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録音部のノウハウを写真用語で 解説本

解説本を書き始めたよ

最近は物書きよりも映画録音部の仕事が忙しいんだ。
でも、もちろん、執筆も進めているぞ。
現場でスチルカメラマンから録音の質問をよく聞かれるんだ。
最近はスチルカメラマンが動画を撮ることが増えている。でも、音が上手く録れないって悩んでいるんだ。

写真用語で録音ノウハウを解説

そこで、ピントとか画角、露出という概念で音の録り方を説明したら、みんな大喜び。

ということで、解説本を書き始めたんだ。
と言いつつ、すでに4万字を突破。6章まで書き進んでいる。

望遠マイクなんて無いぞ

例えば、望遠マイクなんて売り文句で小さなショットガンマイクが売っているけど、実はカメラの望遠のようにある一部分を切り取って音を拾うマイクなんて、実は存在しない。
高価なショットガンマイク(14万円)でも、画角は35mmレンズくらいある。画角と言っても、実はピントの合った音が録れる範囲のことで、マイクはレンズと違って画角の外の音も拾ってしまう。
じゃあ、どうするのかというと、実はマイクのヒント距離は50cm〜1mくらいしかないんだ。だから、ピントの合った音、つまり、周辺の音が気にならないくらいクリアに録れる範囲ってのは、1m以内なんだ。

って感じ。
さて、これは電子書籍がいいか、紙の本をどこかの出版社から出すか思案中。

iPadOS13で書いているぞ

さてはて、執筆環境がiPadOS13で一気に変わっちゃった。ポメラで書くことが皆無になって、Scrivenerと縦式というアプリを使っている。
iPadOS13になって、スペースキーで全角スペースが打てるようになった。しかも、日本語入力があんていしていて、ストレスがない。iPadOS13になり、マルチ画面が使いやすくなったので、資料を見ながら執筆ができる。これが大きいんだ。

ということで、今週は執筆三昧だぜ。

脚本の神様が降りて来ない時には?

あ〜、若い時にはどうしたら自分の脚本が採用されるのか、それが問題だったんだけど、年を食って、書ききれない脚本が山積みになっちゃった。
売れっ子というわけではないけど、ひとまず6作品。
さてはて、これが若い時なら徹夜してでも書いたんだろうなぁ。
情熱が足りないなぁ。そこが凡人なんだなぁ。

どうしようか? 温泉宿にこもって書きたいなぁ。
でも、お袋の介護もあるしなぁ。
困ったなぁ。

書くためのモチベーションとは

いろいろ30年近く物書きを続けていて、特に駄目なのは最後まで書き終えないで、書きかけが溜まっていってしまうことですな。みなさんはどうですか? どうしたらいいでしょうかねぇ。

ある調査によると、クリエーターには2種類あって、10代20代で成功するひらめきタイプと、50代になってから花が咲く遅咲きタイプがいるそうですよ。前者は直感で何かを作っていくタイプで、後者は十分な経験に基づいてものを作るタイプだそうです。前者ではモーツァルトなど、後者ではアインシュタインなどだそうです。

モチベーションを下げる理由があるんだ

僕がものを書いていて、必ず完成に至るのは「確実な締め切り」と「報酬」ですね。どちらが欠けても完成に至りません。
でも、自分で締め切りを儲けて、不確実な報酬しかないKindle本でも、なんとか完成に至る作品もあります。注目するべきは後者ですね。後者で完成に至るのは、確実な読み手が想定できる場合です。もしかしたら誰かが読んでくれる、というレベルでは完成しませんね。

ということは、先に読者想定を確実にしておけば、モチベーションを保てるということかしら?
きっとそうですよね。
ブログも、締め切りも報酬もないのですが、読んでくれる人がいることが様々な方法で確認できます。アクセス数であるとかいいね!の数です。ランキング順位というのもありますね。 では、どうするのか。はい、自分の評価や注目を上げるには、他の人のブログなどにいいねをすること、そしていいねをしてもらったら、確実に返す。

ま、こんなところだと思いますよ。
さあ、書きましょう。

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映画の台本をシリーズで6本も書かなくちゃいけないのに

台本をたくさん書かなくちゃいけないのに、ぜんぜんスイッチがはいらないんだ。困ったなぁ。

そう思って原稿に向かうと、あれあれ短編小説が書きたくなった。
最近、弊社に所属した女優さんの人生が面白すぎて、そんな話が書きたくなってしまった。もう、けっこう、書き進んじゃった。

