最新の執筆環境UMPC vs ポメラ

持続化給付金がたっぷり入ったので、執筆環境を見直し。
必要なアプリは下記の通り。

1:一太郎
2:Scrivener
3:O’s Editor(脚本&小説)
4:iThought(マインドマップ)
5:EverNote
6:ブラウザ
7:Novel Supporter(校正アプリ)
8:青空文事ePUB変換アプリ

基本的には文字入力マシンなので、それほどパワーがあるマシンは必要としない。
そこで掌サイズのWindowsマシンを検討。
画面サイズは7インチほどで十分なはず。ただ、Windowsなので実際にどう見えるかはよく分からない。サイズだけで決めるんだな。

7インチというとポメラDM30と同じくらいだ。キーボードはDM30の方が大きいから、そのあたりの操作感も気になるけど、まぁ、小さいキーボードは昔から慣れれば使えるので、とにかく小さければよしとしたい。

GPD Pocket 2を購入・満足

さて、実際に買ったのはGPD Pocket 2というCeleronマシン。ちょっと非力だけど、執筆には十分だった。使い勝手というかキータッチはちょっと大きめの電子辞書端末かな。キーも十分に多きので執筆に問題は無い、ただし、キー配置が特殊なので、慣れるのにちょっと時間がかかる。書籍を一冊書ききれば使いこなせるだろう。

ポメラと比較してどうか

キー操作さえ慣れてしまえば、ポメラの代替えに十分だ。ただ、バッテリーは6時間程度しか使えないので、その当たりの割り切りは必要だ。DM200よりちょっと短いという感じだ。
ポメラ代わりに使うときにはO’s Editorを使う。このアプリは脚本家が開発した物で、執筆に特化した仕様だ。非常に軽くて便利。原稿用紙に縦書きはもちろん、青空文庫形式の文字修飾、つまり、ルビや傍点などが簡単に入れられる、iPad用の「縦式」のような使い心地だ。ただ、アウトラインプロセッサは搭載されおらず、見出し一覧でジャンプできる程度だ。ただ、執筆段階としてはこれでも十分で、ポメラ同様に執筆に集中できる優れたアプリだ。

これとUMPCの相性も非常に良くて、文字サイズも必要十分で、ポメラの画面よりも視認性がよい。

その他のアプリも問題なく動作

一太郎も快適に動く。速度的には全く問題が無い、ただし、画面が小さいので、ツールバーを非表示にするなどの工夫が必要だ。
当然のことながら、Novel Supportoerも動作する、

発熱がスゴイ

問題点は、発熱がすさまじいことだ。ネットを見るだけで熱々!
冷却ファンは手動でオンオフする仕様だ。電源管理でパフォーマンスを調整して、バッテリー運営時はパワーを下げる設定にしてファンを切って使うことにしている。もともとWindowsの電源管理はなんだかいい加減で、最適化できないと思っているので、まぁ、使いながらどうするか考えようと思っている。もしかしたら、良い管理アプリがあるかもしれない、探してみよう。

いずれにせよ、ファンは非常にうるさい。できれば切りたい。
ボタン一つで簡単に切れるのは有り難い。ただし、最高パフォーマンス状態だと、すぐにひどい熱さになってしまうので、電源を繋いでいる状態でも、電力節約モードでファンを止めて使うのがいいかもしれない。執筆だけなら高いパフォーマンスは必要ないからだ。
上位機種のiCORE搭載マシンなら、低パフォーマンスでも快適なはずなので、最初から上位機種を選んだ方が発熱に悩まされることは減るのかも知れない。

さて、基本的な使い方としては、電源が繋がっている場合には、最高のパフォーマンス。バッテリー運用時には最低のパフォーマンス(電力節約モード)にしているが、上記のように発熱とファンのうるささ戸の兼ね合いで、低パフォーマンスで使うことが多くなりそうだ。

バッテリーの充電時間は空の状態からだと2.5時間。運用時間は前にも書いたように4~6時間程度だ。まだ、それほど使い込んでいないので、もう少し執筆を進めてみて、最適な設定でのバッテリー運用時間をレポートすることにしよう。

ポメラユーザーとしては起動速度が気になるだろう。Windowsなので、ここはイライラする。基本的には画面を閉じたらスリープする設定で使っている。重たいアプリが起動していなければ、5秒ほどでログイン画面が出る。ストレスとしてはDM200と同じような印象だ。休止状態(ハイバネーション)では、BIOSの起動画面から始まるので10秒ほど起動までに時間を要する。ポメラユーザーとしては耐えられない。
スリープ状態では、一晩8時間ほどの放置でバッテリーは3%くらいの減り方だ。まぁ、許容範囲としたい。

