新作SF 原稿用紙28枚

機能的な設計(構成)ができたので、本日より執筆開始。
電車移動の行き帰りと、喫茶店等での執筆で、本日は原稿用紙で28枚ほど。

全体で3幕12節構成なので、1節あたり8000字もあればけっこうな長編になるはずですが、すでに第1節の3分の1で8500文字をオーバー。こりゃ書き過ぎないようにしないとなぁ。

頑張ります。

未来社会を作る思考実験中

これまでの作風の延長線上に、僕の中には乗っているのですが、今、書きつつあるのはSFの未来小説です。

環境破壊(人間だけでなく、太陽も原因)で、地球上から陸地が無くなります。
映画の「ウォーターワールド」とは違います。

人間は、海中へと移住というか、避難します。
避難先では、衣食住が提供されています。というか、避難なので、共同生活になります。

これまでの貨幣経済などというものは意味を無くし、ビジネスすら存在しません。
というのは、海中には無限のエネルギー源と無限の食料があったのです。

そうした環境の中、人間社会の価値観が一変。
お金という鎖から解放され、ビジネスがなくなり、貧富の差もありません。

さて、人間はどうなるのか?
そんなテーマです。

只今、細かい設定を詰めています。

MindMapスタートの小説構築術

MainMapを使って小説書く効率的な手順を模索中。

小説の中には、「世界観」「人物像」「ストーリー」の3つの柱がある。
それぞれをMindMapで作っていくことになる。

「世界観」
時代背景、経済的な状況や構造(SFの未来社会では、新たな社会構造を考える必要がある)などを作る必要がある。
また、その舞台となる国や地域の歴史を考える必要がある。もちろん、時代劇のように実際の歴史を下敷きにすることもできる。歴史考証も必要。
SFのように科学技術を背景にする場合、技術考証も必要だ。

「人物像」
世界観と並立して、登場人物の人物像も大切になる。
ただし、星新一さんの作品のように、特定のキャラクターではなく、一般化された人物で書くこともできる。その場合、世界観の中で泳ぐ主人公となるので、世界観の作り込みがもっと必要になる。

「ストーリー」
定番のストーリー構造を持ってくるのが楽。
ありふれた展開になるかも知れないが、迷うなら定番のひな形に流し込むのがいい。
構造(たとえば主人公の登場シーンなど)ができたら、そこに何を書くのか、上記2つの世界観と人物像を使って埋めていく。
たとえば戯曲の3幕12シチュエーション構成なら、各シチュエーションを何文字で書くか、あらかじめ計算してしまう。その文字数に応じて、世界観や人物像の箇条書きをリンクしていけばいい。
やってみるとわかるが、12シチュエーションを作っていくうちに、世界観や人物像だけで埋めきれない部分が出てくる。ここに斬新な発想を入れ込めれば、面白い作品になるということである。

 

MindMapで小説を組み立てる。

フリーのMindMapアプリ:FreeMindで小説を書き始めました。

複雑な構造というか、状況や人物を作り上げるのには、頭の中をビジュアル化するのが大切です。

1つのやり方は、前に紹介した「箱書き」
もう1つの方法が、最近の流行のMindMapです。

MINDMAP

 

このFreeMindは、汎用のファイル形式MMで保存するので、iPad用のiThougtなどで閲覧編集が可能です。

●MindMapでの小説の書き方
1:思い付きをどんどんビジュアル化する。
2:シナリオの構造(3幕式や起承転結)に並べ替えていきます。

情緒的な散文には向かないと思いますが、エンターテインメントにはいいと思う。

ストーリーの効率的な構築ツール(1)

ストーリーを作りことに苦労することがあります。

特に、アイデアがいろいろあっても、それをダラダラ書いてしまうというような時です。

そこで、最新のストーリー構築ツールを試してみました。

【StorySkelton】
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Facebookにも書きましたが、アウトラインプロセッサ風です。
左側には、いわゆる「箱書き」でシーンが並んでいます。順序の入れ替えはドラッグするだけで、簡単です。

箱の上部には2行の「タイトル」のような物があります。
1行目が「カードの種類(第1章だとか、人物設定だとか、自由に決められます)」、2行目が「あらすじ上の役割(主人公の紹介部分だとか、山場だとか)」。

実は、この2行が意外に使えます。
箱書きをやったことがあるとすぐにお分かりかと思いますが、それぞれのシーンの役割が明確でないと、ストーリーの構造がぐちゃぐちゃになります。
単純な話し、どこからどこまでは「起承転結」の起なのか、どこが転なのか、書いている方も曖昧になりがちです。
また、2項目なのも、けっこういい感じです。
というのは、「起」の中の「人物紹介」とか、「転」の中の「主人公の葛藤」というように、構成上(起承転結など)の分類と、シーンの役割(人物紹介など)の2段階で分類すると、けっこうストーリーが分かりやすくなります。

さらに、このアプリには「スタック」という機能があります。
これは、箱書きを重ねて山にする機能です。山にするとで、膨大な原稿をひとまとめにできます。

【ファイル出力はけっこう充実】
TXTやRTF(リッチテキスト)、汎用マインドマップ、原稿作成アプリの代名詞Scrivener形式など、出力形式が多彩です。
また、Dropbox入出力があるので、データの保全性も十分です。ただし、複数のマシンで作業することは想定されていません。つまり、シンクロされるわけじゃない。
オートセーブ機能もあります。

●問題点
できることは、上記くらいです。
古いiPhoneやiPad(CPUがA5で作業メモリは512MB)では、けっこう不安定になりやすいです。ただ、マシンを再起動したら、やや安定しました。

もう少し、機能が充実するとScrivenerがいらなくなるんだけどなぁ。
というか、ScrivenerのiPad版を出してくれると、それの方がありがたいけどね。