「ポメラ」カテゴリーアーカイブ

思考と執筆の関係性

ポメラで集中すると人間ののうりょくは何処まで高まるでしょうか?
そう、ポメラで我々の能力は最高に高まる、はずなのです、と信じて疑わない桜風さんです。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

かつて、僕が売れっ子ライターだった時代ですが、当時、一ヶ月の雑誌連載が14本持っていたことがあります。そのくらい連載があると頭の中で考えるよりも速く文字を打つ(書く)ようになります。つまり頭の中で音声化せずに、目と指で思考しています。

って、何度も書いている気がしますね。いやぁあの頃が懐かしいなぁ。

頭の中でしゃべらずに文字を書くと神が降りてくる

月に14本の連載では、計算上は2日に1回の締め切りが来ますが、実際には同じ日に数本の締め切りがあります。書くだけでなく取材や検証などがあり、書いてない時間の方が長くなります。 一本の記事の文字数は数千から1万字くらいです。大きな特集が臨時で入ると、それだけで数万時ということもあります。

なんてどうでもいいのですが、つまりは、短時間にミスなく大量に文字を書かなければならないということです。
逆の言い方をすれば、30分以内に3000字を書かなければならないという窮地に立たされるという体験を何年か過ごすと、キーボードに神が宿るんですよ、皆さん!

ポメラに神は宿るのか?

本日のテーマは、どれだけキーを叩けばポメラに神が宿るのかということです。
連載地獄だった当時、僕は確かThinkPad230を使っていたと思います。ThinkPadは素晴らしいキーボードを搭載したノートPCでしたよね。 さて、ポメラのキーで同じ事ができるのでしょうか?

うん、できます! はい、できます!! ええ、できますとも!!!

そのためには、たくさんの文字を書かねばならないのです。
何を書くかはどうでも良いのです。とにかく書くのです。
僕は、それを名付けて「書く瞑想」「打つ瞑想」とします。

書く瞑想を実践しよう

皆さんもぜひ、書く瞑想を試みてください。
そして、(ちょっと前にも書きましたが)確定キーをハードヒットします。
それで人生が開けるのです!
それがポメラ教です。

さて、どのくらい書けばいいのでしょうか?
このブログのこの記事、ここまでで約1000文字です。
1000文字書いて5分。
良い調子です。
このくらい書きましょう。
ちなみに、400字詰め原稿用紙を朗読すると1分です。文字数は300文字くらいです。
ですから、1000文字というのは、朗読すると3~4分くらいになります。
おお、まだまだですね。
もっと速く書かないと瞑想状態委はなりません。
修行が足りません。

つまり、1000文字3分を切れるまで修行が必要だということです。
みなさんも頑張ってポメラ教の修行をいたしましょう!
え? 興味ない、ああ、そうですよね。うふふ。

ランキング参加中です。クリックしていただけると、ハッピーさん!
にほんブログ村 本ブログ 電子書籍・電子雑誌へ

ポメラと集中力の関係

本日もポメラで執筆中です。
ブログを書くなら、どちらかというとiPadなどで書く方が便利ですよね。資料の閲覧ができるし、リンク先のURLも簡単に取得することができます。 でも、書ける内容はどちらかというと平板になってしまうというか、無難な内容になるなぁ。

ポメラで集中するということは?

ポメラで書くと雑念が入らないのが特徴ですよね。
文字との対話に集中することができます。
さて、これは良いことなのでしょうか? それともパソコンやタブレットで書く方が付帯情報が満載になるわけですから、使える記事になるんじゃないでしょうか?

むかしから、集中することが成功の道だと言われます。古くは紀元前の書物にさえ、このことが書かれています。つまり、情報を集めること、まとめること、書くことは別の行為であり、それぞれに集中することが大切なんだろうと思います。

成功している作家さんにインタビューすると、集中して一気に書き上げた作品がヒット作だと口をそろえます。

ということで、ポメラで一気に書くこということが重要なのだろう思うのです。
そのためにはポメラのキーボードに慣れ叩き続けることが必要です。
打ち損じは万死に値する、その気合いが必要です。

だから、ポメラキー入力選手権でもやりたいなぁ。
でも、浮気性な僕は、iPadのキーやMacbookのキーも叩いちゃう。
ああ、それじゃ駄目なんだ。困った困った。

うん、もっと気合いを入れてポメラを叩くぞ!

