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FFヒーターのトラブルについて

寒くなったせいか、FFヒーターが失火するというトラブルがネットに散見されますね。
でもね、どのメーカーの製品であっても、FFヒーターの構造は非常にシンプルなので、そう簡単に失火するわけじゃない。
数年しか使っていないのに失火する原因は、吸排気の効率の悪さ以外には、それほど考えられない。
まぁ、高地の気圧が低い場所での多用は不完全燃焼の原因になるから、それはある意味で仕様ということになる。でも、そんな場合には、平地で最大出力で二十分ほど運転すれば煤は燃えてしまうはず。

さて、失火が多い場合、疑うべきは排気管の結露だ。排気管をグラスウールで覆うだけでもかなり結露を回避することができる。本当は結露した水が自然に排出されるような傾斜を設ければ大丈夫なんだけど、そんな施工をしていないビルダーが多すぎる。しかし、そんな業者に限って高いメンテナンス料金を請求してくるようだ。困ったものですな。
しかも、メンテナンスの理由に、一酸化炭素中毒を言い出す。人の弱みに付け込んだ商法だと、僕は思うぞ。
そんなことを言うよりも、失火するのは、その業者の取り付けによって一酸化炭素が大量に出ていることが原因なのに、ひどいと思う。
そして、そもそも定期的な掃除が必要なFFヒーターをメンテナンスがやりにくい場所に設置するということも問題だと思う。

中華製FFヒーター取り付け・運用マニュアル

中華製FFヒーターを自分で取り付けて、快適な車中泊を初めて一年が過ぎました。故障もトラブルもないので、取り付けや運用のマニュアルを本にしたいと思います。

多くはこのブログで書いた内容になりますが、写真や図版などを増やして電子書籍で出版する予定です。
おそらく1ヶ月以内に出せると思います。
今書いている別の本(映画録音の技術書)が今週中には仕上がるので、本格的な執筆は今週末からになります。月末は長編映画2本の撮影に入ってしまうので、それまでに書き上げたいなぁ。

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中華製FFヒーター2年目始動

去年自分で取り付けた中華製FFヒーターを今年初めて使ったぞ。
まず、灯油が下がっちゃっていたので、マニュアルに従って初期の灯油の供給から。

OKボタン+下ボタンで燃料ポンプだけが動かせるので、やってみると、きちんと動作して灯油が上がってゆくぞ。
灯油は去年から入れっぱなしでだいじょぶかしら? 酸化しちゃっているかな?

灯油が本体に届いたところで燃料ポンプ単独動作モードから抜け出して、正常運転開始。
お、問題無く動くぜ。
排ガスも透明でいつもの匂い。動作音も正常。

台風で浸水しちゃった福島県郡山市へ取材へ

東北道で福島へ取材に行ったんだ。
帰り道、仮眠するとけっこう寒い。
そこで、FFヒーターをオン。
2時間くらいの仮眠はぐっすり。
ヒーターのパワーがありすぎるので、窓をちょっと開けてヒーター出力は最低。これも去年と同じ。
台風が行ってしまったのに、冷たい雨が降っていたぜ。

さて、季節が変わった、FFヒーターを外そうか?

軽自動車のエブリイのキャンピングカーに、自分で中華製FFヒーターを搭載していますよ。
天井に設置された棚の下に金属カラーフレームでカゴを作ってその中にっFFヒーター本体を入れて、吸排気は窓に木製の板をはめ込んで、そこから煙突等を出しています。

この窓枠はマジックテープで留めてあるだけなので、すぐに外せるのが特徴。
本体のカゴもねじ止めなので、すぐに外せます。
もう、いい季節になってきたので、そろそろ外そうかな。
まぁ、本体はそのままでもいいので、取り敢えず煙突と木製枠だけ外せば、夏仕様に早変わりです。

ワンシーズン中華製FFヒーターを使ってみて

自作取り付けで中華製FFヒーターを使ってみた使用レポートを書いておきます。概ね良好でした。昨年の11月に取り付けて、まる3ヶ月、車中泊日数は合計で20日間くらいです。

