難産の映画台本が進まないので、執筆ツールを変えてみよう。
今回は複雑な多数の人間が出る映画なので、人物辞典みたいなものを作っておかないと誰がなにをしているのか、作家側でも混乱を極めんだ。しかも、そこに役者が先に決まって来るので、ある程度は当て書きをしないといけない。作家としては最上級の面倒くさい仕事なんだ。
Scrivenerは、こういった作品に最適だ
このブログでもScrivenerの素晴らしさは何度も取り上げている。特にパソコン版のScrivenerだと、登場人物の一覧を表示したまま執筆することができるので、非常に効率が良くなるんだ。さらに、登場人物の写真なども入れておけるので、イメージを組み立てるのにも役立つんだ。
その他、ロケ場所の資料、歴史資料などもファイルリングすることができる。
もちろんアウトライン編集は大得意
Scrivenerは、柔軟なアウトライン編集機能が搭載されているのが特徴なんだけど、まぁ、ポメラのDM200などのテキストベースのアウトラインプロセッサに比べると機能が多すぎてマスターするのが難しいのだ。
台本では、シーンの入れ替えが非常に重要になる。さらに、1つのシチュエーション(シーン)を割って、その間に別のシーンを割り込ませる『カットバック』もよく行われる。
普通の執筆ツールだと、カットバックさせながら書き進める事が多いのだが、Scrivenerなら1つのシチュエーション(シーン)を書き上げてから、途中を分割するのが非常に簡単で、そこに別のシーンを割り込ませるのもドラッグ&ドロップでできる。思考を分断されないので勢いのあるシーンが書けるのだ。
さて、台本を書き進めるために
Scrivenerを効率よく使うためには、人物表を作って、さらにシノプシス(あらすじ・プロット)を作る。それが設計図になって、台本を書いていくことになるんだ。
ということで、今書いているテキストベースの台本をScrivenerに落とし込む作業が必要になる。
さて、落とし込みを始めよう!