ランキング参加中です。クリックしていただけると、ハッピーさん!
にほんブログ村 本ブログ 電子書籍・電子雑誌へ

ポメラで執筆のキモと落とし穴

皆さん、ポメラ愛に目覚めてますか!
ポメラで書いてますか!

さて本日は、ポメラ執筆の善し悪しを挙げておきますね。
万人向けじゃないことは事実ですからね。
でも、逆に言えばポメラでないとできないことを明確にしておくと、いいんじゃないかしらん。

資料からコピペができない

ポメラはスタンドアローンな執筆マシンなので、ネットで情報を検索してコピペすることができませんな。やるとしたら、ポメラSyncでもってこないと駄目ね。諦めましょう。

執筆に集中できる

ポメラは、これですよね。最近は情報過多なので、純粋に執筆に集中するには、このポメラがいい。言わずもがな。
ただし、ポイントとしては、執筆に必要な資料をどうするのかというこですね。ポメラの横にスマホやパソコンなどを置いて、それを見ながら書くのもいいのですが、そうなると、パソコンで書けばいいじゃんという本末転倒なことになっちゃいませんか? 僕の場合は、手書きメモとポメラが最高の組み合わせです。
手書きメモには魂がこもるんですよね。それをまとめるのにも、ポメラが良い。

キーボードが気持ちいい

ポメラのキーボードをハードヒットしています。
おりゃ! バシン! って感じです。
丁度、将棋指し盤面に駒をたたきつけるみたいに、最後の確定キーを打つのが気持ちいい。読点を押して確定バシーン!

最小単位はDM200+iPhone+メモ帳

執筆の最小単位は、DM200+iPhone+メモ帳です。あとは財布が会えばいいですね。これだけで旅に出ればいいなぁ。でも、ブログ(Wordpress)の設定が安定しないので、パソコンを持って歩きたいのも実情です。ブログが安定したら、執筆の最小単位で旅に出られるなぁ。はやく安定させたいなぁ。

ショートカットキーが本当に効率が良い

パソコン通信の時代というか、DOSの時代をご存じならキーボードショートカットが便利で速いことがおわかりかと思います。スマホ時代の人は、ちょっと分からないだろうなぁ。全ての操作をキーボードで行うわけですが、その時にキーの組み合わせで様々なことをやるのがショートカットです。Ctrl+Cでコピーとか、Ctrl+Zでやり直しというのは若い人でも知っていると思いますけど、もっと多くの機能がショートカットキーで実現できますよね。これは、このブログでも何度も出てきているので、そちらをご覧あれ。

写真が扱えない

そう、ポメラの最大の欠点は写真を文書に入れ込めないことですね。インスタ映えなんて、ポメラには無関係な世界です。ブログ投稿でも写真をどう入れるかが重要だし、実用書でも写真や図版の入れ込みは欠かせません。でも、ポメラではできない。だから、後処理になっちゃう。 でも、プロの執筆現場ではそれはあたり前です。文字は文字、図版は図版で別に入稿します。ちなみに、プロの入稿原稿はこんな感じ

#タイトル
ポメラは楽しい

##リード
ポメラの楽しさは、ショートカットキーの使いこなしにあります。
ご存じでしたか?

###本文
あかさたなはまやらわ!

こんな感じです。
#マークでタイトルや見出しを表現します。実際の文字修飾はデザイナーさんがやります。ですから、プロの現場ではポメラで十分に仕事ができます。逆に素人の現場では、ポメラだけで完成しないということですね。

辞書登録がキモ

ポメラの使いこなしには、辞書をどれだけ鍛えるか、ということが重要になります。DOS時代には自分で鍛えた辞書の重要性がかなり認識されていたのですが、最近は辞書は自動的に鍛えられちゃうというか、予測変換が盛んです。でも、本当の辞書の鍛え方は、どんな漢字に変換してくれるかじゃなくて、辞書に様々な単文を覚えさせて使うということです。たとえばHTMLタグを辞書登録しておくような使い方です。 このブログでも見出しタグなどは辞書登録されています。

こんな風にポメラを愛しましょう

みなさんには、みなさんのポメラの使い方があると思います。
でも、一番のポイントは、執筆に如何に集中するということにあります。古代インド哲学の教典でも、集中こそが神の領域に達する一番の方法だと書かれています。スポーツでいえば「ゾーン」、執筆でも「ゾーン」に入って書くことが重要だと信じています。