ちょっと追記

先ほど、ファンを切れるというように書いたがmよく調べると、「ファン オフ」ではなく、整音モードだった。このボタンを押していると、必要最低限のファン回転数に落としてくれて、冷却してくれている。このモードでは、非常に静かになる。ただし、重たいアプリでは放熱しきれないようで、ファンを回してやって方が良い。
いずれにせよ、執筆では整音モードにしておけばいいということだ。

最後に

実は、UMPCがこれほど使えるマシンだとは思っていなかったので、一番安いランクのマシンを購入した。でも、画面サイズ以外は問題ないので、iCOREベースの高速マシンを購入した方が幸せだったように思う。ただし、価格は2倍近くもするので、執筆専用と割り切れば、このモデルで必要十分だろう。

常に持ち歩けて、ベッド脇にも置いておけるし、いつでも何処でも執筆できる環境としてはポメラを超えた気がする。

超高級ヘッドホンSTAXで聴く『Amazon music』

Amazon Musicの有料版に加入したんですが、これが意外にすばらしい。最初は持っている音源にないものを検索して聴いていたんですが、「ステーション」というものがあって、要するに検索して聴いたり、関連する楽曲を聴いた履歴からオススメの音楽をまとめているプレイリストっぽいもの。AIで楽曲を選んでくれているみたいで、本当にドンピシャの曲が流れてくる。

音楽ジャンルだけでなく演奏法も

僕は基本的には生演奏の楽曲を選んで聴いている、すると、オススメの曲も、そういった物がふえてゆく。これはとても素晴らしくて、これまで聴かなかったジャンルの曲も耳に入ってくる。

音楽生活が本当に豊かになるね。
それをSTAXで聴く、これは本当に至福のひとときです、
執筆中も他の仕事の時も、音楽三昧。

幸せですね。

STAX SRM-D10のレビュー2

STAXのドライバーであるSRM-D10はUSB経由でデジタル入力できる。そこで、iPhoneからUSB変換を使ってSRM-D10に繋がるかやってみた。

もちろん快適に接続可能だ

実際にやってみると、非常に簡単。もちろん音質はデジタルだから、パソコン経由と全く同じだ。
SRM-D10はUSBからの電源を必要としないので、iPhoneのバッテリー消耗もない。

Windows PCとの接続にはドライバが必須

ちなみに、Windowsマシンとの接続には、事前にメーカーサイトからドライバーをダウンロードしてインストールしておく必要がある。もちろん無料配布されている。
インストーラーをダウンロードしたら、実行。
そしてSRM-D10を接続すると設定は完了となる。

Macは何もせずに接続できる

Macの場合には、ドライバーを自分でインストールする必要はなく、USBを刺すだけ使える。Windowsでも、これが当たり前になって欲しいものだ。

電子書籍・売り上げ動向

緊急事態宣言が中途半端な感じの解除状態。
Kindleの売り上げも変化している。外出制限が出ている時はUnlimitedの売り上げが実売の3倍くらいだったのが、今週は1:1になっている。つまり、自粛前の状態だ。ただし、売り上げ金額自体は自粛前を上回っている。
つまり、読書の習慣が根付いた人が増え、とりあえず買って積読に移行していると思われる。

STAX SRM-D10のレビュー

STAXのヘッドホンは、真空管と同じように高電圧を使っている。振動板は580V(製品によって違うけど)の電圧をかけて、静電気の力で音を出している(ちょっと乱暴ね)。さて、僕はDAC内蔵のSRM-D10を購入したので、ちょっとレビューしておこう。

まず、筐体だが、アルミの削り出しで非常に高級感があって美しい。実際、非常に重たいぞ。これをもって歩くというのは、なかなか勇気がいる。

次にボリュームノブと端子類だが、非常にシンプルだ。あるのは、ボリューム、電源端子(14V)、LINE入力(ヘットホン端子にも接続可能)、USB端子(デジタル入力:電源供給はできない)、入力切替スイッチ、ヘットホン接続端子(バランス5ピン)。

デジタルでもアナログでもいい音だ

まず、音だが、他のドライバーと比較していないので何とも言えないのだが、音の仕事をしている僕としては、非常に素直でノイズレス。ダイナミックレンジも広くて文句はない。他の人のレビューを見ると、他のドライバーに比べて低音が強めだと書かれているが、実際には、確かに十分な低音が響いている。スタジオのマスタースピーカーと比較しても、遜色がない。もちろん、体で感じるウーハーの低音ではないので、その辺りはご勘案いただきたい。

パソコンやスマホのアナログ出力(ヘッドホン端子)とデジタルでは、まぁ、デジタルの方が良い。と思う。特に低音域はデジタルの方がはっきりする。この辺りはアナログがいいかデジタルがいいかというよりも、アナログ出力の性能が関わるのでSRM-D10のアナログがいいかデジタルがいいかという話ではない。

