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ふっくんラジオで作曲中

ふっくんのラジオ番組の中で、福島が楽しい地域だとアピールする狙いで、福島をテーマにした歌を作ることになったんだ。

福島県郡山市って最近できた都会なんだぜ

福島県郡山市は、明治の殖産興業で開拓された地域で、猪苗代湖からきれいな水を引いてきて開墾されたんだ。北海道の屯田兵みたいなもので、明治維新で職を失った武士が全国から入植してきたんだ。
郡山地区は、もともと水が乏しい土地柄だったので、溜池がたくさんある地域でもあるんだ。それが安積疏水の完成で水が豊かな地域に生まれ変わったんだ。

猪苗代湖からの清らかな水で食用鯉を養殖している

明治以降の新しい街である郡山市は、稲作はもちろん、殖産興業の中心にもなった養蚕も盛んだったんだ。
そこで、絹糸を作る時に出る蚕の繭がたくさんあって、さらに、溜池も多かったので、そこに鯉の養殖がピッタリだったんだ。それでも今でも食用の鯉の養殖が盛んなんだ。市町村では全国1位の生産高だぞ。

『恋はパクパク』プロジェクトが始動!

そんな話をふっくんにラジオ内で説明すると、天才ふっくんが「恋はパクパク」って言い出した。キャッチーな言葉だよね。
そこで、「恋はパクパク」という歌を作ろうということになったんだ。
そんでもって、作詞は僕が先行して担当。それをたたき台にして、出演者みんなで仕上げていくというプロジェクトなんだ。

今回は端唄・民謡作戦だ!

小生は、江戸端唄の本條流の一門。この本條流は本條秀太郎先生が宗家で、僕は一番弟子の本條秀五郎先生の弟子。この家は、NHKの大河ドラマ『龍馬伝』で福山雅治さんに三味線を始動したり、民謡番組はもちろん、NHKの三味線講座などで活躍する演奏家なんだ。つまり、街のお師匠さんじゃなくて、国内はもちろん世界各国で演奏するプロ集団だ。
ということで、僕ももう何年習っているんだろう? 7年目くらい? 端唄の作詞はいくつかやらせてもらったりしていて、実は洋楽よりも端唄の方が得意なのだ。そんでもって、今回の「恋はパクパク」も、端唄の世界でやりたくなって、師匠の秀五郎先生の稽古場に突撃〜〜〜。

秀五郎先生の「恋はパクパク」は4月オンエア予定!

端唄や民謡の作詞には、非常にシンプルなルールがあって、そこに言葉を乗せていくんだ。
ああ、例えば、五七五七七って、歌でしょ。
端唄・民謡にも同じようなルールがあって、もっともシンプルなのは、
『三四四三三四五』
で、できているんだ。
例えば、『めでた、めでたの、若松様よ。枝も 茂れば 葉も茂る』(山形音頭)
なので、この山形音頭のメロディーに、
『恋は パクパク、君との 恋は 
 恋と いう名の 片思い』
って文字数を合わせればすぐに歌えちゃう。

ということで、
『恋はパクパク音頭』(金澤藤馬作詞)
恋は パクパク
君との恋は
恋という名の
片思い

恋は パクパク
アナタとワタシ
泳ぐ鯉なら
郡山

恋は パクパク
お前は、かわい
はぐらかすなよ
この思い

恋は パクパク
あんたは イケズ
恋はコクなの
知らないの?

恋は パクパク
本気さ 俺は
お前 欲しさに
通い舟

なんて作詞をして、秀五郎先生に、あの名曲に乗せて歌っていただいたんだ。すごいねぇ、一流の先生は、初見でレコーディングできるレベルの唄にしてくれたんだ。

箱根芸者が遊びにきたぞ

そこにたまたま箱根の芸者衆が来ていて、それじゃ金澤さんも唄いなさいよ、ってなことになって、別の端唄に上の歌詞を乗せて先生と一緒にご披露。
語呂が合っているのですぐに別のメロディーでも歌えちゃう。
ここが端唄の面白いところ。
芸者衆もよく知っている『三下りさわぎ』というアップテンポの端唄に合わせて、みんなで『恋はパクパク・三下りさわぎ』の大合唱。
『恋はパクパク、ヤート! ヤートヤートぉ!』
いやぁ、楽しかったなぁ。
日本人なら端唄を覚えりゃ、替え歌で簡単にお盛り上がりできるんですよ。

この模様は、4月の『ふっくんの光リアル道(エフエム福島*毎週水曜夜9時)』でオンエアするつもりだぜ!

