非力なUMPCで本格的な執筆を進めていて、より軽快な動作を求めたくなっている。そこで、UMPCの高速化をいろいろやっているんだ。
UMPC向けと言うよりは、Windows全般へのアプローチだけどね。
Windows Defenderのリアルタイム保護はオフ
ウイルス対策は必要なのだが、過剰な保護はマシンを遅くする。特にCPUが非力なので、リアルタイム保護は致命的になりがちだ。リアルタイム保護というのは、ネットを使っているときにファイルのやり取りを監視して、つまり、画像やテキストやバイナリーコード(ホームページの機能)を全てチェックしてから、ブラウザに表示するなどの機能だ。これが非常に重たい。なので、僕はリアルタイム保護はオフにする。
危険じゃないの? と思うのは当然。ポイントはリアルタイム保護が必要かどうか。つまり、感染したかどうかを自分で判断出来るかどうか。自分で判断出来ない場合には、リアルタイム保護の方が安全だ。
自分で判断するにはどうしたらいいか? これは長年の勘が一番なんだけど、基本的にはいつも行っている動作に変化があるかどうかがポイント。急に文字変換が遅くなったり、ウィンドウの開閉がもたつくなどの挙動変化を気にしているかどうかだ。
さて、これは原始的なので、もうちょっと具体的な監視方法としては、ある程度の頻度でタスクマネージャーを見てみることだ。ここに動作しているプロセス一覧が表示されるので、ここにいつもと違うプロセスがないか見ることだ。何が正しいプロセスで、何が異常なプロセスかというのも、実は経験が無いと分からない。
実は、僕自身はプログラミング経験もあって、何が正常なのかというのが、ある程度分かっている。
そして、定期的に手動でウイルスチェックを行う。つまり、リアルタイム保護をしない代わりに、自分で暇なときにチェックスということだ。
どういう時にチェックするかというと、今まで訪れたことのないサイトを見た時だ。これが一番重要だ。
つまり、いつもと同じ事だけをしていれば、ウイルス感染の危険性はほとんどない。いつもと違うことをしたときにウイルス感染を予測してウイルスチェックをする。
無駄なプロセスを終了する
次に、無駄なプロセスをオフにする。無駄なプロセスというのは、例えばブラウザにChromeを使っているのにMicrosoft Edgeが常駐しているようなことだ。
常駐(バック グラウンド アプリ)を切る方法は2つある。基本的には一つ目を推奨する。
1つめは、Windowsの「設定」「プライバシー」の「バック グラウンド アプリ」(左メニューの下の方)を開いて、必要のないアプリをオフにする。初期状態でかなりのアプリが常駐していることが分かるぞ。ゲーム類なんて使わないだろうから、全部オフ。
もう1つはmタスクマネージャーを起動して「詳細」(画面下の方)をクリックすると、全てのプロセスが見える。使っていないアプリの名前があったら右クリックで「終了」をする。ただし、終了するとマシンの動作がおかしくなる場合もある。だから、作業中のアプリは終了しておくことが重要だ。プロセスを終了して異常動作しても心配は要らない。マシンを再起動すればいいのだ。
プロセスを終了しても安定動作する場合には、そのアプリをアンインストールしてしまうのが一番良い。また、常駐だけ停止することができるアプリもあるので、「アプリ名 常駐解除」で検索するとどうしたら良いかが見つかると思う。
ひとまず、ウイルス対策をオフにして、無駄なプロセスをオフにすることで速度改善ができるはずだ。