すごく熱くなるぞ

使ってびっくりするのは、特にデジタルで聴いていて、しかも充電しているとびっくりするくらい熱くなる。筐体に刻まれている斜めの溝は、放熱効果を高めているように思える。というか、放熱版は必要だろうというくらい熱い。中身のバッテリーが壊れてしまうのではないかと思うくらいだ。おそらく、高温にも耐久性があるバッテリーを選んでいるんだろうと思う。

一方、アナログ入力でバッテリー動作の場合には、それほど熱くなることはない。それゆえ、持ち歩いて聴いている時には、それほど熱が問題になることはないと思う。

バッテリー動作はデジタルで4時間弱、アナログで5時間弱

バッテリーの持続時間だけど、これはバリュームの大きさでかなり違うようだ。バッテリーの持ちを計測するのは、実は非常に難しい。気温や充電完了からどのくらい時間が経ったか、バッテリーの温度などに大きく影響されるからだ。

それでも、カタログ値ではデジタルで3.5時間、アナログで4.5時間とあり、普通の大きさの音なら、そのくらいは稼働している。

使ってみて

さて、実際に1ヶ月ほど使っているが、基本的には机の上に置いて使っていることhがほとんどだ。出先で使うこともないわけではないが、このSRM-D10の大きさよりもSR-L500MK2(ヘットホン)を何位に入れて持ち歩くかという問題の方が大きい。首にかけて歩くと頸動脈が圧迫されてクラクラするし、鞄に入れようにも非常にでかい。

ということで、せっかく持ち歩ける仕様のSRM-D10だが、SR-L500MK2との組み合わせだと、出先で使う機会が考えにくいぞ。ということで、外で使うなら、カナルタイプのSR-003MK2を組み合わせる方がいい。近い将来、購入すると思うぞ。

メーカー諸元

●周波数特性:20-40,000Hz / +0,-3dB
●定格入力レベル:230mV / 100V出力時
●最大入力レベル:10V / アナログ入力ボリューム最小時
●最大出力電圧:200Vrms
●増幅度:53dB (450倍)
●高調波歪み:0.025% / 1kHz-10kHz
●入力インピーダンス:10kΩ / アナログ入力
●バイアス電圧:DC580V
●電源電圧:DC14V
●バッテリー駆動時間:アナログ再生 約4.5時間、デジタル再生 約3.5時間
●消費電力:6.4W / USB入力、5W /アナログ入力
●動作周囲温度/湿度:0-35 / 90%以下 (但し、結露しないこと)
●外形寸法:75W×32H×141Dmm
●重量:450g(本体)
●入力端子:Micro USB×1、φ3.5mmステレオミニジャック×1
●生産国:中国
●JAN:4996476000896

超高級ヘッドホンSTAXで観る映画『ジョーカー』

バットマンの宿敵ジョーカーの誕生秘話がこの映画。
さすがハリウッド、音が非常にリッチだ。雑踏の音から豪華なBGMへの移行が絶妙で、変に効果音で盛り上げるのではなく、音楽の使い方が非常に素晴らしい。僕も、こんなMAができるようになりたい。まぁ、お金がかかることだけどね。

ぜひ、高音質なヘッドホンで観て欲しい作品だ。

超高級ヘッドホンSTAXで聴く『Talking Geads』

一応ロックバンドというカテゴリーなんだけど、パンクっぽくもあり、テクノっぽくもあり。
録音は生演奏がメインで、低音域から高音域までしっかりしている。結構しっかりした低音なのでSTAXだと、その生っぽさがよくわかるぞ。

下のAmazon Musicの方は最新アルバムかな。2曲目のWalking Manは、ミキサーが結構遊んでいて、リードギターが右へ行ったり左へ行ったり。

まぁ、音質云々よりも、場末のライブハウスっぽくて面白い。

STAXヘッドホンvsパソコンスピーカー

今日は、音の仕事をちょっとお休みして、物書きしていたんだが、STAXヘッドホンは重たくて首がお疲れなので、パソコンスピーカーでAmazon Musicしてたんだ。
ああ、『一流シェフの料理』と『冷凍ご飯と振りかけ』の差みたいな気がした。

超高級ヘッドホンSTAXで聴く『TOTO』

高級ヘッドホンで低音を聴くならTOTOの『Rossana』かもしれない。初っ端からすごいドラムで始まる。バスドラムの音が非常にいい感じ。録音技術的にはバスドラを録るのは難しいのだけど、いい感じに入っている。もしかして、シンセドラム? この時代はシンセ全盛期なので、全体的にシンセかな? ベースもシンセかな?

いずれにせよ、低音を聴くのが楽しいアルバムだ。

物書き歴30年、ストーリー・本の書き方・キャンピングカーのことを書いてます。