『本の書き方入門』に、エッセイの項目を追加しよう

好評な『本の書き方・入門』に、新たに『エッセイ』の書き方を追加しようと思っています。
これまでは『教科書型』『カタログ型』の2種類で説明してきましたが、Facebookやブログを元ネタにした本の書き方も追加しようと思います。
すでに『本の書き方・入門』をお読みの方には、この部分だけ抜粋したバージョンを作るか、本編をアップデートしたバージョンで再ダウンロードしていただくか、迷っています。

車中泊作家を表明しよう!

今月は14日間も車中泊ですね。
いい感じですね。
楽しいですね。

車中泊に必要なことは、
1:完全に横になれる平らな寝床。
2:バンザイができる屋根の高さ(最悪でも寝返りできる十分な高さ)
3:食事や事務仕事ができるそれなりに広い机(取り外し可)。
4:炊事ができる装備(コンロと電子レンジ←必須!)
5:トイレ設備(ポータブルトイレ)
6:完全な遮光カーテン
7:駐車中の冷暖房装置
8:虫除け(網戸)
9:食料庫(水含む)
ですよ。

<1番は必須です。さらに2番も重要>
車の座席を伸ばしてフラットにするのでは、ぜんぜんダメです。硬さが一様ではないからです。
熊本の震災で車中泊をしている人が大勢いましたが、車に板を入れていましたよね。完全な平らで硬い床が必須なんです。
(その上に普通のマットレスを敷くのがいい)

ぼくは、以前、プリウス(30型)の後部座席を倒してフラットにして(1番はクリア)寝床にしていたのですが、2番をクリアしていなかった。
プリウスの後部へ足を伸ばして、自分の頭は後部座席の上にしていたので、頭の上は手を伸ばせるくらいの高さでした。でも、寝返りをするのに、足がハッチドアにぶつかる。しかも、この状態で座る姿勢になると、頭が天井にぶつかっちゃう。
つまり、寝られるけど、かなり窮屈。
そして、足を上げられないのが実は非常に苦しいんですよ!
この状態で7泊8日の旅をしましたが、帰ってくるとクタクタ! 身体中が凝ってしまって疲れが蓄積!

そこで、今乗っている軽キャンピングカー(スズキのエブリイ(商用車)ベース)に転向。
商用車なので後部が完全に真っ平らになります。キャンピング仕様なので、さらに、その荷室にフローリングが敷いてあり、
前後185cm、幅135cm(狭部85cm)、高さ135cmあります。
セミダブルベッドを想像してください。病院のベッドくらいかな。
身長170cmの僕が座った状態でバンザイをすると、ちょうど天井に手のひらがつく高さです。
狭部というのは、左右に家具があって、片方は水洗シンク、反対側は家電のための電気設備(バッテリーなど)が入った棚です。
その左右の家具に渡し板(天板)を置くと机になります。座った感じはコタツみたいですよ。この机で物書きをしたり、食事をしたりします。
天板は桐で、非常に軽いので、取り外しが簡単。
あ、病院のベッド上に机を行くじゃないです、あんな感じです。
この机(天板)は、棚の幅より狭く、45cmほど。家具は60cmなので、15センチほど前後にスライドできます。
この機能が意外に便利で、押し込めば手前の部屋が広くなるし、手前に引くと自分が寝た状態から起き上がるとちょうどいい位置くるようになります。
つまり、仕事中は手前に引いて、寝るときは押し込む。足が疲れている時や、二人で寝る時には天板を外せばいいのです。

<食事が長期車中泊のポイントだよ>
数日の車中泊なら、サービスエリアや道の駅などのレストランで食事をすればいいのですが、長期になると自炊が重要です。
観光地の食事は1回二千円近くになるので、食費がひどいことになるのです。
自炊設備が整うと、ほとんど外食しなくなります。
それでも食材はご当地のものを買い、旅気分は大丈夫。

必須なのは、コンロと電子レンジ!