来週は忙しいなぁ

来週は、1CM立会い、2映画プロデューサーとの会食、3ラジオ台本執筆、4ラジオ番組収録、5ラジオ番組編集・納品、6企業ドキュメンタリー撮影・編集、7映画制作部の打ち合わせと、まぁ、忙しい。
H3-VR立体音響マイクで遊びながら現実逃避しよう。

ふっくんのラジオ、編集終了『感動で泣いちゃったよ』

レギュラー番組の『ふっくん布川の光リアル道』(毎週水曜夜9時、エフエム福島)の来週分の編集が終わった。
今回はDJふっくんが『バブルガムブラザーズ』さんの話をしてくれたんだ。
いやぁ、編集していて笑ったし、泣いちゃった。

あれ、今週の放送、さっき終わっちゃったぞ。あはは、編集していて聞き逃した。
今週はアンルイスさんの話だったのになぁ。あはは。

音のVRでラジオ番組を作りたいが、、、

いつも新しい技術でコンテンツを作ってきた桜風さんです。
かつて3D映像が流行った時にも、弊社で自作の3Dカメラを作って、DVDパッケージをたくさん作りました。
さて、今回は立体音響やバイノーラル音響でラジオ番組を作りたいなぁ、と思い始めています。

ZOOMのマイクH3-VRが気になるゾォ

このマイクが画期的で、簡単にVR音響や5.1chやバイノーラルが収録できちゃう。いわゆるRAWで録音しておいて、後で必要な形式に変換したり、360度VR音響から必要な位置の音を取り出せたりします。

ふっくんのラジオ番組で立体音響放送をやってみたいのだ

さて、このマイクを使ってラジオ番組を作りたいと思い始めてしまったんです。スタジオを飛び出して、喫茶店などで出演者数名でまったりした会話を番組にしたいのですね。
バイノーラルモード(人の耳で聞いた感じ)にして、ふっくんに耳元で囁いてもらうコーナーとかね。

技術的に言うと1マイクで複数出演者に対応

技術的なことを書いておくと、このマイクの周りに出演者が集まって喋るだけ。喫茶店の丸テーブルの真ん中に置いて喋ればいいと言う感じです。
普通のラジオ収録では、出演者ごとにマイクを用意して、それぞれの声を録音してミックスします。このマイク(H3-VR)は周囲360度(上下左右)の音を全部録って、4つの音声ファイルにします。その4つのファイルをデジタル処理してVR用にしたり、ステレオにしたりバイノーラル(ヘッドホンで聴く立体音響)にしたりすることができます。

もしこのマイク一本で収録できちゃうと、面白いなぁ。
ただし、出演者のマイクワークというか、声の出し方がちゃんとしていないと、一人だけ聞きにくかったりしちゃうので、その辺りがどうなるのか、編集してみないとわからないですね。
さらに、周囲の雑音(喫茶店の周囲の人の会話など)とのバランスがどうなるかも問題ですね。もちろん、スタジオ内で録れば雑音は入らないので、それでもいいんですけどね。

