最新:電子書籍の売り上げ向上ノウハウ

外出自粛で、電子書籍の売り上げが上がっているよ。
そこで、22冊の売り上げ推移から、どんな本が売れているのか分析したぞ。

読み捨てしてもいい、軽い本が売れている

僕の本は、どれも専門書なので、かなりハードルが高い。ページ数もどれも200ページを超え10万字以上の分厚い本である。
そういった専門書が7割、小説などの軽い本が3割という構成だ。

GWでは、最新刊の『スケベ心で軽キャンピングカーを手に入れた』という、これまでの僕の本にはない、エッセイ風の軽い読み物がKindle Unlimited(定額読み放題)で売れている。
他のノウハウ本では販売と読み放題が1:1くらいの売り上げ金額だが、小説や『スケベ心〜』は1:5〜0:10(読み放題だけ)となっている。つまり、読み放題が圧倒的に売れているのだ。

自粛以前では、全体で1:1くらいだったのが、現在は1:2くらいである。

文体は軽い方がいいかもしれない

今回売れている『スケベ心で〜』は、これまでの僕の本の中では異色で、タイトルからして「ふざけている」。宣伝もほとんどしていない。他の本はツイッターで積極的に宣伝しているのだが、この本はFacebookのグループに一回だけ投稿したくらいだ。これから宣伝を増やすつもりだが、いい成績になると予測している。

文体は、会話調で砕けた感じだ。実はノウハウ本でもこの文体は多用しているが、真面目に読みたい人に不評で、このところ控えていた。
でも、Facebookで喜ばれているのは砕けた文体の方なので、訴求力がある文体だということはわかっている。というか、30年も物書きをやっていて、どう書けばどう読まれるかはわかっているつもりだ。
ただ、ノウハウ本の場合には真面目に読みたい人が多いので、そこは読者の求めるものと、僕の得意の文体に齟齬があったのだ。

『スケベ心〜』は、半分がノウハウなのだが、全体としては旅エッセイに近い。旅先の混浴温泉で見知らぬ若妻さんと二人きりで狭い露天風呂でゆっくり話をしたなど、お得な?話が盛りだくさん。しかも、オカルト的な幽霊の話も出てくる。

体験エッセイがいい

ノウハウに関しては、ネットを調べれば色々出てくる。だから、ノウハウ本を書くのは、実はハードルが高い。上手く情報がまとまっていることと、痒い所に手が届く内容でないと、なかなか売れない。
いっぽい、体験型の本は、面白さが重要であって、ノウハウはおかず程度だ。

何れにせよ、こんな時期だから、読み手が楽しくなったり、笑える方がいいのだろう。

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