実はコンロだけで旅する時期も長かったのですが、車の中で煮炊きをすると、ガラスが曇ったり暑かったりと、けっこう大変でした。
ところがですよ! 車載用の電子レンジってのが世の中にあって、これが便利すぎる!
電子レンジを積んでから、10日間の旅の食費は、なんと7000円!
まず、ご飯が重要です。
チンするだけのご飯は1食(180g)は、45〜100円くらい。当然、45円のを大量購入!
100円ショップのレトルトカレーが優れもので美味しい! 108円でそのままレンジにかけられます。
味噌汁は1食20円くらいかな。
この3つが一番安くて満足度が大きいのですよ。
水も必要で、2L60円くらいのを買っておきます。
すると、1食の最低費用は200円程度!
このセットを20セットくらい積んでおくと、数日間の旅なら外食はゼロでも生きていけます!

<水は6L積んでいます>
水はいろいろ使います。
カップラーメンやインスタントラーメン、旅先で買った麺類などなど。
もちろん、飲料水にするのが一番多い消費です。
ちなみに、5日間で4Lくらい使います。
麺類が増えると消費も増えます。
本当は、旅先で飲み水を汲んでタンクに入れればいいんだけど、そういうところが減りましたな!
結局はペットボトルの水を買うことになりますね。

<トイレも重要ですよ>
自由な旅をするなら、トイレも必携!
40cm角の四角いポータブルトイレが1万円くらいです。
これを積んでおくと、かなり安心です。
ほとんどはサービスエリアや道の駅でトイレを済ませるのですが、大雨とか、極寒だとか、寝起きで着替えるのが億劫だとか、いろいろな場面でトイレの必要性を感じるものです。
10日間の旅でポータブルトイレを使うのは2〜3回です。でも、このいざという時が、けっこう、大切なんです。
じゃあ、ビニール袋式のトイレでいいじゃん、とおっしゃるかもしれませんね。
いえいえ、あれはダメです。臭すぎます! おしっこだけならまだいいけど、大はダメ!
しかも、漏れる危険性が大きい! ありえない!
ポータブルトイレですが、車内で大をしても、匂いなど、ぜんぜん大丈夫です。排便した間際は確かに臭いますが、それは普通のトイレと同じです。
窓全開であっという間に匂いは消えます。
ポータブルトイレのすごいところは、汚水タンクがしっかりしていることなんです。

<冷暖房と網戸>
車中泊のマナーは「アイドリングストップ」です。
長距離トラックさんは、そんなの気にしないで一晩中ゴーゴーうるさい!
ぼくは、エイドリングはしません。
そうなると、寒いし暑いし。
窓の開閉と断熱が重要です。遮光カーテンは厚手のものにします。
冬場は、床や窓に保温シート(ホームセンターで2m四方で1000円くらい)を貼りまくります。
専用の保温シートもありますが、車1台で数万円! ぎょ!
それでも真冬は寒いので、冬用寝袋を何枚も重ねます。

夏は、窓全開が基本です。そうなると網戸が必須になります。
車種専用の網戸が後部ようで1万円、運転席助手席で1万円という感じです。
それでも暑いので扇風機!

<太陽光発電とサブバッテリー>
電子レンジや扇風機、照明は、専用の電気システムを積んでいます。
これをサブバッテリーシステムっていいます。
車のバッテリーでも電子レンジなどが使えるのですが、空っぽにしてしまったら走れません。
そこで、家電を使う電源専用にバッテリーを積みます。
このバッテリーは、走っている時には車で充電、停車中は太陽光で充電しています。
85Ahの専用バッテリー(ディープサイクル:1万円くらい)と100Wの太陽光です。
これで、ハイパワーのノートパソコンと電子レンジと照明と扇風機、スマホなど各種充電をして、一度も空になったことがありません。

<収納が重要です>
さてはて、これだけの設備と食料を乗せて走るので、居住空間は荷物でいっぱいです。
電子レンジと食料が大きな場所をとります。ポータブトイレもです。
このあたりは、まだまだ研究中!

という軽キャンピングカー旅の基本紹介でした!

軽キャンピングカーの旅、今月は14泊目に突入!