ふっくんが目の前でしゃべっているぞ

さて、立体音響と普通のステレオとで何が違うでしょうか?
簡単に言えば臨場感が違います。ステレオでも臨場感がありますが、立体音響にすると、距離感までわかります。

と言いつつ、だから何、というわけですが、もっと簡単に言うと、ふっくんが目の前にいるんじゃないかなぁ、と言う錯覚に陥る感じに聞こえます。
と言うことで、好きなタレントさんが目の前でしゃべっている感じの放送って、面白いんじゃないかなぁ、と思うのですよ。

iPadでラジオ収録するかどうか悩んだ末に、、、

シブがき隊のふっくん出演のラジオ番組『ふっくん布川の光リアル道』(エフエム福島:毎週水曜日夜9時の55分番組)は、ほぼ映画機材で収録しているんだ。ZOOMのフィールドレコーダーF8nがメインのレコーダー&ミキサーだ。ただ、映画用のフィールドレコーダーは、原音をそのまま録音することに特化していて、スタジオにあるミキサーのようなイコライザーやコンプレッサーは内蔵していない。
なので、収録音源をDAW(音楽編集アプリ)に入れて、後からコンプレッサー等を施して聞こえ方を調整しているんだ。

パソコン収録、iPad収録なら録音スタジオと同じことができるんだ

さて、もともと映画の録音部なので、上記のような収録が安全かつベターな品質で収録できる。しかし、編集時にさらにコンプレッサー等をかけることになるので、手間がかかる。
そこで、F8nをパソコンのオーディオインターフェースにするモードで使うと、パソコン上のDAWにダイレクトに収録することができる。DAWはリアルタイムにコンプレッサー等をかけられるので、仕上がりに近い音を現場で聴きながらの収録となり、効率が上がるしかもF8nはオーディオインターフェースモードでレコーダーとして動作するので、コンプレッサーを通さない原音もバックアップとして保存できる。

さて、このパソコン上DAWでの収録は、実はiPadでも可能だ。ただし、らじお収録はファイルサイズが30GB以上になるので、空き容量に余裕があるiPadでないと危うい。

iPad ProとF8nをつないでテスト中

ひとまず、現場でぶっつけ本番というわけにはいかないので、まずはテストを繰り返して、安定性がどのくらいあるのか検証しているんだ。もし、安定動作してくれるのであれば、F8nより小さなH6というレコーダーでも性能的には十分だ。H6で済むなら荷物が減るのでありがたい。
ただし、H6はオーディオインターフェースモードではSDに録音することができないので、もし何か不具合が出たら、大切なデータが全部吹っ飛んでしまうわけだから、プロの仕事としてはちょっと危うい。

激安なのにプロ仕様のヘッドホンを発見1200円弱

出先でも収録できる、簡易ラジオ収録機材を検討しています。
そこで発見したのが、

パナソニック スタジオモニター用ヘッドホン RP−HT24−H (グレー)

ヨドバシカメラで1200円、もっと安い店ではウェブ上で1200円弱で売っています。
ラジオ出演したように、簡易で聞ければいい位のつもりで買ったのですが、なんとなんと、20,000円近いプロ用のスタジオモニターと同じ位の音質です。イヤーパッドがちょっと小さめですが、音質は非常に良く、これでたいていの仕事ができてしまうと思います。
非常にお買い得だと思いますよ。

ドグラマグラのオーディオブックが21時間もあるので、、、

ふっくんとのラジオ番組(出演・制作)で、改めて音コンテンツ好きを自覚している桜風涼さんです。
本が読めない発達障害なので、音を聞いて何でも理解し覚えてきたのです。
音コンテンツの制作は、今から25年くらい前に、So-net創立時に契約ディレクターで作った、岸田今日子さんとやなせたかしさんのWEB絵本。岸田さんにいろいろ教えてもらって(叱られて)、声のコンテンツの何たるかが身に染みたのが懐かしいのでございます。

オーディオブックが大好きなんです

本がほとんど読めないので、オーディオブックとラジオ番組が桜風涼さんの大きな情報源なんですが、書籍版のドグラマグラに挫折した経験があって、お、オーディオブックにドグラマグラがあるじゃん、ということで購入。なんと21時間という恐ろしい長さのコンテンツですな。
普通の長編は10時間くらいなので、倍ですね。
聴き始めたのですが、ああ、集中できない。
通常、オーディオブックは、車の長旅で聴くのが定番です。でも、このところ、車中泊するような長旅に出ていないので、家で聞くのですが、21時間も、なかなか、時間が取れないよ。

