インド哲学は、目や耳や手で触ったことなどを鵜呑みにせず、魂で感じることを重んじています。
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人生の悩みはどこから生じるのか?
人生は悩みの連続です。
1つの悩みが解決されると、次の悩みが生まれます。
後で考えると、その時の悩みは大したことではないと感じられるのですが、新たに生じる悩みは、常に今までになく自分を悩ませるのです。
これは、どうしたことでしょうか?
インド哲学では、この仕組みを解説しています。
こうしたら、こうなるという期待を捨てると幸せになる。
人が不幸になるのは、こうしたらこうなるという期待を持つからだと、インド哲学では説かれています。期待は不安の裏返しです。不安は不幸の入り口です。
期待を持たずに、やるべきことを夢中にやることだけが、今現在の幸せです。
不安になるのはなぜか?
人は不安になります。
理由があって不安になることもあれば、不安が先に立って、その理由を後から考えることもあります。
インド哲学では、不安は『こうありたい自分』から始まるとされています。
もしかしたら、期待通りにならないかもしれない、今より悪くなるかもしれない、などと、まだ起こっていない未来に対して恐れを抱くのです。
不安になった時には、「こうすればこうなる」という考え方を捨てよ、と説かれています。結果を期待せずに、できることを一生懸命に夢中にやること、それしかないと説かれています。
癒しは何処にあるの?
人は、癒しを求めて色々な場所に行きます。
しかし、なぜか、それを繰り返します。
なぜ、繰り返すのか。
その癒しだと思っていることは、一時的だということです。
本当の癒しは、何処にあるのでしょうか?
全てはいずれ崩れ去る
この世の中のものには、すべて寿命があり、いつかは崩れ去って無くなる。
しかし、魂(意識)だけは、老いることも崩れ去ることもない。
なぜなら、この世の物質とは別のものだから。
そのことを知って生きる事が、幸せになる唯一の方法なのだ。
(インド哲学)
世の中の構造バランス
インド哲学を通して世の中を見ると、いろいろわかってくるんだ。
欲張りで他人のことは顧みない人間が裕福で尊敬されたりしている。
それは、お金が介在していると言うことかもしれないですね。
さて、それをインド哲学を通すと、って感じで書き進めています。
古代インド哲学
古代インド哲学は、非常に人間の心や成長や行動を分析しているんだ。
その中でも、人間(動物や自然)の性質を決める(物質的)要素を『グナ』と称している。
グナはプラクリティ(物質的な性質)の3つの要素のことで、
- サットヴァ=純粋性・善を知る力
- ラジャス=激烈性・欲を求める力
- タマス=愚鈍性・自分で行動しようとせず、他に従う心
この世は物質でできている。物質であるから、良いことと悪いことがまるで季節のように繰り返されている。それゆえ、様々な悩みが生まれる。その物質的な性質をよく知って行動するのは(2)ラジャスの性質が適している。つまり、詐欺をしようと、耐震強度を偽装しようと、ブラックであろうと儲ければ結果的に『(その人にとっての)善』だ、というのはラジャスの心である。
しかし、本当に人間が幸せを感じるには、何が全世界(自然)にとって大切かのかという善(正義)を知ることができるのは、3つのグナ(性質)のうちのサットヴァだけである。
つまり、この世の成功者であるラジャスには、何が善なのかは、まったく分からないし、理解することもできない。わかるための能力が欠如しているのだから、いくら諭しても無駄なのだ。
別の面で見ると、サットヴァには、この世で如何に儲けるかという能力はまったくない。全く見当がつかないのだ。つまり、最高の正義を知る者は経営者としては不適格である。
タマスは、最も多い心で、自分で考えることよりも力のある者に従うことを常としている。言われなければ何もしよとしない心である。
人は、この3つのグナを全て持っている。その割合が刻々と変化している。商売上手は常にラジャスの成分が多い。その分だけ他の2つの成分が少なくなる。
さて、あなたは今、どのグナが優勢だろうか?
とにかくメモれ!
アイデアを作品にまで仕上げるのは、さまざまな試行錯誤があります。
さて、試行錯誤で作品が良くなるのか?
実は、試行錯誤とは『迷い』であって、読者に有用かどうかは非常に微妙です。
売れる本がかけた時というのは、試行錯誤がないときです。
ある意味、優秀な編集者というのは著者を無駄に悩ませないということです。
さて、悩まないためにはどうするか?
一番いいのは、考えをビジュアル化することです。
文字にするのは一番最後でいいかもしれません。
しかし、僕は執筆中毒というか、なんでも文字にしたくなっちゃう。
でも、それは無駄だと思います
悩んだら、とにかく手書きでメモれ!
迷いからの脱出は、頭の中のものを自分の感覚器で最入力するといいです。
つまり、目で見えるメモであり、触れるメモ帳であり、聞こえる録音だったりします。
もちろん、文章にするのも1つの手段ですが、文字には文字の制約があり、風景などを描くのは損です。写真を見せた方が圧倒的な効果がありますよね。
ということで、図版を中心にしたメモ書き、これが重要です。
認知症介護の話
お袋の認知症に気づいたのは、さて何年前かなぁ。
通販の品物が毎日何回も届いて。
泣き叫んで物を壊し始めて。
そしてリウマチがひどくなって。
骨折して入院して。
病院から携帯電話で数分おきに電話が来て。
ケアマネージャーを紹介されて。
施設と連携できて。
部屋を介護仕様に改造して。
などなど、本にしていこうと思います。
単なるノウハウ本じゃなくて、介護する側の心の問題に焦点を当てて見たいと思います。