書籍を始めて書くときのコツ

『実用本の書き方』の講演などでよく聞かれることをまとめておきます。

本書にも書いてありますが、アマチュアとプロの1番の違いは「目次立て」にあります。
アマチュアは、かなり大雑把な目次で書き始めてしまいます。もちろん、書き始めること自体は悪くはないのですが、必ず、どこかのタイミングで目次を完成させていなければなりません。

言い方を変えると、目次立てが完璧なら、それだけ短時間で完成させられますし、内容がブレないので読みやすく売れる本になります。

電子書籍だから、取り敢えず完成させる事を優先せよ

執筆途中で色々見えてきて、目次変更をするのはよくある事です。でも、テーマや終着点を変えてしまうことがあります。これはご法度です。テーマが変わってしまうと、実は新鮮味や勢いがなくなってしまい、売れません。ですから、本書でも、まず先にテーマ選定を真剣にやろうとと書いています。

テーマを変えて失敗した例をご紹介します。

『理系にしか読めない『文系人間を理解し、操縦する方法』』桜風涼

これはやっちゃった! 中身はかなり優しい本です。
もともと『理系がモテモテになる本』として書いていたのですが、途中から変えちゃったんです。
だから、全然売れない! 読んだ人の満足度は高いのです。
なぜなら、目次立ては上手だからです。でも、上手というのと、中身の勢いとか新鮮味というのが失われちゃいました。

ああ、大反省。
書きなおすつもりです。

でも、いいのです。電子書籍ですから、どんどん書き換えちゃえばいいのです。ネタは十分にそろっているのです。だから、書き換えは新規で書くよりも楽なはず。はず、はず、はず。はい、書き直します。

でも、自分で書いた物は、出来が悪くても可愛いじゃないですか。表紙も頑張ったし。
でも、ブレた作品は難しい。

だからこそ、テーマ出し、目次立ての2つはじっくりやりましょう。

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