出先で軽く執筆するのに、何が良いか模索しましょう。今のところ、自動記述テンプレートは外せません。Scrivenerもいいのですが、全体構成を見ながら執筆というプロの現場の書き方には、ちょっと適していません。自動記述テンプレートがないとダメなんだなぁ(自画自賛)。
自動記述テンプレートは、現在のところはNumbers(Mac版Excel)で動作します。ということで、Mac、iPad、iPhoneで使えるということになります。
そんでもって、基本的にはiPadで書いていますよ。でも、もうちょっと小さくまとめたいのと、どう頑張ってもiPadの日本語入力は誤字が増えちゃう。電子書籍では誤字がマイナス評価になり、けっこう大変です。まぁ、プロの物書きは自分で文字校正はやらないので、僕も苦手中の苦手です。(出版界では、校正の専門家が居ます)
文字入力専用マシンDM200を使え
文字入力となるとポメラですね。僕もDM10から始まって、現在で4台目。最新のDM200を使っています。同じサイズのDM100も現役です。機能的にはDM200なのですが、スピードはDM100。
アウトラインプロセッサが便利なのでDM200を持ち出すことが多いかな。
そんでもって、DM200と自動記述テンプレートを連携させて執筆。
ポイントは、DM200からどうやってiPhoneへ持って行くか。
はい、DM200にはWifiが搭載されていますよね。でも、これを出先で使うのは、正直言って無理。というか、家や事務所でも、結果的に言えば、あまり実用的じゃない。WiFiは、DM200のファイルのバックアップに使うくらいかなぁ(ポメラSync)。
文字の転送は、もっぱらQRコード。専用アプリで簡単にコピペができます。
まぁ、転送に一手間なんですけど、確実で直感的です。
この直感的ということが結構重要です。思考を中断されないことが必要なんです。
ということで、iPhone+自動記述テンプレート+DM200で、ちょっと書き進めます。
う〜〜、2月中に1作品を出すつもりだったのに、YouTuberになろうとして間に合わなかった。
間を空けちゃうと筆が鈍りますな。
土日に執筆リハビリして、3月半ばまでに出そう。
書き溜めちゃっているものもあるので、1月に一冊以上出したいなぁ。
自動記述テンプレートの精度や機能も上がってきたので、書き溜めているものも、精査した方がいいかも。
Kindle Unlimitedを考える
問題はKindle Unlimitedで実質印税率が下がっちゃったこと。
印税額で言えば、実売1にUnlimited2という収入。
高額書籍でも、安い書籍でもUnlimitedは読まれたページ数で印税が決まるので、読みやすくて文字数が多い作品がベターですね。
例えば800円260ページだと、
Unlimitedにしなかった場合、実売は印税35%で利益280円。
Unlimitedの場合、実売印税は70%で利益560円、260ページ読まれると多分130円くらい。
僕の場合、有料で買ってくれていた層のほとんどが読書好きなのか、Unlimitedへ流れたので、ちょ〜〜痛手。
そこで対策が必要なんだけど、260ページは約8万字。これが130円の利益計算の内容で書かないとプロとしては赤字。
じゃあ、1冊130円の印税って考えると、一般書籍で考えれば1300円の本。これは軽い読み物ですね。専門書じゃない。軽い読み物で、読み捨ててもらわないとだめ。そう思うと、マンガ本って最適なんだなぁ。
みなさん、軽く書きましょう、軽くね。
自動記述テンプレートを鍛えています。
もうちょっとでリリースします。
このところ、痴呆症のお袋の面倒を見ているので、人生とは何かという事を考えてしまいます。
ボケてしまうと、その人に幸せはあるのかないのか。
ボケる前にやらなければいけないことは何だったのか。
そういう風に考えていると、自然に「人間の幸せ」がテーマになってきます。
実用書と小説を書きたい
すでに、実用本の骨格はできました。自動記述テンプレートで細かい部分を調整中です。ただ、幸せをテーマにすると、どうも女性向けになっちゃうなぁ。まぁ、構成次第なんですけどね。
さらに、痴呆症の介護に関するエッセイ的な実用書も書こうと思っています。大学の先輩で編集者のYさんにも後押ししてもらっています。ですから、痴呆症の実用書に関しては紙の書籍にするつもりです。
小説の方は、もっと度ぎつい感じになりそうです。本当は小説版の自動記述テンプレートってのを開発すればいいと思うのですが、まだ見えてきません。
こちらは短編にします。オール讀物の新人賞にでも出そうかなぁ。公募に出すのは25年ぶりかなぁ。若い時には出せば入選という感じだったんですけどね。あの頃はもっと欲があってプライドがあって、まぁ、うまくいきませんでした。今は、何でもいいや、という感じなので、新人賞でも出してみて、また、新しい出会いでもあれば面白いかもしれません。あれ、小説の出版経験があると応募できないのかな? だとしたら、ダメだ。
『実用本の書き方』の講演などでよく聞かれることをまとめておきます。
本書にも書いてありますが、アマチュアとプロの1番の違いは「目次立て」にあります。
アマチュアは、かなり大雑把な目次で書き始めてしまいます。もちろん、書き始めること自体は悪くはないのですが、必ず、どこかのタイミングで目次を完成させていなければなりません。
言い方を変えると、目次立てが完璧なら、それだけ短時間で完成させられますし、内容がブレないので読みやすく売れる本になります。
電子書籍だから、取り敢えず完成させる事を優先せよ
執筆途中で色々見えてきて、目次変更をするのはよくある事です。でも、テーマや終着点を変えてしまうことがあります。これはご法度です。テーマが変わってしまうと、実は新鮮味や勢いがなくなってしまい、売れません。ですから、本書でも、まず先にテーマ選定を真剣にやろうとと書いています。
テーマを変えて失敗した例をご紹介します。
『理系にしか読めない『文系人間を理解し、操縦する方法』』桜風涼
これはやっちゃった! 中身はかなり優しい本です。
もともと『理系がモテモテになる本』として書いていたのですが、途中から変えちゃったんです。
だから、全然売れない! 読んだ人の満足度は高いのです。
なぜなら、目次立ては上手だからです。でも、上手というのと、中身の勢いとか新鮮味というのが失われちゃいました。
ああ、大反省。
書きなおすつもりです。
でも、いいのです。電子書籍ですから、どんどん書き換えちゃえばいいのです。ネタは十分にそろっているのです。だから、書き換えは新規で書くよりも楽なはず。はず、はず、はず。はい、書き直します。
でも、自分で書いた物は、出来が悪くても可愛いじゃないですか。表紙も頑張ったし。
でも、ブレた作品は難しい。
だからこそ、テーマ出し、目次立ての2つはじっくりやりましょう。
今年に入って3冊の新刊を出しました。また、ブログもけっこう書いています。
その結果、昨年12月から倍々に売上が上がっています。
と言っても、12月が散々だったので、まだまだ全盛期には戻りませんね。
『実用本の書き方』が一番売れています。
自動記述テンプレートのバージョンアップを予定しているので、どうしようかなぁ。
加筆修正したいんですけどね。
評判がいいのが「本音の聞き出し方」です。
タイトルはちょっと今風なんですが、中身は真面目ですよ。
物書き歴30年、ストーリー・本の書き方・キャンピングカーのことを書いてます。