それから、オーディオブックも作りたい。
ナレーションは自分でやってみようと思っているんだ。
声は、登場人物では男性3人+α、女性は2人+α。結構な声色を使い分けないといけない。難易度が高いなぁ。原作は自分の短編を使うんだけど、もうちょっと登場人物を整理した方がいいかもなぁ。

ということで、けっこう忙しくなるのだ。

新作:『アンチテーゼのススメ』のココロだ

時々、桜風さんのものの考え方が独特で面白いと言われるんだ。
もちろん、意図的にそう言うスタンスにしているんだけど、その根本となる思考回路があるんだ。西洋では当たり前なんだけど、日本じゃなかなか定着しにくい考え方かな。

それは『アンチテーゼ(反対命題、反定立)』

ギリシャ哲学では『テーゼ(命題)』と『アンチテーゼ(反命題)』を使った弁証法が誕生したんだけど、これが、まぁ、大雑把に言って今から2500年前、ブッタの時代と一緒、と言うか世界中で哲学が大流行して、今の宗教や哲学の基礎を作っている。
その中でも、テーゼとアンチテーゼってのが、論理学的にも非常に重要で、そうね、僕の世代だと小学校で『命題』を習ったんだけど、若い世代は知らないかもね。そして、そこから論理学の基礎へつながっていくんだけど、知らないよね、みんな。

さて、『テーゼ(命題)』ってのは「当たり前」のことだと思えばいい。でも、その「当たり前」が本当に正しいかどうかを確かめるにはどうしたらいいのか?
そこで必要になるのが『アンチテーゼ』、つまり「当たり前の反対」だ。テーゼとアンチテーゼは同時に成り立たない。ここがポイントなんだ。

アンチテーゼを考えると『当たり前』が怪しくなる

日本人は、とかくみんながやっている「当たり前」を当然のように正しいと考えちゃう。これは民族性みたいだけどね。
しかし、その時の「当たり前」が実は間違っていたなんてことは日本ではよくある。戦時中に『鬼畜米英!』なんて言っていたのが戦後は『アメリカLOVE』『イギリス大好き』みたいになるようなことだ。

さて、そんな『当たり前』の中の間違いを見つけるには、前述のように『アンチテーゼ』を考えればいい。例えば、『アメリカは悪だ』と言う意見と『アメリカはいい国だ』と言うことが同時に成り立つかどうか。ある人は『アメリカは悪だ』と言い、またある人は『『アメリカはいい国だ』と言う。同時にこれが存在することは事実だ。すると、元の『アメリカは悪だ』は一部正しくて一部間違っている。つまり『アメリカは悪だ』は命題(誰でもが正しいという事柄)ではなくなる。

もうちょっと具体例を出すと、
『海外からの侵略を防ぐためには防衛が必要だ』ということがテーゼ(命題)かどうかを確かめるには、アンチテーゼとして『海外からの侵略を防ぐためには防衛が不必要だ』ということを検証すればいい。つまり、アンチテーゼである『海外からの侵略を防ぐためには防衛が不必要だ』が正しいとなれば、『海外からの侵略を防ぐためには防衛が必要だ』は間違っていると言うことになる。
世界には、軍隊を全く持たない国が13カ国ある。具体を持たず、他の国に守ってもらう条約がある国がさらに11カ国ある。
これでアンチテーゼが成立した。つまり、『海外からの侵略を防ぐためには防衛が必要だ』は間違っていることになる。

テーゼ+アンチテーゼ=シンテーゼ

テーゼが間違っていると言うことが、アンチテーゼが正しいと言う意味ではない。『海外からの侵略を防ぐためには防衛が必要だ』が命題ではない、ということだ。上記から考えるべきこと、というか論理的に割り出されるのは、『海外からの侵略を防ぐためには防衛だけでは不十分だ、他にも方法があるあ』ということになる。こういった感じに思考を進めて出てくるのがシンテーゼ。
当たり前を疑う、という意味でもあるけどね。
こんな風に、誰でも当たり前と思うことを疑う思考というのが重要だと2500年前の人が考えていたのに、今の日本人はどうかしらん?

革の鞄と猫のおしっこについてのココロだ

お気に入りの鞄がありまして、iPad Pro 12.9′ 青がぴったりの革の鞄なんですよ。あの巨大なiPadがすっきり入る鞄がなかなかないもので、御徒町でさんざん探して買ったんですね。

お気に入りのDOUBLESのショルダーバッグ。牛革製。

床の上に置いておいたら、やられました。猫のおしっこ。
これが臭い臭い。革なので染み込んじゃってどうしようもない。

ってことで、猫好き家族の我が家、猫にやられた時の心得がありまして、アメリカ製の強烈漂白剤で煮るというか、熱湯+漂白剤に浸けてもみ洗い。でも、革製品で大丈夫かしらん?