【桜風さん、軽キャピングカーの旅! 5泊6日目!】

月初は9泊10日で『徳島・徳山(山口)・津和野・萩・長崎・大阪』の軽キャンピングカーの旅でした。

今回は、『二戸(岩手)、久慈(岩手)、高田(青森市)、恐山(青森)、大間港(青森)、下風呂(青森)、陸奥(青森)、六ヶ所村(青森)、紫波(岩手)、会津若松(福島)、塩原(栃木)、今ここ』

今日で5泊ですが、今回はたくさんの場所に行って、いろいろな人の会ったなぁ。
今回は、ここまでで約1500キロくらい走ったかなぁ? 今回はちゃんとメーターを記録していないなぁ。概算ですね。

さて、つまり、今月は月の半分は車中の人です。

現在は宇都宮の手前の上河内SAに居ます。
予定がないので、執筆のための準備をしています。

仕事としては、クライアントのホームページの修正制作だなぁ。
あとは、空撮によるかっこいい映像の準備だなぁ。
いずれにせよ、今日はのんびりを頭と体を休めつつ、創作の脳みそのスイッチを入れます。

偶然か必然か

昨日は、遠藤周作さんの『女の一生』を読み始めたと書きましたね。
『女の一生』というのは、明治維新前後に行われたキリシタン弾圧について書かれた本です。時代が明治に変わってから、ひどい拷問が行われたんですね。

そして、明治維新まで三百年ちかく隠れていた島原のキリシタンが、開国とともに出てくるのですが、そこで捕まってしまうです。

その当時、フランスから赴任してきた若い神父が、江戸末期の島原に来るのですが、キリシタンはもういないと先輩に言われながらも、不屈の精神で探し続ける。すると、その思いが通じたのか、隠れキリシタンが出てくる。三百年ぶりに本物のキリスト教に隠れキリシタンが出会う場面で、ぼくも涙を止めることができなかった、というのが昨日の話です。

ぼくの一族には霊能力者が大勢いて、その叔母から、
「あなたの背中にクロスの烙印(十字架の焼印)が見える」
「近くの丘の上に教会があるから、行きなさい」
などと言われていたので、キリスト教にちょっと興味が湧き始めたところでした。

さて、遠藤周作さんの作品を読みながら泣けてきたので、ちょっと休憩がてら、仕事を始めました。木更津の大工さんのホームページの仕上げです。というか、ほぼ完成していて、ちょっと手直しして、その会社の契約サーバーにアップロードするという作業です。

もらった契約情報からアップロード作業をしたのですが、ちょっと変わった設定のサーバーで、FTPソフトというちょっと専門的なツールで手作業をしなければならず、ちょっと気合が入りました。

さて、翌朝である本日、その大工さんから電話があって、
「すごいよ! いきなり問い合わせが来て、すぐに仕事になりそうだよ!」
と大喜び。

僕は、
「ああ、マリア様!」
と、手を合わせました。
なぜか? わかりません。

偶然でしょうか? 必然でしょうか?

キリスト教だ!

【本日の桜風さん:不思議体験続行中】

本日は、早朝のセミナーにて、我が一族の不思議体験を中心にした出来事と、それを経営につなげる(どんなこったい!)話をさせていただきましたよ。

ここによく書きますが、長州藩の重臣であったご先祖様のお墓を見つけるまでエピソードに始まり、人間が過去の人たち(主に先祖)の影響の中で生きるということがどういうことかを考えるセミナーとさせていただきました。

ここまでは、定番の内容(毎度聞かされている人はごめんね)。

本日は、それがさらに深みを帯びて来ました。

セミナーの前に、朝のセミナーの大先輩である重鎮とセミナー内容に関する雑談をしていると、この先輩が、キリシタン弾圧の歴史に非常に精通していて、津和野のキリシタン弾圧もよくご存知だったのです。