中華製FFヒーター。金属フレームに入れて軽自動車の車内にむき出しで設置している。

故障は皆無、点火ミスもない

まず、基本的な動作ですが、点火ミスも失火もなく、ガス漏れも燃料漏れもありませんでした。非常に安定していて良好です。
取り付け当初は、運転のオンオフ、時計&タイマー、出力調整だけしかできないコントローラーでしたが、無線リモコンが使えて、動作状況が確認できる高機能なコントローラーに交換。温度計も付いていて、室内気温を設定して動作させることができるようになりました。

関東の気温では室内温度設定機能はダメ

さて、実際に温度設定で運転してみると、設定温度になるまでフルパワー運転になり、かなりうるさくて困りました。しかも、設定温度になると運転は最低出力になるのですが、そもそも5kWもあるので、軽自動車の狭い室内だと温室みたいになっちゃう。設定温度以上の室温でも運転が止まることはないので、外気温によっては、どんどん暑くなる一方。そこで窓を開けて室温調整をすると、コントローラーに温度センサーが内蔵されているので、コントローラーに冷たい空気が当たるとヒーターは最高出力に!

ということで温度設定で使うには、軽自動車サイズではダメでした。雪国くらい気温が低いとうまくいくかもしれません。結局、僕の場合は手動で出力を調整するのがベターでした。
軽自動車の狭い空間では、5kWヒーターは強すぎで、すぐに室内が暑くなっちゃう。それでいて、断熱性能が悪い軽貨物(4ナンバー)車両は、暖かいところは火照るほどで、断熱の悪い窓や金属部分は非常に寒い。ということで、毛布などをたくさん積んで、冷たい空気が流れてくるところをシャットアウトしないとダメでした。

ということで、車中泊にはしっかりとした断熱が必須と知りつつも、FFヒーターがあれば断熱が不十分でも大丈夫かもしれないと思った私がバカでした。

サブバッテリーが上がった!

さて、唯一のトラブルはサブバッテリーが空になってしまったこと。それでサブバッテリーを痛めてしまった気がします。
サブバッテリーはソーラーパネルのコントローラーと走行充電器を並列につないであり(これで4年間トラブルなし)、車内で使う電気は全てソーラーコントローラー経由にしてあります。
ところが、電子レンジとFFヒーターだけはバッテリーから直接繋がないと動作が不安定になるので、直付けしてあります。本当はもっとパワフルなコントローラーを付ければいいのかもしれません。そうすればバッテリー電圧が下がったら電力使用を自動的にゼロにできるからです。逆にいうと、電子レンジもしくはFFヒーターは、バッテリー電圧が下がっても待機電力を使い続けたということです。

空になったのは関東で雪が積もった日(2日間)の翌日、電圧計が8Vちょっとで警告を発していました。つまり、雪でソーラー充電ができず、FFヒーターと電子レンジの待機電力でバッテリーが空になってしまいました。電子レンジもFFヒーターも、使うときには電圧監視して動作を止めるのですが、待機中にはバッテリーの電圧低下に御構い無しに待機電力が使われるようです。

実際には合計(電子レンジ、FFヒーター、ソーラーコントローラー経由のUSB電源アダプターなど)で0.3~0.5A程度流れていて、108Ahのサブバッテリー(ディープサイクル)ですが、仮に50%充電の状態から0.5Ah流れているとすると、

108Ah * 0.5 / 0.5Ah = 108h = 4.5days

つまり、ソーラー充電ができないと4日半くらいで空っぽになる計算です。今回は2日間積もって、1日開けて、また2日間という雪だったので、ちょうど空っぽになりそうなタイミングです。
(その間、キャンピングカーは走っていません)

余談ですが、空荷なたったバッテリーは、高機能充電器で満充電にしたのですが、どうも元気がない。劣化してしまったかもしれません。

FFヒーターは使わないときには元電源を切れる仕様に

ということで、まぁ、もともとバッテリー自体が利用4年目に入りくたびれてきていたかもしれないのと、しかも雪が積もって氷点下になっていたこともあるので、FFヒーター自体が悪者という結論にはしちゃダメなんですが、対策としては主電源が完全に切れるシステムにしておくのがベターだということになります。

もともと、FFヒーターも電子レンジもコネクター経由で電源供給しているので、このコネクターを外しておけば電気を食いません。ここ数日、このコネクターを外しておいて、ソーラー充電と走行充電をしています。その結果、バッテリーは健全な電圧に戻っています。走行充電器にはバッテリー活性化回路(高電圧パルスを出して、バッテリー内部の電極表面の結晶化した成分を分解する)が入っているので、それでちょっと元気になったのかもしれません。

