専業物書きとして生きるには

物書きだけで生きるとしたら、プロのライターとして原稿料をもらうか、書籍出版で印税をもらうか。その両方かという感じですね。 プロのライターになるには、まぁ、専門知識と取材(商品であれば検証)の能力がないとだめですね。
三〇年前なら編集部にも余裕があって、新人ライターを鍛えてくれたけど、今はどうかなぁ。

紙の出版かKindleか

現在の所、書籍の出版は2つの形態がありますな。
紙の出版は、大勢の人が係わるので、売れる本しか出版されません。売れるにはいくつかの条件があって、著者が有名ということか、これまで売れている実績がある著者、すでに売れているテーマで新しい情報やノウハウがあることなどです。逆に言うと、信心ではなかなか本はだしてもらえません。だって、本を作るのにお金がかかるかです。少なくとも300万円くらいかかります。つまり、急に本を出してくれというのは、300万円投資してくれ、というのと同じです。

一方、Kindleは執筆と編集くらいにしかお金がかからないので、誰でも出版できます。

両者の違いは即金か長期回収か

紙の出版の良い所は、出せば初版印税がどかんと入ってくることです。生活するに当たってまとまったお金はどうしても必要になります。ですから、出版社から本を出すのは、物書きには必要なことだと思います。

一方のKindleは、少額が長期間に渡って印税として入ってきます。僕は2013年に出版した本の印税が未だに入ってきます。書店に置かれる本は、3ヶ月で撤去が当たり前なので、初版印税以外は入ってこないと思った方がいいです。 初版印税は、およそ100万円。出版社が小さいと60万円くらいかなぁ。

Kindleは、これは非常にシビア。
売れない本はゼロ円。
売れる本は億円。
実力次第です。

物書きだけ食うにはたくさん出すしかかない

Kindleは、何が売れるか分からないし、レビュー次第で数百万円も売れていた本が一夜にしてゼロ円になることもあります。

でも、数を出せば、月々の印税は確実に上がります。売れていなかった本も、新刊につられて売れるようにもなります。

僕の場合は、様々なテーマで散弾銃のように本をばらまいていますが、1つのテーマで色々出す方が読者が付きやすいのはあたりまえですね。 つまり、面白いかどうかは横に置いておいて、出し続けるのが一番だということです。

2~3万字の本を出せ

大きな本を書くと、それだけ時間がかかるし、校正や改訂版を出すのも大変です。
ですから、小さな本を出すのがオススメです。

さて、先ほど、一冊、Kindleの出版手続きが終わりました。
もう一冊、仕上げなくちゃ。

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Scrivener3.0の同期がやばい

Scrivener3.0のMacといOSの同期がやばいなぁ。
昨日も新規で書いたものが消えちゃって4時間の執筆が無駄。
今日も消えた。

おそらく、Mac版のバインダーがおかしいんだと思うんだけど、要するに、何もしていないとMac版は自動的にアプリを閉じるようになっているんだけど、ちゃんと保存しないでそのままにしておくと、iOS上にもそれがうまく反映されない。最悪は文書が消えちゃう。

さっきも消えたんだけど、それはバインダーに反映されていないだけど、文書自体は全文章を表示すると出てくる。
ああ、ダメだ。

中華FFヒーター本、あとちょっと

いつものコーヒーショップで、昼飯&執筆タイム。
FFヒーター本も大詰め。

新たに書く章は、あと1つだけど、これは付録みたいなものだから、一晩で終わるはず。

ただ今、コーヒーを飲みながら推敲作業中。
Scrivenerで全部書いている。
Mac版のScrivenerがけっこう進化していて、作業効率が上がった一方で、知らない機能も多くなって苦戦中。
でも、実用本を書くにはScrivenerはかなり便利だなぁ。

Kindleの脚注機能がいいぞ

実用本の執筆が佳境なんだ。
そんでもって、平行してギリシャ哲学を勉強し直していて、「饗宴」を読んでいるんだ。
ソクラテスなどが愛の神「エロス」に関しての討論をしている話なんだけど、いろいろな神様や詩人などが出てくる。その説明が脚注になっている。

