北朝鮮の非核化について

北朝鮮の非核化について

テレビなどでは、北朝鮮の要求が大きく通って、アメリカは譲歩したのではないかと言われているが、どうなのか考察する。

まず、事実だけを並べる。

  1. 北朝鮮が核武装している。
  2. 多くの国が、これを望まない。
  3. しかし、核武装をすでに行なっている国があり、しかも、いつでも発射可能な状態だ。
  4. なぜ、北朝鮮が核武装をしてはいけないのか、合理的な根拠はない。
  5. インドやイランなど、戦後に核武装した国があるが、北朝鮮のような制裁が続いている訳ではないのはなぜか。
  6. 大国は核を持つ資格があり、小国は持ってはいけない、という理屈がある。
  7. 独裁国家は核を持つと暴走する危険性がある、という理屈がある。
  8. 北朝鮮は独裁国家だ。
  9. この数十年、他国への武力侵攻が生じたのは、中東、アフリカ。古くはフォークランド紛争。ISISという団体もある。
  10. 独立のための紛争もある。クリミア半島、チェコ、アイルランドなど。
  11. 朝鮮半島の戦争は、誰のための何の戦争なのか? 日本人で理解をしようとしている人がいるのだろうか?
  12. 冷戦以降、世界中で米軍の駐屯が廃止されているが、その地域で紛争が起きた事実はないし、駐屯前後で地域との情勢変化もない。

さて、事実を比べてみると明確なのは、他国へ侵攻や独立のための紛争は、中東とアフリカとヨーロッパに集中しているということだ。
フォークランド紛争だけが地理的に外れているのだが、当事国はイギリスであり、ヨーロッパが関与している。
アフリカの紛争も、イギリスとフランスの統治という侵略の結果とみるべきだろう。中東も同じだ。

こうみると、危険なのはヨーロッパ人だとしか言いようがない。
独裁国家が危険だ、というのは、よくわからない理屈だ。石油産油国の多くが独裁国家だ。しかし、問題にされない。
単純な事実の組み合わせで言えば、「ヨーロッパ人が関与すると戦争になる」ということだ。

また、近年で自国から離れた場所で戦争を仕掛けた国は、アメリカとイギリスだけ。ロシアを含めるべきかも知れないが、元々の統治地域近隣での紛争だ。
その他に国境問題というのがある。しかし、これは最近生じたものではなく、1000年前から紛争が続いている。例えば中国のウイグル自治区(イスラムと東洋の接点)だ。

そういった事を北朝鮮に当てはめると

1:核武装を禁止する合理的根拠はない。

2:しかし、今回、核廃棄するというのは、北朝鮮が譲歩したことに他ならない。

3:アメリカが駐屯を止めても、上記の事実からは、アジアで紛争が起こる具体的な懸念材料は乏しい(ヨーロッパ人が関与しないから)。中国が覇権を広げると懸念する人がいるが、歴史的にはアジアで他国侵略をしたのは(ヨーロッパ人と関係していた、もしくはイギリスの属国だった)日本だけで、中国が侵略戦争をした事実がない。懸念があるなら、対話することから始めればいい。

さて、ヨーロッパ人の侵攻によって紛争が起きているのは歴史的な事実で、そういった歴史観で世界情勢を見ると、ロシア、中国、北朝鮮の3つのエリアが、そのヨーロッパ人の横暴に反抗しているように見える。アフリカと中東は、ヨーロッパ人の横暴で破壊された地域と見ることができよう。

日本と韓国はアメリカ化した国である。そういう目線で見れば、日本と韓国はアメリカのように戦争を仕掛けてくる国に見えてくる。

そういう歴史認識を持って北朝鮮の目線を考えれば、核武装しなければヨーロッパ人の戦争に加担する国にされてしまうと思うだろう。事実、日本はアメリカの戦争の戦費捻出の奴隷みたいなものだ。北朝鮮は、そんな日本と同じになりたくないに違いない。

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