
録音部を15年ほどやっているけど、現場で聞き取れた明確な幽霊の声(言葉)は、多分、二回くらいかな。

芥川の羅生門で子供の幽霊が出た!

川崎ヒロユキ監督の『羅生門』で録音部をやっていた時、飢餓で苦しむ町娘が、雑草を口に入れながら、
「飯、食いたい、食いたいよぉ」
と瀕死の状態で演技中のこと。
そこは防音の行き届いた地下にあるカラオケスナックにセットを組んでいるので、スタッフ以外の声は聞こえない。本番中だから、スタッフも声を出さない。迫真の演技に、スタッフも聞き入っている。
「食いたいよぉ・・・・」
囁くような小声の演技だ。
僕はショットガンマイクを近づけられるだけ近づけている。超ベテランの照明技師さんが、マイクが入りすぎないか睨んでいる。
「食いたいよぉ・・(子供の声:食いな!)」
その瞬間、僕の心臓はバクバクバクバク! 周囲を見渡すけど、防音のドアは締め切られ、子供なんていない。
監督のカットとOKの声がして、僕はレコーダーを停止する。
すぐに巻き戻して(言い方が古いなぁ)、問題の箇所を確認。
「食いな」
確かに入っている。
仲良しのカメラマン荒木ちゃんを呼んで、
「なんか出た気がする。11秒のところ」
業務ヘッドホンで聴く荒木ちゃん。
「あ、出ましたね。うん、出た出た」
と、あっけらかん。そう、映画の現場じゃ、よくあるのだ。

2011年5月11日:Vシネ『羅生門』のワンシーン。お化けの声が入ったのだ。
一番最後のあたりです。

ちょっと生の音だとわかりにくいので、最新技術でノイズを除去してみたよ。

ノイズを除去した音声、あれ、子供(みたいな)の声の前に、男性の声が聞こえてきたなぁ。

ノイズを除去してみたんだ。あれれ、女優の息遣いの直前に、男性の声っぽいのが聞こえてきたなぁ。