ランキング参加中です。クリックしていただけると、ハッピーさん!
にほんブログ村 本ブログ 電子書籍・電子雑誌へ

キャンピングカーで執筆中

軽キャンピングカーを持っています。
140万円でした。

流しと棚とサブバッテリー(家電用バッテリー)と照明が付いています。
後付けで電子レンジを搭載。
キャンプ用のガスコンロも載っていますよ。

背が高いカプセルホテル

軽キャンピングカーは、高さ116cm(マットレスでかさ上げ後に110cm)、最大横幅が135cm、一番狭い所で80cm、縦幅は180cm+α(座席を倒すと助手席側が70cm増えます)。

イメージとしては背が高いカプセルホテルかなぁ。大きなカプセルだと同じくらいかもしれません。その中で電子レンジとガスコンロが使え、洗い物もできます。
取り外し可能なテーブルもあって、パソコン仕事も大丈夫です。

電気は基本的には自動車の12vを使います。でも、12v-100vのインバーターも載っているので、普通の家電も使えます。

執筆には必要なものは全部載っている

今、千葉県市原市の海釣り公園の駐車場で、これを書いています。
実はポータブルトイレも載っているのですが、公園やサービスエリアのトイレが使える時には、そちらを使わさせて頂いてます。

最近はレトルト食品が非常に進化していて、これが美味しいんだ!
まず、ご飯ですが、有名なのは「サトーのごはん」。
でも、これは高価で1食240円くらい。
ホームセンターで買える安いレトルトご飯は1食50円くらい! しかも、美味しい!
レトルトのカレーや丼ぶりの具は、100円〜。ご当地ものの面白レトルト、例えば水戸の納豆カレーくらいになると1食500円くらい。

いずれにせよ、レンジでチンで美味しく食べられるのです。

大自然の中、いつもと違う景色の中で執筆するのが、こりゃ、楽しいのですね。

週刊ポストから原稿依頼だが

週刊ポストから取材が来て、そのまま僕がデータ原稿を書くことに。
週刊誌では取材者と最終原稿を書く人が別なのが当たり前ですな。
いつもは、コメントだけ載せてもらっているけど、今回は細かいので、僕がデータ原稿を書きます。アンカーはお任せ!

ポメラでささっと!

軽くあたりをつけておいた取材相手から、情報をもらって、あっという間に5000字くらい。かなりいい内容だと思うなぁ。もったいないなぁ、書籍にネタにした方がいいくらい。

とそこに編集部付きの記者から電話。
「企画のコンテに修正が入りまして」
ええ、つまり、企画方針が変わっちゃったらしい。
コンテ(企画書)見ると、萎んでるなぁ。というか、もともと、総論的な話が、ごく狭い各論に入り込んだ感じですな。

こちらは、頭で考えたものじゃなくて、生の声なので、まぁ、料理の仕方でなんとかなるだろうけど、元々の企画で情報を集めているから、ちょっとピンボケだなぁ。

生のネタを提供したんだから、企画をこっちに寄せてほしいぞ

こっちの情報は、実際にあることで、編集部の企画は「こうだったらいいなぁ」という感じなので、さて、どちらの方向性で誌面が出来上がるんだろうなぁ?

追加取材の依頼はまだ来ないので、ボツか、こっちの世界で作るか、修正後の企画に僕のネタを落とし込むか、さて、どうなのかな?

なんの特集かは、情報解禁になったらお知らせします。

ポメラの二画面ビュー

ポメラには2つの2画面ビューがあります。
ご存知ですかねぇ。

ポメラの比較と分割の違い

ポメラには「比較(2つのファイルを二画面表示)」と「分割(1つのファイルを二画面表示)」があります。

ポメラの比較は執筆用

もう、使い方はお分かりですよね。別の文書をそれぞれ表示して、参照りながら執筆するのが「比較」です。もちろん、それぞれのファイルを書き換えることもできます。下書きを見ながら、もしくは台割(目次立て)を見ながら、本文を書くというのに適しています。

ポメラの分割は校正用もしくは長文執筆用?