まあ、気温(バッテリー温度)の問題なのか、待機電力の問題なのか、結論を出すのは難しいのですが、いずれにせよ、主電源を切れるシステムは必須だと思います。

中華製FFヒーターと断熱の関係

昨日は関東でも雪が積もり、自宅の千葉でも氷点下を記録。
その寒さで、ご自宅駐車場で車中泊してみました。

断熱がポイント

さすが5kWのヒーターなので、熱量は十分。熱気ムンムンなんです。
でも、どこからか凍った空気が流れてきます。
運転席の窓。

ああ、FFヒーターがどれだけ大きな出力で、これじゃダメ。
と言いつつ、そちらを塞いで断熱するも、今度は暑過ぎてゆだっちゃう。

結局、スライドドアをちょっと開けて外気を取り入れてちょうどいい感じ。
難しいですねぇ、暖房は。

熱風は温度が高く量も多い。ということで、床暖房みたいに、どこかを温めてから室内へ流す方がいいだろうなぁ。

本日は軽キャンピングカーのATF交換

3年8ヶ月で約8万キロ、ATFは3回目の交換だ。
同時にデファレンシャルオイルも交換してもらおう。

ATFはやや遅れての交換、本当は2万キロごとに交換した方がいいんだよなぁ。
最近、ちょっと変速の感じが劣化した気がしていたので、来月が車検なんだけど、まぁ、ちょっと工賃が無駄になるけど、先にリフレッシュしておくぞ。

もしかすると、今年は伊勢神宮へ初詣に行くかも。
ということで、1月末の車検を目の前に、メンテナンスにお金をかけておこう。

ディーラーで作業中

近所のディーラーでATF交換を予約してあって、今、入庫したんだけど、若いメカニックが見積もりと説明に来たよ。

ATFの交換量が4Lと、多いのか少ないのか。

ATFはエンジンオイルみたいに全部抜いて新しいオイルと入れるんじゃなくて、人工透析みたいに新しいオイルを入れながら古いオイルを抜くのが標準的な施工法方。だから、ATの油量以上に新しいオイルが必要になるんだ。
ちなみに僕のエブリイの3速ATの規定量は3.4Lなので、4Lというのは、まぁ、そんな感じかなぁ。ひどい状態のATだと2倍以上が必要になる。つまり、新しいオイルで内部の汚れを流し出すんだ。
ATの状態がよければ、古いオイルが抜ければそれでOK。
メンテナンスは好きなので、まぁ、4Lは妥当な感じかな。
でも、交換マシーンで自動判別されるだろうから、もっと使われるかもね。それで料金アップしても、ぼくは文句なしなんだけど、さて、若いメカニックさん、どうするかな?

デファレンシャルギアというのは、後輪の駆動用の機構。前方にあるエンジンの回転を後輪へ伝えるものだ。こちらのオイルは2回目の交換かな? 3回目だったっけ?

交換時期が遅れた気がする

ATFとディファレンシャルギアオイルの交換は、併せて1万2千円弱。
さて、交換後の走りの違いが楽しみだなぁ。
最近はFFヒーターを乗せたりと車重が上がっていて、ATの負担が大きいはず。
ディーラーでは4〜5万キロで交換すればいいと言っているけど、僕は2〜3万キロで交換したいなぁ。前回が4万5千キロで交換だったので、今は8万8千キロだから、あ〜、4万キロオーバーでの交換か。サボり過ぎた。

中華製FFヒーター好調です。

スズキ・エブリイ(DA64V)に中華製FFヒーターを無理やり搭載して、7泊の車中泊をこなし、徐々に改善しています。

今日は、電源ラインを新しい系統に変えました。
これまでは電子レンジの電源ラインから電子レンジと排他的に使っていました。つまり、電子レンジの電源ライン(サブバッテリー直結の50A)とFFヒーターの電源コネクターを抜き差しして専用電源ラインにしていました。でも、50Aのラインは12sqの太いケーブルで、しかも電子レンジを使うためにはFFヒーターのラインを抜かないとダメで、ちょっと使いにくかった。

