「ビデサロンのオンラインセミナー好評のうちに無事終了」への4件のフィードバック

  1. こんにちは。
    『録音ハンドブック』読ませていただきました。
    細かい機材の設定や録音時のマイクの特性など、たいへん勉強になりました。

    一点質問があります。
    P134、P144あたりでコンプレッサーについて触れられています。
    スレッショルドとゲインの関係なのですが、
    ここには、背景ノイズを避けてゲインを上げられる、ということが
    書かれています。

    基本的なコンプレッサーの動作として、
    スレッショルドを超えた音に対して圧縮がかかりますが、
    ゲインについては、スレッショルドに関係なく、全体の音量が上がるはずです。

    コンプレッサーの「ゲイン」を上げれば、結局は背景ノイズも上がると思うのですが、いかがでしょうか。
    書籍内の設定で、いろいろなコンプレッサーで試してみましたが、
    結局ゲインを上げると背景ノイズもあがるので、
    書かれているような、「スレッショルドで背景ノイズをそのままにして、ゲインで音声だけ稼ぐ」ということはできませんでした。

    Adobe Auditionのエフェクトでは、コンプレッサーとエキスパンダーを合わせれば、背景ノイズだけ下げて、音声のゲインを稼ぐことはできますが、書籍内のようにコンプレッサーだけでは、背景ノイズがどうしてもゲインと共に上がります。

    この点について、ご教授いただけると幸いです。

    1. こんにちは。
      ハンドブックをお読みいただきまして、ありがとうございます。
      コンプレッサーは難しいですね。
      ご指摘の通りかもしれません。ごめんなさい。

      僕が本の中で想定している録音状態は、背景とセリフの音圧差が十分に大きい場合で、圧縮がかかった分だけ声が明瞭になって背景が目立たなくなる程度です。FMラジオなどでは効果的で、ノイズが消えると言うよりは目立たなくなるという書き方の方が正しかったと反省しております。

      背景がかなりうるさい場合には、ノイズリダクションの方が効果が大きいと思います。

      1. エキスパンダーの方が、ご指摘のようにノイズを下げられますね。
        ただ、これはこれで録音状態が変わると不自然なぶつ切り感があって、なかなか難しいですね。
        やはり、ノイズリダクションを使って、聞きやすさのためにコンプをかける方が近道かもしれません。
        映画の録音だと、背景ノイズの状態がシーンごとに全く違うので、コンプ等では対応できないのも事実で、やはりノイズリダクションをうまく使うのがベターだと思います。

        今後とも、よろしくお願いいたします。

        1. お返事ありがとうございます。
          コンプレッサーの件、了解しました。
          やはり背景ノイズを軽減するには、ノイズゲートやダイナミック系で操作するよりも、
          クロマノイズ除去やiZotope RXなどで処理するほうがやはりいいですね。

          この機会にゼンハイザーのガンマイクを購入しようと思います。
          今後とも有益な情報の発信よろしくお願いします。

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