『三日間で書ける・実用本の書き方・入門』 で作った執筆用・自動記述テンプレートのバージョンアップ中なのですが、Scrivenerと自動記述テンプレートの掛け持ち執筆中です。それぞれ長所があって、なかなか難しいですな。
まず、Scrivenerのいいところを列記しますね。
1:アイデアをすぐに書き込める点。アイデアの倉庫になります。
2:雑多に書き込んで、後で順番を変える事にも適しています。
3:Kindleなどの電子書籍への出力ができます。(要パソコン)
4:もちろん、ワープロとしてちゃんとしてます。
5:1つのプロジェクトで複数のバージョンを管理できます。
6:画像などの素材も管理できます。
Scrivenerの短所
1:全体構成を見透し難い。タイトルとステータスは見えるけど、章や説の役割などのメモが見えない。
2:自動連番機能が使いにくい。
自動記述テンプレートのいいところは
1:全体構成をつねに確認しながら、執筆者の迷いを回避できます。
2:先に台割を作る書き方を徹底。これはプロの現場の書き方。
3:目標文字数の初期値があり、その初期値がプロ向けでありながら最適(自画自賛)。
4:全体の進行状況が一目瞭然で、書いた分量やその割合をすぐにかくにんできます。
自動記述テンプレートの欠点
1:ワープロではないので、執筆には不向き。
2:最終仕上げをWordや一太郎で行う事が必須。
3:章や説の入れ替えが非常に面倒。
つまり、全体を考えながら書くには自動記述テンプレートしかない、ということなんです。でも、ワープロじゃないので文字を書く事こと自体はだめです。
Scrivenerは非常にバランスがいいアプリです。でも、全体が見えにくい(ワープロよりはいい)ので、執筆の途中で迷いが生じやすく、脇道にそれがちです。
難しいなぁ。