染料が流れ出ること数十リットル

革を漂白剤につけると、染料がすごいすごい。いわゆる『タン』という染料ですかね、10リットルくらい入るバケツで20回以上洗ってはすすぎ、洗ってはすすぎ。
毎回、黄土色の水が出る出る。そして、猫のおしっこの匂いもぷーん。酸素系漂白剤に入れると、猫のおしっこの匂いが噴き出してきます。
さて、そんなこんなで2時間くらいかかって、先ほど、ようやく乾いてきたのです。

上の写真と同じ色だったんですが、今は、いわゆる牛革の色。もっと濃い色です。買ったばかりの状態では、革の表面に塗料が載っているような感じで、エナメルっぽい感じなんですね。でも、漂白されてすっかりそれが落ちて、今は牛革の風合いそのもの。
あらあら、むしろ、使い込んだ感じで好きかも。
さて、ラナパー(革用オイル)を塗り込みまして、ほつれなどチェックし、おお、大丈夫。革がひび割れちゃうかと心配でしたが、革自体は漂白されても元気な感じです。ああ、良かった。

まだ半乾きだけど、革製品らしい感じが増したかな。

来週は忙しいなぁ

来週は、1CM立会い、2映画プロデューサーとの会食、3ラジオ台本執筆、4ラジオ番組収録、5ラジオ番組編集・納品、6企業ドキュメンタリー撮影・編集、7映画制作部の打ち合わせと、まぁ、忙しい。
H3-VR立体音響マイクで遊びながら現実逃避しよう。

ポメラDM30で8,000文字2時間

先ほど、このブログに中華製FFヒーターの話を三話書きました。
全部で約8,000文字です。

全てDM30で書いたのですが、執筆時間は約2時間。悪くないスピードですね。
もちろん、書き直し部分もあるので、実際の文字数はもっと多くなっています。プロのライター時代のスピードには追いついていませんが、まぁまぁなスピードですね。

DM30は、目も疲れないし、指も疲れません。
唯一の欠点は、結構キーボードの打鍵音が大きくて、静かな喫茶店では迷惑だろうなぁ、ということくらい。

文章の転送はFlashAir経由でiPad Proへ。iPadでWordpressへ投稿しています。
見出しは、DM30でタグを入れています。<h3>などです。

DM30のキーボードが素晴らしい

歴代のポメラの中では、もっとも執筆速度が高いかもしれません。
DM100もDM200も、ちょっとキーボードがヘナヘナした感じがして、なんだかリズムが取りにくかったのかなぁ。DM30のキーボードは男っぽいと言うか、ちょっとガサツなくらい剛性が高い気がします。
DM200で強打しても、なんだか力を吸い取られる気がします。DM30だと強打しなくてもいい音が返ってきて、指が弾かれると言うか、バスケットボールのドリブルというか、リズム感を掴みやすい気がします。

DM30が来た!

先ほど、ポメラDM30が到着。
という事で、初期設定からスタート。
時刻設定は簡単。

あれ? DM200のユーザー辞書が読み込めない!

物書きにとって長年鍛えてきたユーザー辞書は宝物。
DM200でユーザー辞書をエクスポートして、DM30で読み込もうとすると、あれれ、ユーザー辞書が見つかりません、の連発。
SDカードをパソコンで見ると、ちゃんとエクスポートされている。

なんじゃ、それ?

という事で、マニュアルを読むと、なんと、DM200の辞書は読み込めない!
ひどい話だなぁ。
DM200だけが特別らしくて、読み込めないってさ。
逆にDM30の辞書はDM200でしか読み込めない。

なんじゃ、その仕様は。

という事でエクスポートされた辞書ファイルを比較。
すると、DM200は単なるテキストファイル(CSVっぽいね)。
DM30はバイナリーファイル。
ああ、全然仕様が違うじゃん。
ということは、DM200の辞書をATOKのバイナリー辞書に変換しないとダメなのね。
さて、どうすればいいのかしら?

色々調べていますが、ありゃ、対処方法がないなぁ。
今後の運用では、DM30で辞書登録して、それをDM200に読み込むのはOKっぽいです。でも、逆ができない。不便ダァ。

キングジムさん、なんとかしてください!

という事で、使い始めの第一歩で不満不満。
ユーザー辞書、なんとかしてくださいよ、メーカーさん。