長年文章を書いてきましたが、やっと気付いたのが、僕が書くものの性質は、「理系ど真ん中で文系の人にはわからない」ということです。
世の中の仕組みというか、考え方のバリエーションを分析しているういちに、理系と文系は根本的に思考が違うのだとわかりました。
そして、単にそれが「僕の説」ということではなくて、古代インド哲学の中で2500年前に語られていたのを発見したのです。
ということで、もう、芥川賞とか直木賞とか、そういう市場は無理だとケジメをつけまして、人口の1%にも満たない純粋な理系にしかわからない超ニッチな分野へ邁進します。
その第一弾は、別に紹介した「理系にしか読めない本シリーズ1『理解を理解し、操縦する方法』」という酷い題名の実用本です。
文系の人は読めないし、読まない方がいいです。
理系文学を開拓しよう
そして、第2弾は『世界を滅ぼす普通の人』です。理系にだけ通じる文体で書きます。おそらく、医者・薬剤師・物理学者・数学者くらいじゃないと面白みが解らないと思います。というか、それを目指して挑戦します。
そもそも、物理の楽しさ、数学の美しさは、ほんの一部の人にしかわかりません。それと同じ方向性を持った文学というものを開拓したいと思っています。
ただ、僕の本の小説『酒を飲む酒1』を楽しめた人は、読めるかも知れません。
つまり、理系職業でないと読めないのではなくて、ある不思議な世界観を共有できる人は、本当に面白さを感じていただけると確信しています。
ポイントは、知る喜び、探求する喜び、世界を理解する喜びです。まさに、数学や物理学ですね。
ご期待ください。