連続映画の構成にはマインドマップ

さてはて、もう何ヶ月も映画台本に関わっているんだけど、なかなかのかけませんな。
製作委員会の構成が変わったり、関係する芸能プロダクションが入れ替わったりで、出てもらう役者も大幅に変わってしまって、何度も作り直しになっています。

全部で6本作る映画、中身は12話構成

さて、そもそものプロジェクトですが3年間で6本の映画を作り、各作品は前編後編の2話構成。つまり、全部で12話の連続ドラマ形式です。

登場人物も30人くらいになるはずで、それを全部台本に作りこまなければならないというのが僕に与えられてたテーマなんです。

もともとポメラDM200のアウトラインプロセッサで書いてきたんですが、さすがに構成しきれません。そこで、おなじみのScrivenerに切り替えて書いているのですが、これでも全体像をつかむのが難しいのです。

そのくらい、入り組んじゃっているんですね。まとめ上げるにはScrivenerがいいんですけどね。

マインドマップを使うことに

さて、こういった複雑な構成の作品には、マインドマップが適しているというのをすっかり忘れていて、久しぶりにマインドマップを取り出しました。出資関係での必要事項(絶対に取り扱わないといけない名産品や人物)を書き出して、次に、それを12話にどう振り分けるか、なんとなく書き込んでおきます。

次に、登場人物の役割分担を書き出してみます。というか、職業分けです。
こうすることで、どこで誰が何をするかというのが、なんとなく見えてきます。

ストーリーには縦糸と横糸があって、横糸というのは名産品など必ず登場するもの、縦糸は主人公や相手役などのストーリーを進める役目です。

こうやって進めている

横糸になる必須事項の一覧と大まかな人間関係を作って、登場人物の一覧表を作っていきます。
こうすることで、全体像がなんとなくできてきました。

次に、映画6本分の題名を作ります。これは、僕の『実用本の書き方』と同じで、6本全部を1つの書籍と考えて、6章に分ける作業です。次に各章を2つの見出しに分けます。さらにそれを4〜5のテーマに分けます。

これで12話がだいだい出来上がります。

マインドマップで伏線を張る

さて、12話分が抱いたできたら、そこに登場する人々の大まかな目的を作ります。例えば『由紀23歳は年の離れた浜津(45歳)と結婚したいと思う』なんてことです。もうちょっと言うと、最終話で『2人が結婚する』とします。じゃあ、どこでこの2人は恋に落ちるのか、という通過点が必要となります。これが伏線になるわけです。

伏線を張るのは、まさにマインドマップの得意とするところで、遠く離れたストーリー間に線を引いていくことによって、どこに伏線を張るべきかみえてくるのです。

出来上がったマインドマップは、箇条書きでWordなどに書き出せますから、それをScrivenerで仕上げていけばいいということです。DM200で書いてもいいですね。

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