弊社でも作ってみようかなぁ

オーディオブックコンテンツを作ろうという気持ちはあるんですけどねぇ、ドグラマグラの完成尺で21時間ということは、制作時間はその10倍くらいかなぁ、収録に40時間、編集に160時間、きょええええ、普通の制作方法じゃ倒産しちゃうなぁ。収録しながら編集という一発録り的な作り方なら、40時間くらいでなんとかなるかなぁ。問題は校閲というか、確認作業かなぁ。
そうか、収録後に音声入力の文字変換にかけて、元の文章と比較するか? でもなぁ、同音異義語が多い日本語じゃ、むしろ手間がかかるような気がする。21人に1時間ずつ検証してもらうと、時給2000円で4万2千円で校正できるか、それもいいなぁ。これは現実的。
21時間の読みが42時間かかるとして、1日6時間作業で7日間、ナレーターと録音技師兼ディレクターの2人で作ると、ああ、なるほど、そのくらいの予算か。

そりゃ、一コンテンツの定価が数千円になるのは仕方ないよなぁ。

ラジオ番組収録のシステムを見直すぞ

福島エフエムのレギュラー番組「ふっくん布川の『光リアル道』」の収録のシステムを大幅に見直すことにしたんだ。

これまでは、ZOOMのF8nで録って、それをMacで編集していた。
映画撮影用に最適化しているマルチトラックレコーダーF8nは、様々なバックアップ機能があって、収録の失敗が最小限にすることができる一方で、直感的な操作が難しいのと、ラジオや音楽演奏を収録する時に必要な機能がほとんど搭載されていない。

ZOOM H6をオーディオインターフェースに

ZOOM社から、非常にコンパクトな4+2チャンネルのレコーダーが発売されている。H8nを使う前には、H6で映画の録音をしていた。

このH6はもともと音楽用に作られていて、音楽用のフィルターも入っている。操作は非常にシンプルで、録音技師でなくても使えるのが特徴だ。
ラジオ収録では、最大で6本のマイクを使うので、最低でも6チャンネルの入力が必要となるが、H6は4チャンネル+オプションで2チャンネルの合計6チャンネルの入力を備えている。
このH6をパソコンにつなぐと、パソコンに6チャンネルの音を送る(オーディオインターフェースにする)ことができて、音楽編集アプリで同時録音も可能だ。ただ、残念なことにパソコンのオーディオインターフェースにするとH6自体のSDカード収録はできない。

収録時の声量変化に応じるには?

ラジオ収録では、出演者が自由に喋るので、マイクワークが非常に困難になる。マイクワークというのは、しゃべり手の声量に応じてマイクの距離を調整する事だが、基本的には固定マイクなので、映画の録音のように録音技師がマイクを近づけたり話したりする事ができない。

声量はミキサー(H6やF8n)のボリュームで随時調整することになるのだが、これが非常に難しい。6人も同時に喋る場合には、調整が追いつかないこともしばしば。そこで、収録後の編集時に調整し直すことになるのだが、これが非常に時間のかかる作業となる。

実際にはコンプレッサというフィルターを使って自動調整するのだが、手間であることは事実だ。そういった後処理を極力減らすのが編集時間を節約する事になると同時に、音質を下げないためのポイントにもなる。

H6の入力コンプレッサが優秀

そこで、収録時にコンプレッサをかけてしまうのが、録音スタジオの当たり前なのだが、F8nにはコンプレッサが入っていないので、今回からH6を使ってコンプレッサを収録時にかけておくというのが、今回のシステムの見直しの目的だ。

H6には簡易のコンプレッサが入っていて、「普通」「ボーカル」「ドラム」の3種類のプリセットが用意されている。コンプレッサというのは、小さな音はボリュームを上げ、大きい音は上げるというのを自動的に行うものだ。その係具合が3種類よういされているのだ。

実験的に使ってみたところ「普通」にして収録すると、おそらくラジオでちょうど良い感じになると思われる。

明日が収録日で、ふっくんこと布川さんの番組を録音する。楽しみである。