明治維新の前後で島原から津和野のキリシタン弾圧というのが行われたのですが、そのあたりの歴史をいろいろお教えいただいたのです。

ちょっと桜風さんの摩訶不思議体験を思い出してみますと、去年のお正月すぎ、叔母の49日の法事があり津和野・萩へ行ったのですが、

1:その前の日には、我が一族の陰陽師2号の叔父が一晩中、津和野のキリシタン弾圧の話をしていて、

2:その翌日の法事の後の(霊的)反省会では陰陽師1号である叔母から、
「桜風ちゃんの背中にはクロスの烙印(十字架の焼印)が見えるのよね」

と言われておりました。

3:そして、先日ですが、今年のGWにはその津和野のキリシタン弾圧の歴史を探りに津和野へ行くと宣言しておりましたよね。

そして、本日。講話者としての僕のプロフィールを見た先輩の方から「津和野のご出身ですか。あそこはキリシタン弾圧があったんだよね」
と、先に声を変えて来てくださったのです。

そして、島原での弾圧(明治期)の話など、また、その島原へ行ってきた時の話などご教授いただきました。

そして、私の講話では、私が母方の先祖だけでなく父方の先祖を見つけるのも、偶然とは思えない出会いで非常に簡単に進んだこと。また、本日、先輩より情報をいただけたの、さらに自分の背中にあるクロスの烙印の意味について、わかるのではないかと思いました。

<キリスト教との出会い>
そして、その先輩が勧めてくださった本が、
遠藤周作さんの『おんなの一生(一・二)』
です。

それを今の今まで、パーキングエリアに駐車した軽キャンピングカーで読書していました。

秀吉によってキリシタン弾圧が始まり、江戸期の徳川幕府でもご法度となり二〇〇年以上も途絶えたと思われていたキリシタンが、明治維新直前に島原に外国人向けとして造られた教会に現れるという話です。

その二〇〇年もの期間、日本人のキリシタンの子孫たちは、正式に洗礼されることもなく、ただ、村の中で口伝えに信仰を守ってきたのです。その間、毎年正月には踏み絵が行われてきたのですが、それもやりつつ、二〇〇年以上も信仰を受け継ぐ人たちがいたのです。

開国間近に赴任してきた若い神父も、きっとどこかに生き残りの子孫がいるはずという信念を捨てずに、先輩神父に「もう日本には一人もキリシタンはいないぞ」と言われながらも、探し続けます。

そのキリシタンの末裔と、若い神父が出会う場面では、僕自身も涙が止まりませんでした。
FBの書き込みでは、僕はキリスト教については「よくわからん」というのと、東インド会社とともにアジアを植民地支配してきたという2点で、軽蔑していました。

この本の中で、赴任してきた若い神父は、日本人が「キリシタン」という言葉に強い拒否反応を示すのを目の当たりにします。
「しかし、我々がアジアにしてきたことを考えれば、それも当たり前で、むしろ我々の方が反省しなければならない」
と先輩に言う場面があります。

僕は、この言葉だけで十分、救われた気がしました。
もちろん、このセリフは遠藤周作さんが創作した言葉かもしれません。しかし、クリスチャンであった遠藤さんの言葉ですから、それは若い神父の言葉として、僕には聞こえました。

さて、遠藤周作さんですが、僕の母校の先輩です。
理科系で、本が読めない軽い障害のナベちゃんは、大学に入った年に頑張って小説を読んでみようと買ってみたのが、遠藤周作さんでした。でも、数ページで玉砕。今から三十年前です。

そのトラウマもあって、本日ご紹介された本は読めるだろうかと心配したのですが、いえいえい、どんどん文字が飛び込んでくる。

まだまだ、頭のあたりを読んでいる段階です。
さらに、読み進めます。

霊能力の本を書いているんだ。

愛犬が亡くなって、いろいろあったんだ。
先祖探しで、いろいろあったんだ。
軽くその体験を書こうとしていたんだ。
2万字くらいの薄い本にしようと思っていたんだ。
そうしたら、もう6万字を超えてしまったんだ。
混沌とした本になってしまったんだ。

樹齢70年以上の杉の大木が、僕に向かって倒れてきた!