そこで、新しくサブバッテリーから電源ラインを出すことにしました。
2sq(直径2mm)の12V200Wに圧着ターミナルを付けて、バッテリーのターミナルにねじ止め。
中華製FFヒーターの必要電流量は、最大で瞬間11A。
2sq(最大17A)で必要十分ですよね。この瞬間11Aは起動時の暖気中だけで最大でも5分間なので、ケーブル容量としては大丈夫です。

さて、実験してみると、ちゃんと動作。
電源ラインに熱が発生することもなく、大丈夫ですね。

そのほか、室内置きの灯油タンクも置き場所も変更。これまでは運転席の後ろに立てていたのですが、右側スライドドアに寄りかからせる位置へ。そして、その前にカセット式のトイレを置いて暴れるのを防止。

明日は、ATF交換の予約が入れてあるので、運転席と助手席が動かせるようにいろいろ配置を調整。

本日のキャンピングカーの整備はこれでした。

HiTEC X4 ADVANCE 2の電池管理が面白い

ポメラDM100など単三電池で動くマシンはまだまだたくさんありますね。
僕の場合は、映画の撮影で大量の単三電池を消費します。
1つの映画で100本近く使います。
映画用の音声ミキサーの場合、8本一組です。
これを1日に2〜3回交換。それ以外に無線マイクは4本一組が3セット、高音質無線マイクは6本セット。
電池の難しいのは、例えば8本セットの場合では、その中の1本でも空になったり不具合があると他7本に電力が残っていても、使っている機器は電池が空と判断して止まってしまったり誤動作をします。だから、たとえ1本だけがダメになっても全部交換になります。不経済ですよね。
と言うことで充電できる電池が必要なのですが、撮影現場ではちょっと怖いんですよね。電池の劣化具合がわからないと、上記の理由であっという間に電池切れや不具合の原因になっちゃう。
怖いので現場では、新品のアルカリ乾電池を使います。でもなぁ、トラブルの発生頻度は充電池と変わらないんだよなぁ。

HiTEC X4 ADVANCE 2がすごい

 

これはラジコン用の高機能充電器です。
電池を1本ずつ調べてその性能を報告してくれます。
しかも、製造時の電池のばらつきというのがあります。具体的に言えば、満充電の時の電圧が、1.47Vのものもあれば、1.44Vのものもあります。まぁ、誤差の範囲なのですが、これを混ぜて使うと弱い電池に負担がかかって不具合の原因になります。
そこで、電池の特性を計測して似た電池を組み合わせると、電池の性能を十分に引き出せます。なので、つまう前に電池特性(や劣化具合)を調べて組み合わせを整えるといいのですよ。これを電池のマッチングといいます。

今回導入したHiTEC X4 ABVANCE2は、スマホと連携して電池の性能を調べながら最適な状態を引き出します。

この画面は、新品のニッケル水素単三電池の初期充電です。0.1C充電(電池容量の10分の1の電流で充電)でゆっくり充電して、満充電時の状態を検出しています。
この電池の公称容量は2800mAhです。なので0.28Aで充電しています。「容量」と書かれている部分は、この場合は充電量を示しています(電流×時間)。約14時間経っているので3900mAhも入っています。でも、これは容量じゃなくて通電量なので、熱で消費されている電力も含まれます。

注目は「電圧」で、新品の充電池でも、満タンの電圧が違いますね。内部抵抗は123mΩでほぼ同じですが、満タンの電圧がこんなに違います。一般的には電池の劣化を内部抵抗で判断するのですが、そもそもの特性にもばらつきがあるので、劣化を診断するのは内部抵抗だけではわかりません。

この電池は、この後に強制放電をします。その後でもう一度ゆっくり充電します。その時に、本来の性能がわかります。その時の最終的な満充電の電圧で電池を分けて使うことにします。

なぜか、昨日はアメリカからのアクセスが急増

昨日はアクセスが多かったんだけど、アメリカからが急増。
もちろん、日本が一番だけど、ほぼ同数のアメリカからのアクセスでしたね。

もう1つ別のブログをやっていて、そちらの影響だと思います。

さて、キャンピングカーに積んでいるコーヒーカップなんですが、電子レンジで温めると中身じゃなくてカップだけ熱くなっちゃう。
ということで、コーヒーカップを買い替え、100円弱の薄っぺらい軽いものに変更です。
さて、どうかな、お、中身が熱くなった! ハッピー。