アマゾンなどで2万円を切っているキャンピングカー用のFFヒーター。実際に取り付けて合計で20泊を超えました。
先日、このブログに取り付けの質問が来まして、取り付け方法を再チェックしながらまとめています。
げーはぁさんから貴重な情報がありまして、中華製FFヒーターのマニュアルが手に入りました(リンク)。
リモコン付き液晶コントローラーが便利
マニュアルを全部読み込んで、設定項目を見直ししました。
あれ、このコントローラーは温度指定ができるんだ! ボタンの組みわせで、出力をマニュアル設定することと、温度指定することができます。
温度指定をすると、室温に応じて運転出力が自動的に切り替わります。指定の温度以下だとフル稼働で気温を上げてくれます。
コントローラ自体に温度センサーが付いているので、その場所が指定温度になるまでフル稼働です。ですから、コントローラーの置き場所が重要になります。
FFヒーターをお使いの人はわかると思うのですが、天井に熱がこもりがちで、なおかつ、断熱が悪い場所は結構寒いですよね。特に僕の車は軽キャンチングカーなので、車の鉄板がむき出しの部分も多くて、ソロが氷点下だと、その部分がかなり寒いっす。
ですから、コントローラーがその寒い場所にあればヒーターはフル稼働を続けちゃうし、天井に近い場所にあるとすぐに出力が落ちちゃいます。
ですから、コントローラーを布団と同じ高さに設置するとか、部屋の平均的な気温になる高さに設置するとか、ちょっと工夫が必要です。さらに、温風の吹き出し口の位置や向きとコントローラーの位置関係でも快適気温にできるかどうかが違ってきます。
5kwだと力が余っている
さて、温度指定で一晩過ごしてみました。外気温は最低で2度くらい。雨が降っています。
ドア付近の鉄板からは冷たい空気が流れていきます。室温設定は23度。電源を入れるとすぐにフル稼働で気温が上がっていきます。室温が25度くらいになると出力が落ちてきて、最小出力で安定動作になります。
ところが、狭い室内なので最小出力でも設定温度に下がってきません。ヒーターも止まることなく最小出力を続けているので、結果的には気温が28〜30度くらいになっています。つまり、温度指定での運転でも、ヒーターが消えることはないわけです。
ですから、使い方としては、もし、もう少し低い室温で過ごそうと思うと、窓を開けて気温を下げつつヒーターで気温を保つ必要がありました。ただ、車中泊では酸欠になりがち(呼吸で酸素がなくなる)なので、窓は開けておく方が快眠できます。ですから、窓を開く広さを調整して、快適な温度を探る必要があります。
でも、実際には、数cm開けておくと、まぁ、いい感じでした。