桜風さんです。
昨日は君津市の山奥にある樹齢70年オーバーの杉の大木を伐採する様子を撮影したんだ。

伝統建築で家を建てるんだ。
もうすぐ70歳になる、ちょー元気な棟梁が作るんだ。
施主さんと、山の持ち主と、職人さんたちと山へ行って、木を選んで、伐採するんだ。

ロープを高いところに引っ掛けて、それをみんな引いて、根元は棟梁がチェーンソーで切る。

倒れる方向は、事前に見極めて、ロープでその方向へ引っ張るんだよ。

僕はカメラを担いで、いろいろなシーンを撮るんだけど、最終的には木が倒れてくる側で、迫力ある映像を狙ったんだ。

でも、ちょいと間に合わなくて、木が先に倒れてきた。
施主さんや職人さんの悲鳴が聞こえてくる。
ぼくはカメラの準備をしている。
総重量は1トンを超えるだろう巨木が、叫ぶように音を立てながら倒れてくるんだ。

でも、僕は全然怖くなかったんだ。
巨木と目があったような木がする。
ぼくはもうちょっと待っててくれって言ったのに、巨木は申し訳なさそうに倒れてくる。
でも、それは優しい倒れ方なんだ。
みんなにはそれが分からなかったみたいだけど、ぼくは巨木が自分の命を人間に任せたような心持ちで、安らかに倒れてくるのを感じていたんだ。

ぼくのほぼ真上に枝いっぱいの杉が倒れて来るんだ。
近くのナラの木をなぎ倒して、枝や葉が爆破されたように周囲に飛び広がりながら、バリバリと音を立てて降ってくる。

ぼくは、それでもぜんぜん怖くないんだ。
目の前のナラの木は、大枝が半分折れている。

ぼくは、ゆっくり2歩だけ右に、そう、ゆっくり歩いた。
そして、ぼくの左側に、杉の巨木が寝そべるように、横たわった。
横たわった後から、枝葉がふわふわと、雪のように降った。

みんなが、桜風さん、だいじょ〜ぶ〜?
と叫んでいるけど、ぼくは巨木と、何か会話していたと思う。

この巨木は、大黒柱になるんだ。
出来上がる家には、鍼灸師のご夫婦が住む。
システムキッチは入れず、土間とかまど、居間には囲炉裏が拵えられる。
それをこの巨木は100年以上守ってくれるはずなんだ。

巨木は、ゆっくりと死んでいくだろうなぁ。
切り倒されてすぐに死ぬわけじゃない。
ゆっくり乾燥しながら、眠っていくんだ。
眠りながら死と同一化するんだ。

Kindle本の購入方法

Kindle本をどうやって購入するのかわからないというお問い合わせをいただきましたので、簡単に説明します。

初めてKindle本を買うときには、以下の順序が重要です。
(iPhoneやAndroid、PC、Macの場合です)
(下記は、専用端末の場合は端末購入時に自動的に行われます。)
(Amazonのアカウント(会員登録)が必要です)

1:本を購入する前に、事前にKindleアプリをインストール。
2:インストールしたアプリで、Amazonにログインします。
3:Kindle本の購入ページに行くと、購入ボタンが有効になり、先ほどのインストールした端末名が表示されているはずです。

以上です。

政治と経済が危うくて心が落ち着かない

国の政策に関して苦言を呈すると、そりゃ自虐史観だと騒ぐ人がいて困る。
僕は全くそんな教育を受けたことがない。
中学でも高校でも、近代史になると
『あ、そこは受験にでないから勉強しなくていいよ』
と教師があっけらかんと言っていた。

それゆえ、アジア諸国に関して、謝罪の気持ちといえば、自虐史観に基づくものじゃない。
祖父母やその兄弟(大叔父など)の戦争体験を聞くと、日本政府のデタラメさ、軍部のいい加減さに驚く。そして、国内では言論統制と特高警察による拷問、ヒロポン(覚せい剤)で強制的に死にに行かされる若者。死ぬことがお役目、などと本気で思う中高校生。

日本人に対しての仕打ちがこれだけ酷いのだから、近隣の国々でも似たようなことをやっていたはずだ。

まあ、そのことについても、僕の両親とも満州育ちで、いろいろ聞かされていることがある。
それは、またいつか書くことにしよう。

いずれにせよ、心が落ち着かないのだ。

物書き歴30年、ストーリー・本の書き方・キャンピングカーのことを書いてます。