インド哲学をベースにした童話を書いています

ウパニシャッドには童話が登場します。火の神、風の神、雷の神の話です。
これがよく出来ている。

そこで、僕もちょっと童話を書いています。

それは古い時代、まだ大きな国はなく、神様も人間も動物達も共に話が出来た時代です。
ある国のお姫様が、隣の国へお嫁に行く途中、船が難破してしまいます。
食べる物がなくなり、泣いていますが、誰も助けてくれません。
あまりにお姫様が悲しく泣くので、海の魚達が相談します。誰がお姫様のご飯になるのか。
しかし、誰もお姫様の食べ物にはなりません。だって、食べ物になったら死んでしまうからです。

それを見ていた天の神様は嘆きます。海の生き物は、姫を助ける勇気がないと。
しかし、海の神様は言います。なぜ、人間を助けるために海の生き物が死ななければならないのかと。
天の神様と海の神様の喧嘩が始まり、大嵐になってしまいます。

なんていう話です。
さて、人間は天の神様の所属なのか、魚などの生物と同じなのか。

そこに死の神様がやってきます。
「なぜ、みな、死を嫌う。わたしの世界には、人間も魚もない。喧嘩もない。みな平等で安らかなのだ」

童話は無限の命

僕の元々のデビューは童話です。最初の受賞は24歳かなぁ。
日本児童文芸家協会会員になったのが25歳だから、もう27年にもなりますね。

なぜ童話か。それは時代や民族を超える力があるからです。そんなものを若い時には書きたかったんですね。
でも、お金に追われてかな、忘れていました。
なので、もう一度原点に戻って、書きましょう。

宇宙

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