iPad Pro 12.9″ & スマートキーボード不具合の改善はコレ

昨年来、スマートキーボードの認識不具合が多発しているんだ。原因は、おそらく、iPad側の接点がすり減っているためだと判断しているんだ。

iPad Pro スマートキーボードの症状はコレ

1:なにもしていないのに、充電開始音が何度も鳴る
2:頻繁にキーボードが認識しない
3:接点復活剤で一時的には改善されるも、長続きしない
4:キーボード側接点の変形も考えたが、ほとんど関係なかった

接点部分のすり減りは、キーボード側のピンか、iPad側の接点との2箇所が考えられる。顕微鏡で見たわけではないが、目視では本体側の接点が減っているように見える。

金箔を使ってみた

結局、本体側の設定が削れて溝になって接点不良になっていると考えられる。そこで、その溝を埋めるためにどうするかを検討。金属メッキを施すのが一番いいのだけれど、接点が非常に小さく、近寄っているので作業が難しい。化学薬品によるメッキがベターで電気メッキは現実的じゃない。
と言いつつ、化学メッキの場合には周囲の樹脂にどんな影響が出るのか不安。

ということで、純金箔を貼り付けて溝を埋めてみたんだ。109mm角で511円とリーズナブルで、これを全部使い切るは大変だぜ。
そして、結果的には非常に良好。

キーボード側のピンに金箔を貼れ

実際の作業は、まず、本体側の接点に金箔を貼ってみた。
これが結構やっかいで、接点間の距離が狭いので、ショートしてしまう。本体の電源を切って作業するのだけれど、それよりも、接点と本体カバーの隙間が1mmないので、接点とカバーが通電する可能性が非常に高い。針先を使って余分な金箔を注意深く剥がす必要があって、けっこうな手間ですな。

そこで、発想を変えてキーボード側のピンに金箔を貼ることにした。これは作業が簡単。指の先に金箔を付けて(数mm角)、これをピンに押し付けるだけ。多少はみ出しても影響は今のところ出ていない。
おそらく、これでピンが金箔を本体側の接点に転写することになって、削れて凹んでいる部分を埋めてくれるはず。
何度か、これを繰り返して金箔の層を厚くしてゆけば、症状が改善されるんだろうと判断しているぞ。

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