Kindleは脚注がポップアップしてくるぞ

Kindleの脚注は、タップするとポップアップウィンドウが開く。これが非常に便利だね。

自分で執筆する時も脚注が付けられる。ただし、手作業だとどうやるか分からない。でもScrivenerなどの執筆ツールは脚注に対応しているので、簡単に作れる。

さて、脚注が簡単に参照できるとなると、本文から細かい説明を排除することが出来る。これは非常にいいことだ。というのは、執筆者はいろいろな読者レベルを想定して書かないといけないから、初心者向けに丁寧に説明しようとすると、どうしても本文が重たくなる。でも、そういった説明を脚注に逃がせば、本文はシンプルでテンポが良くなる。

これは使うべきだ。

<脚注を上手く使った新しい表現も/h2>
さらに、脚注が簡単に出てくることを利用した、新しい作風ってのも考えられそう。ハイパーリンクでもいいんだけど、ハイパージャンプでページを飛ばすと、読者が何処を読んだかよく分からなくなっちゃう。ストーリーの流れ自体がめちゃくちゃになっちゃうから、それじゃ駄目だね。

それに比べると脚注を参照してもページはもとのままなので、ストーリーの流れは変えずに、様々な情報を投げかけることができる。これは面白いね。

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小説の最先端って何だろう?

実用本というのは、まぁ、何かを説明する本なので、書き方というのに、それほど多くのバリエーションはないですね。
どう分かりやすくするかという意味では、図版の入れ方などのデザイン的なものは、日々進化しているかもしれません。でも、どう分かりやすく物事を分解するのかは、進化というよりは、対象としている物事と、それをどれだけ理解しているかという筆者との関係の方が強いですね。

そんでもって、小説というものがどうかということを感がてみると、さて、僕には何が最先端の小説なのか、てんでピンとこないわけです。これはダメですね。
映像や映画であれば、最先端というのは、CGであるとか、モーションカメラであるとか、ドローンであるとか、つまり、技術が伴います。ですから、これまでできなかった映像表現は、技術の進化と共にあります。

でもなぁ、小説の最先端ってなんだろう? ネットが普及して、事実は小説より奇なり、ということが多くの人々の目に触れることになって、頭の中で作られたストーリーに面白さを感じられなくなってきているのかもしれませんな。
そんでもって、ラノベの世界は、さすが若い人の世界だけあって、いろいろ進化しているようで、序破急とか起承転結というような構造さえなくなってきているとか。

何れにせよ、そう言った文壇とか文学の世界、エンターテインメントとしての小説の世界にも潮流とか流行があるわけで、それも知らずにストーリーを書いていても、まぁ、如何しようも無いわけですな。

という愚痴でした。

中華製FFヒーター自作取付マニュアル執筆中

今日は、実用本の原稿を13時間も書いているぞ。途中、飯休憩とスターウォーズを見ていたから、正味10時間かな。

書いているのは中華製FFヒーターの自作取り付けの指南書。現在1万8千文字。1日の出来高としては、まぁまぁかな。
でもスピード的には1時間に1800字だから、決して速くはないぞ。
原稿用紙換算だと、空白や改行を考慮しても400字詰で6枚でしょ、遅い遅い。
図版を作ったりしていたし、英語のマニュアルを確認したりしてたしね。

あ、そうだ、4時間くらいお袋のボケ攻撃の相手もしていたなぁ。すると、6時間くらいしか書いていないのか。すると1時間で3000文字(原稿用紙だと4000文字相当ね)か。
ライター現役の時の半分だなぁ。3000字(4000文字相当)は40分くらいで見積もっていたんだよね。もうちょいだね。

さて、この本の完成は、おそらく2万5千文字。明日には上がるかな。図版が揃うかどうかがポイントだね。

弁護士と小説相談

昨日は、友人の弁護士を呼び出して、不倫小説の内容の相談をしたんだ。
なんと4時間の大激論。
ポイントは、妻の不倫が、不倫された夫の心を壊してしまうのは、刑事罰に当たるのかどうかの刑法理論なんだ。
妻を心の底から愛している夫が、妻の不倫で心を病むというのはよく聞く話だ(夫婦が反対も同じ)。
その場合、妻が夫の心が壊れてもいい、もしくは壊してしまうことを意図していた場合に、それは傷害罪になるのか?
つまり、心を壊す行為が犯罪になるかという話の中に、不倫という行為が構成要件に該当するかどうか。
などなど、弁護士を4時間も拘束してしまったのだ、あはは。

なんて、難しい話なんだけど、それは小説の理論的背景で、ストーリーの主役じゃないんだけどね。

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物書き歴30年、ストーリー・本の書き方・キャンピングカーのことを書いてます。