ストーリーを作りことに苦労することがあります。
特に、アイデアがいろいろあっても、それをダラダラ書いてしまうというような時です。
そこで、最新のストーリー構築ツールを試してみました。
【StorySkelton】
Facebookにも書きましたが、アウトラインプロセッサ風です。
左側には、いわゆる「箱書き」でシーンが並んでいます。順序の入れ替えはドラッグするだけで、簡単です。
箱の上部には2行の「タイトル」のような物があります。
1行目が「カードの種類(第1章だとか、人物設定だとか、自由に決められます)」、2行目が「あらすじ上の役割(主人公の紹介部分だとか、山場だとか)」。
実は、この2行が意外に使えます。
箱書きをやったことがあるとすぐにお分かりかと思いますが、それぞれのシーンの役割が明確でないと、ストーリーの構造がぐちゃぐちゃになります。
単純な話し、どこからどこまでは「起承転結」の起なのか、どこが転なのか、書いている方も曖昧になりがちです。
また、2項目なのも、けっこういい感じです。
というのは、「起」の中の「人物紹介」とか、「転」の中の「主人公の葛藤」というように、構成上(起承転結など)の分類と、シーンの役割(人物紹介など)の2段階で分類すると、けっこうストーリーが分かりやすくなります。
さらに、このアプリには「スタック」という機能があります。
これは、箱書きを重ねて山にする機能です。山にするとで、膨大な原稿をひとまとめにできます。
【ファイル出力はけっこう充実】
TXTやRTF(リッチテキスト)、汎用マインドマップ、原稿作成アプリの代名詞Scrivener形式など、出力形式が多彩です。
また、Dropbox入出力があるので、データの保全性も十分です。ただし、複数のマシンで作業することは想定されていません。つまり、シンクロされるわけじゃない。
オートセーブ機能もあります。
●問題点
できることは、上記くらいです。
古いiPhoneやiPad(CPUがA5で作業メモリは512MB)では、けっこう不安定になりやすいです。ただ、マシンを再起動したら、やや安定しました。
もう少し、機能が充実するとScrivenerがいらなくなるんだけどなぁ。
というか、ScrivenerのiPad版を出してくれると、それの方がありがたいけどね。