一方の「分割」は、1つのファイルを二画面表示する機能です。これは、1つの文書(ファイル)の編集前・編集後を比較できるので校正に適しています。どこまで直したか分からなくなりがちなのが校正作業ですよね。でも、実際には校正前と後で別名保存した方が便利なので、公正でも前述の「比較」を使った方がいいですね。

むしろ、分割は長文執筆の時に、前の方の文書を見ながら後ろを書くというのが本当の使い方だと思います。

広告のクリックが僕の原稿料。よろしくお願いします。
にほんブログ村 本ブログ 電子書籍・電子雑誌へにほんブログ村 小説ブログ 小説家志望へ

アイデアを形にする技術研究

アイデアは面白いのに書くと面白くない、という話をしてきました。
そこで、アイデアをどのように形にするのか、その部分を考えています。

落書き帳で一気に解決

ノートやメモの取り方の工夫でいろいろなことが起きますね。
そこで、自分のネタ帳やアイデアノートを分析し、見直してみました。

僕の主な仕事はアイデアを提供するものです。特にテレビCM・ラジオCMが多いので、本当にたくさんのアイデアを出して、クライアントと打ち合わせをします。

その時に採用になるアイデアと、その元になっているノートの相関関係を見つけてみました。
ありましたよ、素晴らしいアイデアが生まれる法則が。

ということで、このブログでも徐々にお話ししたいと思います。

広告クリックが僕の原稿料。
もしよろしければ!
にほんブログ村 本ブログ 電子書籍・電子雑誌へにほんブログ村 小説ブログ 小説家志望へ

落書帳の研究

このところ、紙のメモ帳とポメラの組み合わせで執筆活動をしています。
まだまだ効率が上がるんじゃないかと、やり方を再点検しています。

落書が素晴らしい

子供は落書きが大好きです。あれが子供の想像力や様々な表現能力、理解力を高めていると考えられています。

そこで、ぼくも落書きを楽しんじゃおうということで、落書きの研究を始めました。
メモ帳の使い方の工夫からスタートします。

おお、落書には清書が必須だ

落書きをして気づくのが、ほんの30分前に「これは面白ぇ」と思って書いたものが、あとで全然解読できません。あはは、ダメだこりゃ。もっときれいに書かないとダメなのですが、ところが綺麗に書いちゃうとアイデアが阻害されちゃう。

ということで、落書きは書いた直後に清書が必要だとわかりました。
そこで、落書帳の使い方の工夫をします。

左ページにだけ落書きだ

メモ帳の使い方は、左ページにだけ落書きを書きます。
右ページは使わずに空けておきます。
そう、わかりますよね。後で右ページに清書やまとめを書き込みます。

潜在意識との対話が始まる

これをやり始めると、けっこう楽しいです。
落書きは、別人に感じます。でも、自分ですよね。
落書きを一生懸命に判別していると、何か天才と対話してみるみたいで面白いです。

ぜひぜひ、お試しあれ。

クリックよろしくお願いします。
広告のクリックも、このブログの原稿料です。
にほんブログ村 本ブログ 電子書籍・電子雑誌へにほんブログ村 小説ブログ 小説家志望へ

温泉施設で軽く執筆だよ

温泉施設が近所にありまして、湯楽の里ですね。
けっこうのんびりできるので、ここで軽く執筆することがあります。

耐水メモと加圧ペンで執筆

実はお風呂の中でも書いています。
本当は防水のiPhone X で書きたいのですが、電子デバイスは持ち込み禁止です。
そこで、僕は耐水メモと水の中でも書ける加圧ペンを使って、アイデアをメモしています。サウナの中でも書けますよ。

コクヨの測量野帳の耐水メモ


耐水メモは何種類も出ています。お好きなサイズを選べばいいと思います。ぼくはコクヨの測量野帳の耐水メモを使っています。250円くらいだったかな。 理由は、メモ紙を綴じる部分がのり付けというか圧着だからです。他のメモ帳は針金のグルグルで綴じられているので、サウナで金属部分が熱くなっちゃうのです。

ペンはAir Press


ペンはAir Pressを使っています。500円くらい。これは、ノック式のボールペンで、ノックする時にインクに加圧します。だから、逆さまでも書けるし、インクが出にくい水中でも大丈夫。ベッドで寝ながらメモする時もこのペンです。

ランキング参加中です。クリックしていただけると、ハッピーさん!
にほんブログ村 本ブログ 電子書籍・電子雑誌へ

アイデアは面白いのに

アイデアは面白かったのに、書いてみると面白くないということがよくありますよね。

文章が上手くなればいいのか?

