酒を飲む酒・3 執筆中!

今回は薄荷とモヒートがキーになっています。

 

『青臭い爽快味が口の中にあふれた。軽い炭酸の苦み、若いライムの酸味、それらが酒の甘さを引き出す。いや、砂糖が入れてあるのかもしれない。本当の酒好きには甘すぎるかもしれない。だが、俺には丁度いい甘味だ。透明なグラスに緑の葉がクルクルと揺れるのを見ながら、さらにもう一口、もう一口と、酒がすすむ。

目を閉じる、鳳尾蕉はどこに行ったのだろうか?

ミントの味がうつろになるのが嫌で、マドラーの先でミントの葉をいじめる。またすぅっとした好きな味が舌の上に蘇る。ただ、蘇るほどに青臭さが増して、嘗て中学生の頃、まだ学校の周りには田んぼが多く、稲刈りあぜ道には、薄荷の紫の花がひっそりと咲いていた。博学な友人Kが、これはハッカだ、と言い、一葉採って口に入れる。うまい、とつぶやく。俺も真似て口へと運ぶ、うまい。そして薄荷を摘んだ指先もまた、いい香りになっていた。』

幼なじみが登場し、いつになく動揺しているN。この幼なじみが面白い女なんだ!
さらに、もう一人は、自分の感情に正直な女、この2人がNを巡って…。

本日は原稿用紙にして20枚ほど書き進んでいます。
この作品は、だいたい原稿用紙で100枚程度。中編です。
今週は忙しいんだけど、筆の神様が降りてきています!

桜風涼 について

はるかぜ すずし 1965年生、慶應義塾大学法学部卒。 作家・脚本家 日本児童文芸家協会会員 シナリオセンター修了 大学時代の専攻は、犯罪学・被害者学・刑事政策・法医学など。 特に法医学は、筆者が学んだ年のみ、慶應の医学部で授業が行われ、よりリアルな研究を行った。 特に法医学では、期末試験のために、教えた教授が筆者にノートを借りたほどの熱心さ。 その1年間の授業をまとめたノートは五冊にも及ぶ。 当時の写真資料は、すべて手書きの図版に書き起こされているほど、法医学への熱はすごい。 1996年、ソネット・クリエーターズ・ガレージ最優秀賞 2003年、劇場映画【ベースボールキッズ】で文部科学省選定作品 2005年、同上、小説「ベースボールキッズ】出版 その他、著書多数。 2000年より映像作品が多く、テレビ番組、CM、映画などで活躍。 1995-2000年:コンピューター雑誌のライターとして、多い時期で月に14連載をもつ人気。 技術書の執筆は15冊。 2000~は映像が主流に。 映画監督、テレビディレクター、CMプランナーとしても有名。 2009年前後は、年間200本ちかいCMを制作していた。 また、旅番組では電波少年で有名になった「なすび」と共に、数多くの名所を探訪。 温泉にも造詣が深い。 雑誌やテレビ制作を数多く手がける一方で、小説は地道に書き続けている。 著者インタビューを受けました。 「きんどるどうでしょう」 http://kindou.info/7229.html
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