若い時には、それは書く技術が乏しいからだと思って、文章の練習をたくさんしました。幸いにも若い時から雑誌の仕事があったので、かなり鍛えられました。

でも、あまり関係ありませんね。
文章が上手くなると、面白くないことでも面白く書けます。
雑誌に取り上げるネタなんてものは、面白くないのです。それが面白く思えるのは書き手や編集者の腕です。

アイデアが面白いというのは思い込み?

次に思うのが、もともとアイデア自体が面白くなかったんじゃないか、ということです。つまり、自分で面白いと思い込んでいるだけで、本当は大したアイデアじゃないだろうということです。

確かに、それはそうかもしれません。
長い間、僕は頭の中にあるアイデアというのは、自分が思うほど面白いものじゃない、と考えてきました。若手の脚本家などにも、そう教えてきました。

でもなぁ、やっぱり、ふいに思いついたアイデアって、実は本当に面白いですよねぇ。

言葉の限界を知ろう

最近、インド哲学に凝っているというか、サンスクリット語も学んでみると、実は頭の中にあるアイデアこそが最高で、それを言葉にすると面白くないということなんだと気付きました。

いえいえ、文章力が足りないという話じゃないのです。
たとえば目に映る景色を言葉にしよとしても、結局は無理がありますよね。大自然を見る時、目には何百何千何億もの物が目に映っています。でも、それを言葉にすると「素晴らしい」「美しい」「これまで見たこともない」なんてことになっちゃう。そうかと言って「右上の雲は白から灰色に変化しつつ北から南へ時速15キロで流れており、その下には杉が80%の森林があり」なんて書き続けても、決してその景色を見た瞬間の思いは伝えられません。 これは言葉の持つ限界ですね。

アイデアは面白いを信じよう

ということは、自分の中にあるアイデアも大自然の景色も同じじゃないでしょうか。
本当はすごく面白いのに、それを言葉にするのが難しい、そういうことです。

では、どうしたらいいのか。
景色を表現する場合、上記のように「右上は~」なんて描写しても駄目ですね。じゃあ、どうするのか。読者の頭の中にある典型的な「美しい景色」を思い出させるしかないですよね。 つまり、自分の中にある「美しい景色」は見せられないかわりに、相手の頭の中にある「美しい景色」を思い出させる。
ここがポイントです。

無我夢中の執筆感覚

たとえば、
「日本なのに、カリフォルニアの海辺のような空が富士山を覆う」
と書けば、まぁ、相当な青空をイメージできますよね。

でも、これも、まぁ、文章力という技術でしかありません。
気に入った作家の文章を写本でもすれば、身につくと思うのです。

でも、それでも自分のアイデアを言葉にするには、きっと足りないものがあると思うのです。

実は、それは無意識に出た言葉、だと分かってきました。
頭を使って書く、つまり、他の作家の言い回しや資料をベースに書くと、それは先ほどの言葉の限界にぶつかってしまいます。
ところが、小さな子供が何気なく言った言葉なんていうのは、胸に刺さって抜けないくらいですよね。

つまり、何気なく出る言葉を捕らえることが重要なんだと思うのです。
じゃあ、どうやったら何気なく言葉が出るのか。
過去の自分を見てみると、無我夢中で書いた原稿には、そういった何気ない言葉が入っていました。

つまり、無我夢中になるほど、執筆に集中できないと駄目なのです。

ポメラが壊れるほどキー叩け

じゃあ、具体的にどうすれば良いのか。
僕が最も原稿をたくさん書いていた時期は、1ヶ月の連載が14本あって、一ヶ月に書く文字数は40万字くらいでした。取材もありますから、書いている日数は15日くらいかなぁ。ということは1日に2~3万字は書いていますね。
そのくらい書いていると、頭で考えるよりも速く文字を書きます。文字を書くというか、キーを叩くわけです。しかも、ローマ字入力ですから、打鍵は文字数の2倍以上ですよね。 当時はThinkPad230だったかなぁ。IBMのノートパソコンはキーボードが良かったので、愛用していました。そのくらい書くとキートップはつるつるです。 今、僕のポメラDM200も、そうな風になりそうな予感。文章を売ってはEnterキーで確定。確定はハードヒット。気持ちいい!

キートップが禿げるほど叩くと、きっと無意識の言葉、つまり本当のアイデアが文字になるのではないかと思います。

ランキング参加中です。クリックしていただけると、ハッピーさん!
にほんブログ村 本ブログ 電子書籍・電子雑誌へ